ドイツの日本人街の物価にギャフン、と言ってからの【アンタルヤ】🕺
アムスからの電車になんとか間に合った毎度ギリギリ放浪中の柴田。
アンタルヤへの乗り換えがそこだったから来ただけの、ここはドイツ デュッセルドルフ。
ついてから、いつも通りGoogleマップで近所を調べると出るわ出るわ日本語の文字。
ラーメン、寿司、居酒屋、、、
えっなにこれ。リトルトーキョーじゃん。
そう、ちっとも知らずに来たけどこの街は日本の企業がたんまり入ったプチ日本だった!
とりあえず、これも日本の友達が「今の時期のオランダとドイツにいるならホワイトアスパラを食べないとだね」みたいなことを言っていて
そういや昔ドイツで食べに行ったなぁ…🤤
でも私のこのカツカツ状況で老舗のビール工場でホワイトアスパラだなんて、そんな日本の観光客みたいなことしていいのかしら…🤤
まあでもたかがビールとアスパラだろ…🤤
↑これはとんだ誤算だったんだけど、
私は意気揚々とビール工場にでかけていった。
甘みもあり、すんごくジューシーで
アスパラといってもこのセットだけで充分メインになるかんじの満足感。
うっすらカレー粉みたいな味がするあの優しいクリームみたいなソースをつけてもまた美味。…あのソースなんていうんだっけ。。
勿論メニューも見て頼んだつもりなんだけど(ドイツ語ほぼわかりませんが)
でも最終的に渡された伝票だと、思っていたより2500円くらい高い。
アスパラ単品か、セットか、でバラバラに書いてある値段だと思ってたのが、
アスパラはマストで、そこにプラスで調理法を選ぶ みたいなことだったらしい。
五千円近くかかってしまった。驚いて口があいてしまっても今更アスパラは復元されない。復元できたところで…
なぜか、ショックの反動で「ここまで来たら全部なくなってもなんとかするとして今日は贅沢するぞ」モードに入ってしまい、
せっかく日本人街みたいだから日本居酒屋にもハシゴ。
久々の日本食は嬉しかったんだけどやはりここもこの小さなツマミと黒霧島だけで3500円くらい。もはやうける。ここの物価すごい!
今日だけで1週間分の食費を使ったかんじ!
日本人が作る日本料理屋なんてヨーロッパにあんまりなくて、日本の名前をみつけても寿司屋でも実際には中国人か韓国人がやっている。
でもここは日本人ばっかり働いてる!
ということで期待がふくらむ。
マスターは私に美味しいかの確認もせずに
「ここは日本の企業ばかりの町ですからね。住んでる人も日本人でお店やってるのも日本人。やっぱりレベルが違いますよ。そのクラスでやってますから。」みたいなことを言ったり、
糸がひかない納豆を「これが本当の納豆なんですよね」
とか言っていた。
大豆としてはたしかに大きくて詰まってるかんじの立派な大豆だったけど、臭くもなくて糸ひいてないと全然ちゃんと発酵してるのかなぁ?と思っちゃって
せっかく久しぶりに健康面を気にして納豆が食べたかった私としては残念。
つぶ貝の煮付けも全然味がなくて、
私が試したもので言ったらだけど、正直ぜんぶイマイチだったわ〜。
これですごいレベルとか言われてもなぁって、結構マスターにうんざりしちゃった。
地元の居酒屋じゃ300円のマグロ納豆やつぶ貝煮でもこれより全然美味しいんですけど。日本の物価と比べてもしゃーないけど。
働いてる子たちはみんな入ったばっかりみたいで不慣れだけど可愛かったし
若い時にドイツにまできて日本食屋でバイトしてるのも楽しそうだし興味あって
先週来たばかりというバイトちゃんともお話させてもらった。
いろんな国で日本料理屋に行ってると、
旅に来たついでにしばらく働かせてもらってるって人にもよく会うんだけど、
その子は2年間ここでバイトするって決めてその為に来たんだって。
楽しそうだし、最悪やめちゃってほかに移動したって、2年間日本での予定フリーって最高じゃん!
