ライトニング資本主義 #ポケットエッセイ vol.14
資本主義は医療を進歩させた。
そのおかげで私たちは老後の資金に頭を悩ませるくらい長生きできるようになった。
切実かもしれないけど、なんて贅沢な悩みだろう。
アダムスミスは市場には「神の見えざる手」が宿るとした。
神様のもとでは誰もが謙虚になり学びあい、お互いがお互いを必要とする共同性が生まれるとアダムスミスは市場に夢を託した。
分断や格差とは違う、私たちは衣食住をともにし同じ釜の飯を食っているという感覚だ。
道徳と経済の調和を説いた名著は他にもある。
二宮尊徳、渋沢栄一、マックスウェーバー。
資本主義は大いなるものとあるべきだ。
このままでは神様の怒りライトニングが落ちてしまう。
私は長生きを楽しみたい。
もっと学んで稼ぎたいし、美味しいものもたくさん食べたい。オシャレをし、女性にモテたい。
でも、神様の逆鱗に触れるまえにもっと優しくなろうと思った。
昨日より優しく生きることが目標になった。
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