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Coffee Addicts Anonymous (CAA) 006

CAA 005で、KOTOコーヒーロースターズさんの、エチオピア、シフェラウ ジグソ ベレーソ農園、Dega, Kurume(品種)、ナチュラルのことを書きましたが、今回は札幌の横井珈琲で同じ豆の取り扱いがあったので、試しに買ってみました。以前、ギフト用にブレンドを買ったことはあるのですが、シングルオリジンの豆は初めてです。買ったときに、賞味期限が記載されていたので、焙煎日を店頭で訊いたら、10日前とのことで、すぐ飲もうと思っていたので、ちょうどいいかなと思って購入しました。実際、飲んでみると、KOTOコーヒーロースターズさんの豆の時の感動がなかったです。詳しく分析するには知識・経験がないので、何とも言えませんけれど。ただ、焙煎して3~7日後は味が変化していくものらしいので、単に焙煎が違うから、というだけではないかもしれません。

そして、兵庫県のタオカコーヒーのエチオピア、 完熟チェリープロジェクト 、ナチュラルですが、かなり感動しました。詳しくは、エチオピア、イルガチェフェ、ウォルカ村にある、サカロ ウォッシングステーションでプロセスされたものだそうです。その名の通り、真っ赤な完熟チェリーしか摘まないため、手間ひまがかかっているのだそう。

そして、同じく2021年3月末に、James Hoffmannの著作「the World Atlas of Coffee 2nd ed.」を図書館から借りてきました。コーヒー豆の産地情報、流通経路、プロセスなどについて詳細に書かれていました。Kindleバージョンはお安くなっている様でしたので、そのうちに購入してもいいかな、と思っています。それにしても、コーヒー界に於いて、彼ってカリスマですよね。(笑)

もう一冊お勧めの本があります。「世界からコーヒーがなくなるまえに」というタイトルの、翻訳本です。ペトリ・レッパネンとラリ・サロマーの共著で、セルボ貴子さんが和訳されました。(フィンランド語から)この本を読むと、美味しい、オーガニックのスペシャルティコーヒーを作る労力というものが、どれだけのものか伝わってきます。私はいままでブラジルのコーヒーにあまり興味がなかったのですが、農場による、ということがわかりました。また、コーヒー農家の家族史のようなものも含まれており、とても読みごたえがありました。コーヒーのトータルクオリティに興味がある方にはお勧めです。

最後に、この著者たち、翻訳者の住むフィンランドにおける、コーヒー文化について、「フィンランドのコーヒー消費量が世界一の秘密は、労働者の権利にあり」という記事が朝日新聞にありましたので、良かったらご一読ください。(2019年4月28日の記事)