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味噌作りの手仕事を通じて、食と人とのつながりを楽しむ会『味噌のわ』

2023年より、名古屋のコミュニティスペースにて、味噌作りをしています。その活動の場は、人と人のつながりを通して、新しい暮らしを考える『のわ』といいます。

人と人のつながりを通じて、新しい暮らしを考えた時に私のできること。それは”食”にまつわる手仕事から、コミュニティを広げていくことでした。

日本に古くからある食の知恵、発酵文化の礎でもある味噌作りは、昔はどの家庭でも行われていて、手前味噌を分け合うあたたかさにひかれました。
そこで2023年から、『のわ』にて、味噌作りの活動「味噌のわ」を始めました。

手仕事を通じて、初めましての方々とも会話がはずむ。味噌を作り、開く会が「味噌のわ」

味噌作り自体は簡単で、大豆を茹でて潰し、塩と麹を混ぜたものを甕に詰め、半年以上熟成させることで出来上がります。意外に力仕事で時間もかかる作業ですが、仲間とおしゃべりしながらしていると楽しい手仕事になります。はじめましての方々も、味噌作りを通して同じ村の住人のような仲間感が生まれ、味噌甕を開くために集まった際は、お久しぶりの積もる話が尽きません。同じ材料で一緒に作っても、各家庭で寝かせることで味も色も違う味噌に仕上がる不思議は、熟成期間のあれやこれやの話のきっかけになりました。
味噌を春に仕込み、冬に開く会は「味噌のわ」のメイン活動として毎年続けていく予定です。

同じ場所、同じ大豆と麹で作っても、熟成させる家庭が違うと味も色も違うところに個性が出ます

「味噌のわ」は、味噌作りだけではなく、味わうことで広がるつながりも大切にしたいと、2024年4月「みそのわ食堂」をオープンしました。『のわ』のスペース”パルル”を間借りした月曜ランチのみの味噌汁専門店です。
みそのわ食堂では、週替わりで季節の二汁(2種類のお味噌汁)と一菜(味噌を使った副菜)をご用意し、味噌にまつわる会話を大切にしながら営業しています。本日の味噌の話、古くから郷土に根付いた味噌料理の話、毎週お客様との会話で出来上がるみそのわ定食です。


『味噌のわ』という場が、私にとって大切な居場所であるように、関わってくださる皆さんにとってもあたたかい居場所になるように。日々、味噌のことを考えています。

味噌作りや料理の監修をしてくださる味噌師匠 谷さんと。谷さんの作る料理はもはや活動。尊敬してやまない生き様です

■味噌のわ■
味噌の手仕事を通じて、人と食のつながりを楽しむ会です
■みそのわ食堂■
毎週の月曜ランチ12時〜15時 
季節の二汁一菜の味噌汁定食を提供しています

活動の場:どちらも新栄のわにて

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