私が携帯充電させて欲しいからここのコンセント使っていいかな?って聞くと、
新人ちゃんは他の人に聞きに行って、その彼がまた厨房のほうに聞きに行って、結局誰かがマスターに聞きに来てやっとカウンターのコンセントを貸してくれた。(笑)
これも、貸してもらってなんだけど、良くも悪くもめちゃくちゃ日本!
そんなこと他の国でこの1ヶ月も少し前の3ヶ月もなかったから「わーーー日本っぽい!!」となつかしさを感じた。
この、コンセントの場所知ってても上になんでも確認とるかんじ。
あ、だけどそういうところはめっちゃ日本ルールなのに、
黒霧島を頼んだ時も同じ値段でロックと水割りが選べたから、
「じゃあロックにして水は別でもらえますか?」と言ったら
水はボトルの有料のを持ってきちゃった!笑
水道水でもいいからロックにするぶんサービスの水を持ってきて欲しいってことだったんだけど勿論…
だって、そもそも水割りであればその焼酎グラスに無料で含まれていたはずの水があるわけでしょ?そのぶんを別のコップでくれたらいいだけなんだけど…😂
ヨーロッパでは水を注文したら基本的には買うことになるのが普通だから、「水」と頼まれたら有料のを出す、というマニュアル的な、融通がきかない状態だったわけね。
ボトルで持ってきてくれたのが新人ちゃんだったから、その融通がきかない状態なのもわかるし、
お酒に慣れてなくてロックやら水割りやらの感覚がわけわからないのかもなと思ったから仕方ないなと
そのまま飲んで、水も払ったけども。
もしそれもマスターにされてたら、
「てゆーか!サービス悪いわ融通効かないわ、さっきからマウント取ってますけど食事も全然美味しくないんですけど。これが日本のレベルだと本気で言ってます? ついでに言わせてもらうと、いらっしゃいのノリから接客もお下手なようで、楽しくもなかった!本物の納豆?知らんがな。それなら偽物の納豆欲しかったですわ!」
くらい言っていたかも☺️
なんかほぼ愚痴になってはいるけど
日本の特徴を再確認できた意味では面白い夜でもあったしもっといろんなここで働く日本人にも会ってみたいと思った。
翌日はフライトまでの間近くの公園散歩したらやたらと鳥がいたりして。赤ちゃんにも会えちゃった🐣
食事はパン屋さんで済ませたんだけど、これがどれも美味しかった!
そんなこんなで
電車でものんびりそのマフィンをかじりながら空港に到着。
トルコは【アンタルヤ】に到着。
トルコの、エジプト向いた海側。
ずっと前にイスタンブールやカッパドキアあたりで遊んでいた時にはここに来れなかったから、
その頃からこっちのほうにも来たいなぁと思ってた。
でも今回トルコに来たのはカッパドキアの
爺さんと犬に再会するため。
前に来た時に出会っていろいろ連れ回してくれて、
現地の結婚式とかにも参加させてくれた様子は私のノートのトルコ編にも載っていますが
あれ以降、
もう4年ちょいくらいかな
「いつ戻ってくるんだ」「なんで来ない」って何度も連絡が来てて。
私も「いまクロアチアいるから行けそう」「イタリア終わりで行けるかも」と言ってたのに
行く行く詐欺になっていて全然トルコに寄れてなかったの。
そんなことを言ってる間に、もうその人も犬も高齢だから死んじゃったら後悔するよなぁって引っかかっていて。
今回、アンタルヤまでの安い飛行機が出てたのを見つけたから
今会いに行けと言われている気がしてついにトルコに戻ってきたわけ。
アンタルヤ到着して市内に向かうための電車は
到着したのとは別のターミナルからしか出ていないことを知らず、
私はタクシーを断りながら、バンが並んでいるところで「この電車にはどうやって乗るのさー!」と聞いてまわった。
そしたら1人の運転手が
はじめは「タクシーで街に行くか、その電車があるターミナルまでタクシーで行くか」と教えてくれてたけど、
私が「タクシーなんてもんにはお金がなくて乗れないの」と言っていたら「ターミナルまで乗っけていく」と言ってくれた。
仕事が終わったのか、ちょうどターミナルに用事があったからだったか忘れたけど移動できてラッキー!
