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自分の身体にも、地球にも優しい菜食主義を知る。


友人に勧められNetflixで観たドキュメンタリー映画「ゲームチェンジャー : スポーツ栄養学の真実」

お肉を食べず、植物性食品中心の食事をすることが身体に良いということや、それによる環境への影響、歴史的背景も含めて学べる映画で、思想的ではなく論理的に伝えているので、食事の習慣を変えることの大切さを改めて感じることができます。

登場するアスリートの方々は、「ほんとに菜食主義の人なの?」と思うほど、みなさんめちゃくちゃ筋肉ムキムキ。様々な分野で活躍するアスリートの方々が、植物性食品中心の健康的な自然食にしてからパフォーマンスが向上した経験を語っています。

「お肉を食べると強くたくましい身体になる!」というイメージを持っている人は多いと思いますが、お肉を食べない菜食主義には、私たち人間にとってたくさんのメリットがあるといいます。

実は、タンパク質がたくさんとれるのは、肉食より菜食主義。植物性タンパク質はミネラルもビタミンも豊富で、炎症を抑えてくれたり、腸内環境を整えてくれたり、免疫力や身体機能も高めてくれると科学的に証明されています。

さらには、人類の祖先のほとんどは菜食主義。遺伝子的にも、身体構造的にも、植物の消化吸収に適応していて、そもそも人間は肉食に適していないそう。

わたしは、昔、野菜をあまり食べず、名前を知らない野菜や見たことがない野菜がたくさんありましたが、今年に入ってからお肉を一切食べなくなりました。野菜を中心に、魚や卵、乳製品などは食べるペスカトリアンという食生活を実践しています。

完全に動物性食品を食べていないわけではないですが、こうした事実を知った以上、少しずつ無理のない範囲で、自分にも地球にも優しい食生活へと近づけていくことが大切なんだと感じます。

実際に植物性食品中心の食事に切り替えてから、かなり変化がありました。以前と比べて、身体は軽いし、疲労感も減り、むくみにくくなり、食後すぐに横になりたいなぁと思うこともほとんどなくなりました。

決して「お肉を食べることが悪だ!」と言っているわけではありません。全部か、ゼロか、という極端な二択ではなく、まずは知って、少しずつ行動してみること。「週に一度だけお肉を抜いてみる」とか、少しずつ試してみるのも良いかもしれません。

誰もが健康で良い身体でいたいはずです。

何も知らない状態より、知った上で自分の思想や身体に合った選択を少しずつしていく必要があるんじゃないかなぁと感じています。


武藤千春

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武藤千春 Chiharu Muto
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