オペラ:バイエルン州立オペラ、ドニゼッティ《ランメルモールのルチア》(11月13日、ミュンヘン・ナツィオナールテアター)
11月13日はバイエルン州立オペラでドニゼッティ《ランメルモールのルチア》再演を観ました。小雪のちらつく寒い夜になりました。
新制作初日は15年1月26日、指揮は当時の音楽総監督キリル・ペトレンコでした。
今回の
プログラム、配役表。
このベルカントの作品、ルチア役のアデーラ・ツァハリアを楽しみに出かけました。
彼女のことは7年ほど前から知っています。→
当時はモーツァルト《魔笛》パミーナなどを歌っていました。
なお、ベルリン・コーミッシェ・オーパーの来日公演《魔笛》(2018年)でパミーナ役を歌ったのは、このツァハリアとヴェラ=ロッテ・ベッカーでした。
ベッカーはベルリン・コーミッシェ・オーパーの後、ウィーン国立歌劇場に移りました。2022年には『オーパンヴェルト』年鑑で〈最優秀女声歌手〉に選ばれました。
二人とも2018年の来日公演時には日本では無名だったと思います。
しかし当時からその素晴らさは明らかで、その後の活躍ぶりをみるにつけ、嬉しくなります。
さて、ツァハリアのルチア役は以前聴いていたのですが、今回は大きな劇場です。
良い歌手は劇場の大きさに合わせて響かせ方も体得し、声も出るようになります。
その成長は明らかでした。
この夜は再演、しかも水曜日なのに満員で、観客は惜しみない拍手を贈っていました。
カーテンコール。
FOTO:(c)Kishi
以下は劇場提供の写真です。©Wilfried Hösl
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