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3歳児なんてそんなもの(9/365)
こんにちは。
出張撮影サービス photo atelier -petit page-のchihiro*です。
撮影で出会った3歳の男の子のお話をしたいと思います。
当たり前なんですが、子どもって本当に十人十色というか百人百色なんですよね。
例えば同じ3歳でも、
おしゃべりな子、集中したら周りの声が聞こえなくなる子、お着替えが嫌いな子、おしゃれに目覚めてる子、ママから離れられない子、人懐っこ過ぎて誰にでもハグしちゃう子。
上げ出したらキリがないくらい本当に色んな子と出会います。
その日は、入園式帰りに撮影に来てくれた3歳の男の子の撮影。
ワンちゃんのお兄さんと一緒に撮影です。
「お名前は何くんですか?」と聞くと、もじもじする彼。
「じゃあこのワンちゃんはなんてお名前?」
「◯◯ちゃんだよ」
自分のお名前は恥ずかしくて言えなくても、例えば兄弟のお名前やペットのお名前を聞くと意外と答えてくれることもあります。
私は撮影前にできるだけ本人と会話がしたいので、なるべく答えやすそうな会話を見つけてお声がけします。
特に人見知りのお子さんや、嬉しいけど素直に表現できないお子さんに、少しでも心開いてもらえるように。
撮影の流れを説明しているときに、お母様が「着替え(衣装チェンジ)はできないと思います。あまり着替えが好きではないので…」とおっしゃいました。
最終的なことを言うと、彼はお着替えを嫌がることなく、衣装チェンジして撮影をしました。
これはただに気分がノッたのかもしれませんし、家とは違う環境でちょっと背伸びして頑張ってみたのかもしれません。
3歳さんの「スイッチ」は、いつ何でどんな時に押されるか分からないのです。
さて撮影。
入園式後。
しかも午後。
4歳になる歳とはいえ、午後は眠たくなる時間。
ましてや入園式というイベントの後。
集中力が切れるまでに撮り終わらないといけない。まさに時間との勝負。
笑わせようと私たちはヘンテコなことをしますが、彼はまだまだ警戒しつつ、少し口はへの字のまま。
少し笑いたくなっても、ちょっとやそっとで笑わないぞ、という賢いクール系男子でした。
それでも時間が経つにつれ、親御さまの協力もあり、次第に笑顔をみせてくれるように。
次第には走り出したり、積極的に探検したりと、どんどん動くように。
ピント合わせるの大変ですが、私は動き回るお子さんを撮るのが好きです。
色んな表情、言葉で時には親御さんも「そんな一面あったんだ」という体験ができるから。
そして警戒してるお子さんが笑顔になると、私たちも心底ホッとします。
私たちが信頼していい大人に任命されたからです。
この瞬間はなんだろ、本当に人とて嬉しい!と思える瞬間。
居心地のいい場所だと思って貰えたんだな〜と私も安心できる瞬間です。
その後、楽しくなってきた彼は、車のおもちゃや、その他のインテリアや小物に夢中。
夢中。
夢中。
「お〜い!◯◯くーん」
夢中。
彼の底知れぬ集中力発揮。
それでも諦めない私。
私は宝箱の中におもちゃのイチゴを入れ
「あぁっ!!これ何!?なんか入ってる!!」とキラキラした声で叫びます。
ふと、なんだろ?と顔を上げ近寄る彼。
そうやって気を引きつつ、目線や行動を誘導します。
あくまで本人に楽しんでもらう。
本人自ら起こす行動を、表情を大切に撮っていきたい。
これは、私が撮影するうえで、大切にしてることかもしれません。
撮影を予約するのは、親御さんがほとんどです。でも考えてみると、主役はあくまで子どもなんですよね。
だからその主役であるお子さんが、はじめての場所が苦手な子でも、人見知りの子でも、少しでもちょっとでも1mmだけでもいいから、楽しんでもらえる空間作りを心がけたいと思ってます。
そしたら、そこには自然に笑うお子さんの笑顔が撮れると思うから。
実は、彼が帰った後に一緒に撮影に入ったスタッフに聞いて知ったのですが、お母様が「入園式もずっと離れなくて、落ち着きもなくて…」と、ADHDのお話を少しされていたようでした。
え、そうなの???
私の素直な感想でした。
だって、3歳さんって元気いっぱいに走るし、一つのことに夢中になるし、不安になればまだまだお母さんに甘えるし。
撮影中まったく普通の子と変わらずに見ていた私は逆に少し驚きました。
彼に関しては、病院で診断を受けたのか、お母様が勝手に思っているのか…実際のところは分かりません。
ですが、中には、「ウチの子、これで大丈夫?」をという悩みを抱えてるお母さんはたくさんいると思います。
ある子は、1歳で腰がすわらず一人でお座りができなかったり、
ある子は、2歳でも歩き始めなくて心配していたり。
でもそのうち他のお子さんと変わらず、お座りできるようになれたし、
今では私の体重を越すほど大きくなってる子もいます。
他の子と比べて、体的に、精神的に、成長が遅いというのは、親御さんにとって本当に心配なことだと思います。
でも、自分を追い詰めちゃいけない。絶対に。
なにが悪いわけでも、ましてや一生懸命育ててるお母さんが悪いわけでもないんですから。
もちろん病気などの早期発見ということもあるので、心配するな!とは一概には言いませんし、なれば心配するに越したことはないのかもしれませんが…。
私の周りのお子さんは、いたって元気に育ってます。
何か子どもの成長に悩んでる方が、この記事を読んで少しでも気が楽になればいいなぁと思って書きました。
お読みになってくれて方、ありがとうございます^^
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