2021年の振り返りと、2022年のわたし。
明けましておめでとうございます。
皆さま、お正月はいかがお過ごしでしょうか。
私は12月がとんでもなくバタバタしていて、気がついたら年が明け、ぼーっとしてたらもう3日。
1年を振り返る暇もなく今日になってしまったので、2022年のことを語る前にまずは去年のことを振り返ってみます。
(たぶんめっちゃ長くなります。)
2021年、「農」との出会い
私のこれまでの26年間って、毎年 "変化の年" という感じなのですが、去年は多分今までで一番、環境も生活スタイルも考え方も価値観も、とにかく変化が多い年でした。
きっとそれは「農」に出会ったから。
2019年12月に長野県小諸市に拠点を構え、東京との二拠点生活をスタートさせた矢先にコロナ禍になり、この2年間はほとんどの時間を小諸で過ごしました。
当初は「農」に全く興味がなく、むしろ土いじりはつまらなさそう、大変そう、と思っていたけど、色んな縁が繋がって2021年の春から20坪の小さな畑で野菜作りを始め、「自然の力ってすごい」「毎日ご飯が食べられることって当たり前じゃないんだ」「農ってめっちゃクリエイティブじゃん」と気付かされてからはまんまと「農」の魅力にハマってしまいました。
東京のど真ん中で生まれ育ち、消費することが当たり前だと思ってしまっていた環境にいた私はこうした基本的なことも感じ取れていなかったんだなぁと、そんな自分に正直ショックも受けた2021年。
なので本当に小諸に来て正解だったなと感じているし、「農」の魅力に出会えてよかったと日々感じています。
19歳で独立してから小諸に拠点を増やすまでは、暮らしよりも仕事を優先し、仕事という枠の中で色んな挑戦をすることで自分を奮い立たせ、ぐぐぐっと持ち上げてきました。でも心の奥底ではそんなスタイルにも限界を感じ始めていて、きっとここからもっと自分の品質向上をするためには今の環境をガラッと変え、全てをぶち壊し、人間というより動物に戻って自分をリセットさせる必要があるんじゃないか? そうすることで、なんだかもう一度自分の力を取り戻せそうな気がしたんです。
コロナ禍になって思うように動けないこともたくさんあったけど、2020年、2021年は自分の心の声をよく聞いて、他人の物差しではなく自分の物差しで進んできたからもっともっと自分に自信が持てたし、さらに自分が大好きになれた、そんな年でした。
「農」を通じてたくさんの新しい素敵な出会いにも恵まれたし、有難いことに日本農業新聞をはじめ、テレビやラジオ、新聞などたくさんのメディアに取り上げていただいたりもして、人との繋がりはもちろん、自分の活動の幅もぐっと広がりました。
2022年のわたし
思い返せば私ってまともに学校での勉強もせず、アルバイトや就職活動も経験することなく大人と呼ばれる年齢になり、好きじゃないことを仕事にできる忍耐力も備わらないまま自分を甘やかしてきてしまって、「あれ?もしや私ってマイノリティ?」と感じる瞬間もたくさんあったけど、そんなおかしなこれまでの人生も、人と同じ経験をしてきてないことも、無知であることも、それらを武器にできるんだということをこの10年で学ぶことができた私は結構強くなれたような気がします。
いわゆる芸能界?というか社会に出てから10年が経ち、今年で11年目になりますが、さらに強く図太く自信満々になってしまった私の2022年。
目標を考えてみようかなと思ったのですが、正直あんまりこれ!っていう目標を定めるのが好きじゃなくて。だって目標が叶わなかったらやる気がなくなるし、気分屋なのでコロコロ変わるかもしれない。かといって夢を語るのも語られるのも好きじゃないので、なんとなく今年のテーマを決めました。
2022年のわたしのテーマは、
「真っ直ぐ謙虚に狂う」
です。
今私の周りにいる家族や友人、全ての人たちに、そして自然の恵みに感謝の気持ちを持ち続けながら、これまで通りやりたいと思ったことはたとえ極端だろうと真っ直ぐ図太く思いっきりやってみる。
打ちのめされても、絶望しても、自分の心が熱狂できることをやる。逆に100人が絶賛していても自分の心が動かないことにはちゃんと疑問を持って、当たり前を疑って「ほんとにそれ私やる必要ある?」と心に問いかけてみる。それがきっと毎日の豊かさを作ってくれるし、そうやって生きることが私にとっての自分に対する優しさなんじゃないかなと思ってます。
やっぱり私は常に変化の中にいたいし、好きなものはとことんこだわりたいし、ずっと子どものままでいたい。そうして動いていったものがいずれ自分の物語になっていくし、その紡いだ物語たちがきっとこれから私に大きな力を与えてくれる気がするから。
とにもかくにも、楽しいこと、面白いこと、自分の心が喜ぶことはなんでもやります。ぜひ色々と巻き込んでほしいし、私も色んな人を巻き込みそうな、そんな2022年になりそうです。
はあ、長くなった。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
おせちもお雑煮も食べてないし、まだ初詣にも行っていないけど、色々振り返りつつ2022年を想像してるうちになんだかようやくお正月気分になってきました。
皆さま、本年もどうぞ宜しくお願いします。
2022年1月3日
武藤千春