そして、モノレールみたいなのの乗り場をみつけて
発券機はあったけど、なんだか買い方がよくわからなかったから近くの人に聞いたら、
「買わなくていいよ」と自分のスイカみたいなのをピッとタッチして入れてくれた。
タッチするのは入り口だけでいいらしいからこれで目的地まで行けるらしい。
ドイツでお金を使いすぎた分トルコで早速返ってきてるかんじ…
アンタルヤにいるあいだにそれも納得したけど、そのスイカみたいなカードを買ってからチャージして使うと一回一回めちゃくちゃ安い。
その都度切符を買うのよりお得だから、そのカードを持ってない人は、乗客に持ってる人を探して、その人にカードで払うぶんを渡して代わりにピッとしてもらってた。
この後滞在中にバスに払うトルコリラが足りなかったことがあったんだけど、その時も誰か近くにいた人が「彼女のぶん」ってピッとしてくれて、
とりあえず持ってたコインを彼に払おうとしたけど「いいいい、大丈夫」って断られた。
この街の人たちは、このカードでの乗車賃くらいなら貰いタバコくらいの簡単さで奢ってくれるみたいだ。
今回ロンドンではあんなにしっかりしたルールのバスだったのを思い出すと、やはりトルコのこの緩さは旅してる気分にさせてくれるなぁ。
到着後すぐに、夜遅かったからスープくらいが丁度いいなと入ったスープ屋さん。
地図を見て気づいたけどスープ屋さんだらけ。アンタルヤで定番の食事みたい。
安いしうまい! テーブルに置いてあるパンや、運ばれてくるルッコラやレモンや唐辛子は無料で、辛党の私はそれだけでめちゃくちゃ嬉しい。
噛みちぎってスープに入れたりそのままバリバリかじって🌶食べて、元々暑いのに顔に汗かいてスッキリした!
豆のやラムのや色々あるけど、
とろっとろの鶏白湯的なスープが特に好きかもしれない。
物価のあがりかたがエグいと言われてるトルコだけど、それでもまだまだ一泊千円くらいの宿もたくさんあった。
起きたらホテルの半屋上から見える景色がだいぶさびれててまたワクワク。
綺麗で可愛いヨーロッパの景色も素敵だけど、なんかさびれた汚いかんじの景色を見るのも、スラム街っぽい景色も、心躍るんだよな。
そしてスコール。
大雨だったけどすぐにあがったので散策開始。
歩くとすぐに、観光地っぽいデパートやお店が並ぶ通りに入り、
そのまま海までもすぐだった。
旧市街地っぽい景色はどこも可愛いね。
とりあえずそっちのほうを歩こうと海沿いをずっと港の方に歩いて旧市街地に入っていった。
すると、まさかの愛してやまないあの少年に会ってしまった。
星の王子様!!!!!!
キャラクターで何が1番好きかと聞かれたら、
クレヨンしんちゃんと星の王子様の2トップなのは
もう揺るがないだろう。
食べ物や宿のお金を散々セーブしていたイタリア放浪中にも星の王子様靴下に出逢ってしまいまとめ買いしてしまったくらいだから
これは危ない。アンタルヤに来る前にここを知ってたら予約しちゃってただろう(絶対高そうなのに)。
一人でテンションあがってキラッキラでそのホテルに吸い込まれていったのは言うまでもないけど、
ホテルの人(やはり女性だった)も親切に中を案内してくれて私は終始きゃーきゃー言った。
あー可愛すぎた!
