好きな人いるほうが人生楽しい
結婚するとどうしても、明るくてキラキラした恋というものとは無縁になると思ってた。
夫のことはもちろん好き。でも恋の一文字で言い切れるほど単純な想いではない気がする。
それが愛なのかは謎だけど、とにかく大事で、でもちょっと退屈な時もあるし、不満が募る時もあって当然な感じ。
学生時代とか独身の頃の私は、必ず誰かしらに恋してた。
「趣味は恋です」と言えるほどに、好きな人がいた。
とにかく惚れっぽくて楽しかった。
期間はさまざまで、長いこと想いを寄せていた人がいる時期もあったし、夢に出てきたからって1日限りの好きもあった。
デートがしたいとか、付き合いたいとか、そんなんじゃなくて、両想いかも?みたいな展開があったり、思わぬところでちょっと関われたり、妄想の世界に登場させて楽しめさえすれば充分満足、そんな都合がよくてピュアな恋。
最近、久しぶりに好きな人ができた。
画面の中の人なんだけど。
きっかけはこの映画で、
それから『スマホを落としただけなのに』『愛がなんだ』やらも観た。
気づいた時には、成田凌の存在が私の頭の中に君臨していた。
成田凌の演技に感心して、いろんな作品を観ているうちに、好きになってしまったようだ。
気持ちに気付くと同時に、私の世界は変わりだす。
なぜかウキウキする、笑いのツボが浅くなる、落ち込んだ後の立ち直りが早い、ご飯が美味しい、ラブソング聴きたくなる、こんな風にして。
そうすると顔色も心なしか良い、クマが薄い、そして嬉しくなる。
一気にポジティブループの出来上がりだ。
あぁ、恋のパワーってすごい。