終末にどこ行こう? 一日一詩vol.41
あしたせかいがおわるとしたら、
なんて定番な文句とヴィヴィットな色彩
絵を描く歌をうたう料理して生活を味わう
あたたかなすべてがいつかはなくなる
その、いつかがいつかって
いくつになってもわからない
ここにはまだ
あなたを抱きしめたぬくもりがある
あたらしいいちにちがやってくる
こわさとよわさたのしみ曲がり角
かどがとれて円と縁 永遠
とおくをおもいすぎてもあしもとがぐらつく
あしたまでといわれたら急に
寂しくなる
マイライフ
何を残し歩いて来れたんだろう
何億分の一の奇跡の積み重ねの先の
マイライフ
じいちゃんのそのまたじいちゃんの先の先から
つながっているわたしたちがまたつながって
確かなことがない時代に
疑ってしまう不確かなせかい
じぶんじしんのりんかくをなぞるように
何度も線を描いてみたら
記憶はなくなり体朽ち果てたとき
それでも信じられたものは何だろう