お腹のカビが不調の原因!?
こんにちは、養腸薬剤師のういちはるです。
今日は、梅雨の時期になんとなく体調が悪くなる方にぜひ知ってほしいことについてご紹介したいと思います。
あなたのお腹のカビチェック
雨の日に限らず、こんな症状当てはまる方は要チェックです!
☑異常に疲れる
☑抑うつ、気分の変動が激しい
☑集中力がない、記憶力の低下
☑頭痛持ち
☑皮膚トラブル(蕁麻疹、水虫・爪白癬、慢性的な皮膚炎、肛門のかゆみ等)がある
☑消化器症状(便秘、腹痛、下痢、げっぷ、お腹にガスがたまりやすい等)がある
☑呼吸器症状(長引く咳、慢性的な鼻づまりなど)がある
☑耳の症状(中耳炎などの感染症を繰り返す、耳の詰まり感、めまいなど)がある
上記で思い当たる症状があり、以下に1つでも当てはまれば、あなたのお腹はカビに侵されているかもしれません…!!!
☑不調のケアや治療を受けたが改善しない
☑今までに抗生物質を何度も服用してきた
☑発酵食品や砂糖を多く含む食品をたくさん食べてきた
☑スイーツやパン、アルコール飲料が大好きで欠かせない
☑低血糖症状が起こることがある
☑ピルやステロイド服用している、またはしたことがある
☑湿気の多い場所やカビの生えている場所に行くと調子が悪くなる
☑歯科治療などの際、麻酔が効きにくい
☑化学物質過敏症がある(タバコや香水などで気分が悪くなるなど)
どうでしたか?あなたのお腹のカビ度はいかに?!
なぜお腹がカビに侵されるのか?
お腹の中は、腸内細菌叢(腸内フローラ)といって様々な微生物が棲みついています。みなさんも
善玉菌:悪玉菌:日和見菌=2:1:7
が理想のバランスだ、というのは聞いたことがあるかもしれません。このバランスを崩す原因のひとつが、抗生物質の使い過ぎです。
風邪をひいたとき、病院に行って抗生物質を処方されることは少なくないと思います。ただ、風邪の原因の多くはウイルス性のものです。抗生物質は細菌に対して効果を示すものであって、ウイルスには効きません。それどころか、抗生物質を服用することにより腸内細菌を殺してしまい、腸内フローラのバランスを大きく崩してしまいます。
風邪で処方された抗生物質は5~7日程度でしょうから、短期間の服用であれば、健常な人であれば薬を飲み終えたあとにまたバランスがもどってきますが、加工食品を多く食べる人や砂糖がたくさん入ったものを好んで食べる人などは腸内環境が悪いため、服用終了後も元に戻らないことがあります。他にも、ニキビ治療で長期にわたって抗生物質を服用し続けている人や、しょっちゅう膀胱炎にかかったり中耳炎にかかったりして頻繁に抗生物質を飲んでいる人、抗生物質を処方しまくる小児科(笑)にかかっているお子さんなどは要注意です。
また、腸内環境が悪い人は、良かれと思って食べている発酵食品が悪影響を及ぼしていることもあります。味噌や塩こうじ、甘酒などはカビの仲間である麹菌を使って発酵してある食品です。いいと思ってたくさん摂取しているのが逆に悪化させていた、なんてショックすぎますよね…(健康な人にとっては発酵食品はとてもいいものですので、そこは誤解しないでくださいね)
コーヒーも、実はほとんどのものが豆を輸入する段階でカビに侵されている、という話もあります。よく飲む人は注意してほしいです。
お腹のカビを鎮静化させて腸内バランスを取り戻すには?
さて、ではこういった方はどうしたらいいのでしょう?
まず、甘いものをやめましょう。炭水化物全てをやめなければいけないわけではありません。まずは精製された糖質(上白糖など)や果糖ブドウ糖を含むものを避ける。糖質はカビの大好物なので、これらの摂取が続くとカビの餌となり、どんどん増殖を続けます。
また、加工食品には保存料、防腐剤などが入っていて、これまた腸内細菌たちの天敵です。加工食品の摂取は極力控えましょう。
次に抗生物質の服用をやめましょう。腸内環境が良ければ免疫力も高まり風邪やその他の感染症にかかりにくくなりますし、かかっても自己免疫力ですぐ治ります。
腸がキレイな人はお肌もキレイです(^^)
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