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レイヤーの複層化の複雑化(175)
Twitterで流れてきた絵が記憶から消えないのでメモとして。
![](https://assets.st-note.com/img/1701529449986-xn8VG34tdC.jpg?width=1200)
175さん(@milky_chiffon_ )という方が「忘れないでね、」という文章とともにTwitter(現X)投稿されたこの絵に胸を打たれた。その理由を考えたとき、レイヤーという論点が浮かんだ。この絵では、①シールの層、鉛筆画の層、写真の層といった画面のレイヤーの複層構造に加えて、②現在と過去を往来する小中学校の頃のシール、目の大きな小中学生風の鉛筆画、いつ撮影されたかわからない街並みという風に思い出もまた複層構造になっていて、鑑賞者の認識を混乱させてくる。鑑賞者は、その自身の混乱から、作者の混乱をも読み取ること(それが錯覚だったしても)ができ、絵に潜む祈りのなりふりの構わなさに触れることになる。だからこの絵は胸を打つ。
忘れないでね、 pic.twitter.com/ULYYh0dkSo
— 175 (@milky_chiffon_) November 16, 2023
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