こんなところで眠ったら王子様の夢が見れるだろうな。
Wi-Fiがあるときには毎日YouTubeで星の王子様の朗読を流しながら眠っていてそれが1番落ち着くんだけど、そのイメージでここに泊まったら、もし天井が暗くすると沢山の星が光る仕様であれば、、、
至福の睡眠を得られそうだ。
光る仕様じゃあなさそうだったけど。
中を見回れたことで満足できて今回は良かったけど(笑)いつか余裕もって行く時はここで眠ろうと思う☺️
さて港についてビールを飲みながら、
アンタルヤからのツアーに行くのもなんだし、暑いし、なにをしたいかよくわからないときはやっぱりカウチサーフィン。
地元の人にどこかに連れてってもらうのが1番!
アプリつけてスグ、
近くにいたバイク持ちの人と待ち合わせ。
バイクで滝とお気に入りのビーチまで連れていってくれた。
暑い風が顔にゴオゴオとあたってめちゃくちゃ乾燥して老けそう!って思ったけど、
その人はかなり良いバイクに乗っててタイヤが強そうだったから乗り心地としては安心。
滝のある場所から見る海も透き通っていてとても綺麗なブルー
滝!!!
ここの滝に犬が落ちて死んじゃったらしい。。
綺麗だけど強いのね。
とっても眩しそうな中がんばって目を開けてセルフィー撮られたけど、
ところで私の隣、山田孝之さんじゃない??
山田さんってトルコ顔だったんだなぁ。
ちなみに顔から下は、
袖から見えるタトゥーまで完全に
彼だった。
モアナの歌を口ずさみながらビーチへ。
タオル敷いて日焼け寝しつつ、泳ぎつつ、ビール飲みつつ。ちなみに五月です。
孝之さん(仮)のおうちにいったん着替えに寄って、その間私はまたそこの近所のスープ屋さんでスープ食べといた。
元気になるし、安いのに野菜も取れるし、パンも好きなだけひたして食べれて満腹になるしスープ食めっちゃいいわ。
地元の人と乗り物があるからこその、住宅地が見れて、観光地から離れたところに行けて、
旅にはそれが必須だから、つまり人との出会いが必須なのだ。
トルコらしさを
ところどころにあるモスクでも感じるけど
ナイトライフでも。
この夜、他の友達とも合流してバーに出かけようよ、となって、
そしたら当然酒を飲みに行くんだと思ってたんだけど、
呼び出されたエリアが学生の多いエリアだったみたいで アルコール、皆無。
夜だけど人で溢れかえっていてバーっぽく見えるし
カフェにしてもテラス席まで人がたくさんいるかんじはクラブのエントランスにすら見える。
なのに、そのどこでもアルコールを提供していないんだそう。
学生たちが多いところで酒を出しても絶対にモメたり問題をおこすから、このエリアには無いんだって。
夜に、酒のないカフェバーが集まっていながら賑わってることにすごく驚いた。
学生の多いエリアだからって酒を出さなくても、そしたら結局酒を出すエリアのバーに学生たちが流れてしまって夜ガラガラになりそう、って思うじゃないですか。
それがコーヒーとお茶だけでもこんなに若者が集まるなんて。
私も珍しくカフェラテを飲みながらめちゃくちゃキレイな女の子と合流して話す。中国語を勉強してるみたいで、日本語にも興味がありそう。美人なうえに知的😍
あとから彼女のボーイフレンドも来て4人になったんだけど、その皆は同僚だそうで
お仕事は、孝之さんを含めて全員キャビンアテンダント。客室乗務員。
飛行機で働く人達だった。
今は日本に飛ぶ飛行機には乗ってないらしいけど、トルコ内や近くの国を飛んでる飛行機なら移動中にまた彼らに出くわすかもしれない。
アンタルヤはその日だけでも彼らのおかげでいろんな側面が見れたので
次の日は一日かけて少し遠くの無人島に行くオプショナルツアーに参加しちゃうことにした!
バスと船とランチ込みのツアーでも、イタリアの3時間の高速列車の切符代程度で行ける。
その様子はまた後半で
👋