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毎日の暮らしを支える必需品
ーー毎日手帳を書く。
そんな暮らしに憧れている人は多いのではないだろうか?
かくいう私も、数年前までは手帳三日坊主を長年続けていて、結局のところ予定表としてのみの機能しか果たせていなかった。
もっと書き込んだり、シールを貼ったり、ワクワクするような手帳に。
うまく使えるようになりたいな……と思いながらも、もぞもぞとしていた。
そんな私が、本格的に手帳を使えるようになりたいと思いたち、一念発起して取り組んだのは3年前のこと。
公務員退職直前、何か自分を変えなければと思い、わらにもすがる想い
でオンライン手帳術を受講させてもらった。
そこから毎日手帳をつける習慣が身につき、今では教えてもらった形と全く違うオリジナルの使い方を見つけて習慣化している。
今回は、そんな私の手帳術についてご紹介したい。
どんな手帳を使っているのか
手帳とは書いているものの、実施するのはノートでも可能である。
というのも、私は1日1ページを使って書き込む「ほぼ日手帳」を採用している。
だから、ノートを毎日1ページ使って書き込むことと同じ使い方ができる。
というより、ほぼ日手帳を使う前はノートでやっていたことを、手帳に移し替えたので、どちらでもやれる。
ちなみに私が利用している手帳はこちら。
ほぼ日手帳「HON」です。
手帳サイズの本になっていて、本棚に並べられそう! とワクワクして選びました。
重たいので持ち運びには向きませんが、私は基本的に在宅で仕事をしていて外には出ないので、持ち運びを気にしない形でこちらの手帳を選びました。
1日1ページが確保されていて自由に書き込める様になっています。
しかし、いざ開いて書き始めてみると、こう思いませんか?
「毎日何書こう……」
最初はテンションが上がってアレもコレもと書けるかもしれません。
イラストを描くのがお上手な方は、絵まで描いてしまうかもしれません。
でも、そんな日が毎日続くなんて無理だと思いませんか?
自由は時に不自由を生む
「何でもいいから自由に絵を描いて」
そう言われると、多くの人が頭を抱えてしまうと思います。
・サイズはどのくらいですか?
・テーマは何ですか?
・画材はどれを使えば良いですか?
色んな疑問が浮かびますよね。
でもそれら全てに対して「全て自由ですよ」なんて言われると、多くの人が混乱してしまってなかなかできなくなってしまいます。
しかし、少しでも決められたルールがあれば、着手しやすくなると思いませんか?
・画用紙八つ切りサイズ
・テーマは自然
・水彩絵の具を使用
これだけで、イメージが沸いてきます。
そうなんです。
実は、過度な自由が不自由を生んでしまうのです。
だから手帳やノートを書くという習慣を身につけたい人は「なんでも自由!」をウリにした手法を真似ることで大失敗する確率が高くなります。
私が昔挑戦してみたいと思っていたのが「バレットジャーナル」でした。
自分専用の、自分だけの、自由なノート作りができる。
その自由さがウリのバレットジャーナルなのですが、最初から初心者が手を出すと、残念ながら成果があまりでません。
なぜなら上記の絵を描くのと全く同じ状態になってしまうのです。
だから、手帳を始めるには決められたことを、決められたとおりにやってみる方が始めやすいですし、続けやすいと感じています。
ですから、ノートや手帳習慣が身につかなくて困っている方は、良ければ私の手帳術を試してみて欲しいです。
書くことで得たい効果
ところで皆さんは、手帳を書いたり、ノートを書いたり、なぜしたいと思っていますか?
私は手帳やノートを書くことによって、「潜在意識を顕在させる」ことが重要だと思っています。
また、自分と向き合う時間を作ることによって、自身のマインドを整える効果もあると感じています。
世の中にある悩み事は「お金、健康、人間関係」に分類されると中学時代の恩師に教えていただきましたが、仰っていたとおりなのかなと思っています。
しかし逆を言えば、これらの悩みを解決できれば人生はストレスフリーに近づくのではないかと考えていて、解決するためのツールでもあると思っています。
では、どうすれば良いのでしょうか?
・自身のお金の状態を知る
・自身の健康状態を知る
・自身の人間関係を知る
これらができれば、悩みが激減するはずです。
ですが、これらを頭の中でなんとなく感じているままだとあまり整理がつきません。
それを教えてくれる本がコチラ。
マッキンゼー流・ゼロ秒思考です。
私はコチラの本も読ませていただき、挑戦してみたことがあります。
恐らく超速で課題解決をしていくには、このゼロ秒思考が必要なのかもしれません。
ですが、私はそこまでのスピード感を求められているわけでもありませんし、やっぱり手帳を書き続けることの方に憧れが強くありました。
ですから、ゼロ秒思考の考えも取り入れてノートや手帳を書き続けることにしたのです。
私流・手帳の使い方
そんな訳で、毎日手帳の書き込みを続けるにはルールが必要です。
ある程度の不自由さが、逆に自由を生み出します。
そして毎日書きやすい流れにすること。
これらを意識して取り組み、私流の手帳が完成しました!
