日課
早起きが苦手だった。
もっというと、嫌いだった。
ベッドの中でぬくぬく、あと10分~と子どもにくっついて二度寝するのが、一番の幸せといってもいいほど大好きな時間だった。
朝は夫がご飯をつくるので早く起きて、つぎに子どもが起きて、私は最後までぐうたら寝てる毎日だった。
それで満足だった。
むしろ夫を戦力にし、子どもも自分の支度を自分でできるようになったその状況を作り上げた自分に「よくやった」と褒めたいと思うほど堂々と二度寝していることが幸せだった。
そんな私が、コロナのおかげで早起きになってしまった。
コロナになってからzoom飲みしたその場の勢いで
「朝みんなでzoomラジオ体操でもやろうかー、太っちゃうし~」
といったのを友人がすかさず拾って、次の日からラジオ体操のミーティングがスケジュールされていたのがきっかけで、時間は7時だったり7時半だったりしながら、今は6時10分に着地して、なんと2カ月も続いている。
6時10分っていったら、テレビ体操より早い時間だよ。
ラジオ体操をしたら絶対に二度寝しよう、と心に決めても体操し終えると身体がスッキリしちゃて、寝ようという気持ちになれないのが不思議すぎる。
そしておなかがすくから朝ごはんをモリモリ食べ、
子どもを学校へ送り出し、
庭の草花に水をやり、トマトやオクラやリーフたちの成長をみて、また母の気持ちになる。
お気に入りのコーヒー豆を挽いてゆっくりとドリップし、
それを飲みながらnoteを書いたり、構想したり、デスクに向かい原稿を書いたり構成をつくったり、インプットしたりともろもろのクリエイティブワークをする。
子どもを(越境通学のため)16時前にお迎えにいって、庭で縄跳びしたり水遊びする子どもの声を聴きながら、いつものようにキッチンで酒を飲みながらご飯をつくる。
寝る前には「お休み前のヨガ」をYOUTUBEで音だけ流しながら子どもの間に挟まれてやってるうちに寝ちゃったり。
そんな、まじでゆったりした生活が心地いい。
でも同時に、これは「期間限定」だから心地いんだとも思う。
このまま一生これが続いたらちょっとつまらないんじゃないかとも思う。
「人間らしい生活に戻った」コロナでそう思う人も多いと思う。
だけどだんだん、刺激がなくてつまらないのも事実。
人に会えないから人からのリアルな刺激のインプットがない。
ネットの情報を見て得る刺激は実際ほどはない。
うまく言葉にして出せないけど、親支援構想もだんだん頭の中で固まってきて、でも実際に行動にまで至ってない何かしら靄っとしたものがあって、それを整理することに時間がかかりすぎている焦りと、いやいや、焦ることないよという自分と。
子どもは日々日々学校でいろんなことを覚え、いろんな体験をし、いろんな感情が育っていく。
あっという間に梅雨が晴れて、夏がきちゃう。