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オペラ:チャイコフスキー《マゼッパ》、エルル・チロル・フェスティヴァル Tiroler Festspiele Erl, 21.07.24
7月21日、またまたエルル(オーストリア)でのチロル・フェスティヴァルに出かけ、チャイコフスキー《マゼッパ》を観ました。
人口1600人の村エルルには2つ劇場があります。
今度は7月初旬の《ニーベルングの指環》チクルスの劇場の隣に立つフェストシュピールハウスです。ここは2012年12月26日に開場しました。
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隣接するパシオンスシュピールハウスを劇場の中から見たところ。
ここでは村人によるキリスト受難劇が6年に1度開催されます。
住民による受難劇は、10年に1度開催されるオーバーアマンガウが有名ですが、エルルの受難劇はオーバーアマンガウより古く、2013年は400年記念、次回は来年です。
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劇場の雰囲気にあわせたのでしょうか、磔刑像も細くスマートです。
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女性用トイレの鏡にはベートーヴェン《第九》の楽譜が。
「手洗い30秒の音楽的エスコート」と。
コロナ時によく言われましたね・・・。
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プログラム。
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私の興味は演出家の仕事にありました。
フランクフルト・オペラの《タンホイザー》新制作での仕事が素晴らしかったからです。これについてはこのブログ、そして『音楽の友』誌でも書きました。→
《マゼッパ》は同じチャイコフスキーのオペラ作品《オネーギン》、《スペードの女王》と比較しても、圧倒的に上演機会が少なく、知名度にも欠けます。
ところが初日公演をプレスが大絶賛、2日目からの公演は売り切れだったそうです。
知名度に欠けるとはいえ、プーシキンの叙事詩《ポルタヴァ》を元にした《マゼッパ》については、オペラのみならず、リストが交響詩やピアノ曲を作曲しています。
劇場内部。客席数732。
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オーケストラ・ピットはかなり深い。
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カーテンコール。
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仕事が終わり、みんな引っ込むところ。お疲れ様でした。
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FOTO:(c)Kishi
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