1.毎日の食事を書く
ほぼ日手帳であれば、開いて左上の「時間軸」が記載されている箇所に、毎日の食事を書き込んでいます。
食べたものを書くだけですので、悩むことはありません。
ゆっくり思い出して、その日口にしたモノを全て書きます。
お菓子や飲み物もきちんと書いていきます。
すると嫌でも気がつく日が来ます。
私の普段の食生活って……
良いのでしょうか、悪いのでしょうか。
その答えが、毎日続けることで見えてきます。
2.願い事を1つ書く
ほぼ日手帳であれば右上のチェックボックスがある横のスペース。
ノートでも一番上の空いたスペースに書き込んでいました。
願い事はとても大事です。
無意識のうちに叶った願い事と、意識があって叶った願い事。
同じ願いが叶った状態だとしても、どちらの方が幸せを感じられるでしょうか?
よく出す例えですが、テストで100点を取りたいと思っている子と、テストで良い点数がとれたらいいなと思っている子と、どちらが100点を取る可能性が高いでしょうか?
また、どちらの子のほうが100点を取れた喜びが大きいでしょうか?
答えは明白で「100点を取りたいと思っていた子」に違いありません。
願っているから叶えば嬉しいですし、叶ったことを実感できるため、より幸福感を感じられるはずです。
なんとなく叶ったことは、そこまで大きな幸福感を感じにくいように思います。
「私が願ったから、叶った」
その事実は、1つの出来事をより大きなものとして感じさせる効果があります。
だから、お願い事は毎日しっかりとする必要があると私は感じています。
今日も、明日も、どんなことでも良いので、1つ願いを書いてみてください。
その一歩が、あなたの人生を少しずつ変えていくと私は信じています。
3.1日を振り返る
願い事の下にはフリースペースがたくさんありますが、もちろんここも全て自由ではありません。
必ず書きこむことができるよう、ルールを作っています。
上から順に
・event
・money
・happy
と書きます。
eventは、その日にあった行事です。
毎日何か予定がある日もあれば、ない日ももちろんあります。
ですので、あったとおりに自分のトピックスを書けばOKです。
具体的には、お金を使うことになった出来事が書けるとより良いです。
○○に買い物へ出かけた、などもあなたにとってお金を使うイベントだったなら、それでよいのです。
「一人ランチに出かけた」でも「家族でカラオケに行った」でも何でもいいのです。
逆に、「1日中、本を読んで過ごした」こともイベントです。
だからお金を使う予定もなかったんだな、と分かります。
どんなイベントがあったのかを振り返ることで、その日の家計変動=出費が分かります。
出費が見える化できるようになれば、使いすぎているのか、それとも予算の範囲内なのかもはっきりします。
お金の不安を解消する一歩目として、簡単な支出合計を書く。
それだけでも、身につけば十分可視化できます。
最後にHappyです。
イベントとお金の振り返りをすることで、自然と1日を振り返ることができます。
食べたものを書き込み、1日を振り返ることで、今日の良かったことがきっと見えてきます。
1日中苦痛しかなかった、そんな日はきっとないはずです。
赤信号で止まることがなかったとか、発車ぎりぎりでも電車に間に合って乗れたでも。
そんな些細なことでも、良かった! とか、ラッキー! と思えたことがあればハッピーです。
私はよく、作ったご飯を喜ばれたことをhappyに書いています。
作って良かったなと思えるので、書きためることで明日も頑張って作ろう! と思えます。
4.翌日予定を把握する
残りの空白は左下に翌日のタスクを書いています。
事前に翌日の予定を見渡すことで、朝から行動がはっきりしてきます。
やることが明確になっていることで、動きに迷いがなくなります。
そうすると時間に余白ができるので、落ち着いて行動ができるのです。
少しの事前準備が、自分に安心感を与えてくれます。
このタスク管理も、1日を振り返ったからこそしっかりと予定を浮かべることを可能にします。
そんな手帳の使い方などについて、ラジオにてご紹介しています。
日々の暮らしをテーマに、手帳術だけではなく、片付け、タイムマネジメントの話をしていますので、良ければ聞きにきてくださいね^^