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6月は別れの季節

最初の彼と22歳の別れをする前に、こっそりと終わった恋がありました。まあそれは大きな声ではいえない間柄で、恋愛ってああいうことを言うんだなと身を持ってしった関係でもありました。

最初の彼とは恋人というよりも親友で、大好きだったけど胸がきゅーってなるよな経験はなくって。だから大学友がカラオケでaikoとかの恋愛の曲を歌って、きゃー切ないー! なんて盛り上がってても何一つわからんかったです。切ないって何?

ただそのこっそり彼と関係を持つようになってから、すべての恋愛の歌が胸をしめつけるようになりました。あぁ、世の女性男性はこうやって恋愛の曲を泣きながら聞くのねって。涙ちょちょぎれながら、そう思えるようになったのは感謝。

その彼と最初に別れたのが6月でした(※何度もはじまりと終わりを繰り返すことになります)。あの時は衝撃だったなー。あたしが些細なことで暴走し、もうやめる! って言って、向こうもそうしようってなって、元々鬱持ちのあたしは速攻で闇の中に。ひとりでいることができなくなって、どうやって息してたんだっけ? どうやって電車乗ってたんだっけ? とにかく常にパニック状態で、慌てて親友に泊まってもらいました。感謝。

その時に思ったのは「大丈夫。あたしには本がある。文学がある。これから先の人生、本を読んで過ごすのだ」という文学逃げ(あたしは落ち込むとよくこう思うのです)。

まあつい最近もそう思いながら涙を流したことがありました。でもね、あたし昔ほど本読んでない。貪り読みまくってた大学時代に比べて、いまはびっくりするほど減りましたね。読みたい気持ちはありつつも、いろいろがついていけない。

ととと、話したいのはそこじゃなくて。でも逃げられるものがあるのはいいことです。逃げ場所がある人は強い。逃げることができる人は強い。うん、みんな逃げていいと思う。全速力で。それで逃げて逃げて逃げまくったら、丸い星を一周回って、また向かわなきゃいけないとこにつくんじゃないかな。その時には心にすこし余裕ができていて、時間もいいかんじに経っていて、立ち向かえるんじゃないかな。また逃げてもいいしね。

あたしは一昨年のあの時から逃げまくっています。たくさんの人と連絡を断っていて、本当にクズ人間だなーって心底思います。ごめんなさい。それでも一時期に比べたらね、まだ向きあえるようになったと思うよ。連絡とってもいいかなーとか、今なら少し話せるかなーなんてね。でも、それと同時に申し訳ない気持ちが大きくって、ここまでスルーしてたのに、どんな面して会えばいいんだろうって。だから大半の人には、ごめんなさい、忘れてくださいって思うのです。あとはタイミングかなー、あ、今なら連絡とれるぞ! とかいうのがあるのに、ふとしたことでダメになる。これは情緒不安定あるあるだと思うのですが。

中にはいろんな事情で絶対に会いたくない人もいます。うん、この人にはもう二度と会えなくていいですっていう人。そういう意味ではすっきりしたかな。

あぁ! 着地点がわからなくなってしまった!!

えーと、兎にも角にも、また6月の別れになりそうなかんじでして、いや、なりそうじゃなくて、なってるのかな。梅雨の時期。雨の別れっていいじゃないですか。紫陽花の花、好きです。




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