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難しいことは絵本から学ぶとすんなりわかっていい。

 今、書きたいお話がいくつかあるのですが、その内容について知識が追いついていないので、今年はがっつりインプットしようと思っています。
 インプットにはいつも絵本を活用しています。その方法が学びの入り口として大変ハードルを下げてくれるので気に入っています。

 私が今知りたいのは、「宇宙で暮らすとどんな生活になるか」「ロボットの研究がどれくらい進んでいて、どんなロボットがあるか」など「宇宙やロボットについての基礎的な知識」です。

 JAXAが探査機「SLIM」(スリム)で月面に「ピンポイント着陸」を成功させて一月二十日で一年になりました。複数の小型ロボットが連携して作業を行いました。月面に着陸したのは、世界で五か国目でしたが、着陸寸前に分離した、複数の小型ロボットで月面調査をしたのは世界初のことでした。
 これは「小型ロボットの群れを活用するための一歩。この成果を発展すれば、人が住むのに有望な地下洞窟や、南極の永久影(太陽の光が全く当たらない領域)など危険性が高い環境の月操作も実現できるだろう」とLEV-1(レブワン)開発チームの国井康晴・中大教授が解説しています。

 私はこの記事を先日「東京新聞」で目にしてから、以前書いた短編小説の「ナユタとAI猫ロボットの弥太郎」という、大型ロボットの猫と月旅行に行く話が現実になるかもしれないとワクワクしました。また、この話では月面での生活を少し書いていますが矛盾点がたくさんあり、間違っている点を解明したいと思っていました。今回この記事を読んで、ますますその気持ちを新たにしたのでした。

 そこで、インフルエンザで学校を休んで暇を持て余している娘に、図書館で本を選んでいる時に、宇宙とロボット関連の絵本ものぞいてきました。すると、ありましたよ。そのままズバリのテーマが。

  この『もしも宇宙で暮らしたら』は、宇宙ステーションで暮らす男の子の宇宙の生活のお話です。おもに生活のなかに大きな影響のある無重力との付き合い方についてそのほとんどが描かれています。私が一番印象的だったのは、涙や血は出たまま瞼のくぼみに溜まるし、血は傷の上に溜まったままでいるということでした。その際、紙や布で吸い取るそうです。「そうなるのか。へえ〜〜〜面白い!!!」と思う知識ばかりでした。
 宇宙ステーションを無重力で移動する様は、機動戦士ガンダムの船内移動のあのシーンがまさに描かれていて、「やっぱりガンダムの通りなんだ!」と思いましたし、お風呂には入れないので体を拭くしかない。というのも納得できました。小学1年生の娘もすんなり読め、「これ楽しい!」と言っておりました。子どもにはやはりおすすめです。
 私は学ばないとわからないことだらけです。そんな中、細かな情報も絵本では易しく説明してくれるのですんなり知ることが出来、いつも重宝しています。

 もう少し、理解が進んだら、こちらも借りているので読み進められたらと思っています。
 こちらは、最近では、理系・文系に関わらず、宇宙への関心の高い若者が増えているにも関わらず、天文学の新たな発見を取り上げた現代天文学の本について書いた書がほとんどないのに気づいた筆者である、二間瀬敏史氏が、大学生に使える教科書を長年の研究を交えて、数年をかけて執筆されたという本です。読むのがとても楽しみです。

もう1冊、ご紹介したいのが、ロボット編です。

 『もしもロボットとくらしたら』こちらの本は、お父さんが勤めるAIロボット研究所から期間限定で家にやってきたロボットとの暮らしについて描かれています。
 主にロボットができること。苦手なこと。について知ることができます。
 AIロボットなので、機械学習を重ね、多くの情報から思考を発展させることができます。基本的には単純な行動の繰り返しは得意ですが、目玉焼きを作る、など複合した作業が苦手ということでした。初めて目玉焼きを作るには、インターネットからその情報を取り入れることはできても、作るとなると、まず材料を一つひとつインプットするところから始め、実際にでき上がるのには半日も要するロボットもいる。というところが印象に残りました。
 最初、名前をいうのもおぼつかないロボットが一年もすると機械学習が進み、車の運転も可能になるかもしれない。という記述には、小説でロボットを描く際に、どの程度人口知能が育っていき、ストーリーが進むにつれ成長していくロボットをどのように描写するか、ということについてヒントを得ることができました。
 こちらも絵本ですので、とても簡単にわかりやすい説明がされており、すんなり理解することができました。こちらも娘に「これも面白い!」と高評価をもらうことができました。

 この絵本二冊は楽しかったな〜。「ナユタとAI猫ロボットの弥太郎」はあえて直さず置いておきますが、今後、宇宙での滞在の話を書く時には、もう少しリアリティを持ってかけるようにできたら、と思いました。おしまい。






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