見出し画像

コンサート:、フィリップ・ヨルダン指揮ミュンヘン・フィル(2月20日、ミュンヘン、イザールフィルハルモニー)

2月20日はミュンヘン・フィルのコンサートに出かけました(イザールフィルハルモニー)。

プログラム。

ドイツに戻ってから通っているコンサートはいずれもタフなプログラムです。
この日のプログラムはコンサート・ドラマトゥルギーも素晴らしいし、ヨルダンとイールが編んだ《薔薇の騎士》組曲にとても興味がありました。

まずシュトラウス。
ワルツで有名なウィーンのシュトラウスとリヒャルト・シュトラウスには血の繋がりはありません。

上記プログラムにあるヨーゼフはヨハン・シュトラウス(父)の次男です。
三男はエドゥアルトです。

最も有名なのは長男のヨハンで、今年、生誕200年。《こうもり》や《美しき青きドナウ》を作曲しました。

ヨーゼフはもともと音楽家になるつもりはなかったのですが、兄の代わりを務めたこともあり、音楽家として活躍します。
兄のヨハンは「ヨーゼフの方が才能がある。人気は私の方がある」と言ったことがあります。

このヨーゼフの作品から、R.シュトラウスが《薔薇の騎士》に拝借したことがわかります。

つまり2人に『血の繋がり』はありませんが、作品の『音楽的繋がり』は濃厚です。

この《薔薇の騎士》組曲、他の組曲よりもかなり長く、その分、かなり楽しめます。

ミュンヘン・フィルはもともとオペラのオーケストラではありません。
しかし、ヨルダンの指揮で素晴らしい演奏をしていました。
2月15日に観た・聴いた《ダナエの愛》の管弦楽演奏の口直し(耳直し)ができました。

コンサートマスターは青木尚佳。ソロも素晴らしく大きな拍手で讃えられました。

FOTO:(c)Kishi

【お知らせ】
ドルトムント・オペラの《リング》チクルス鑑賞の旅(JTBロイヤルロード)、私がご案内します。是非どうぞ! →

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
インスタグラム @chihomi_kishi_kcmc_music

カルチャー・コンサルティングについてのお尋ね、ご連絡は以下までどうぞ。

Kishi Culture & Media Consulting Companie UG
代表:来住 千保美(Chihomi Kishi)

info@kcmc-music.com


いいなと思ったら応援しよう!