神様とティータイム
4月14日、15日は飛騨高山の「春の高山祭」です。
ユネスコ無形文化遺産に登録された日本三大美祭のひとつであり、豪華絢爛な屋台(山車)の曳き揃え、からくり奉納が有名です。
帰省はできませんが、この2日間は、わたしのエネルギーはともに「祭」ですw
さて、有名な「からくり奉納」ですが、人形が見えないところで糸を操り、巧みな動きと演舞で奉納を行います。
(とっても雑にいうと、操り人形ですねw)
わたしは、まだ若かりしとき、このからくり奉納を見て、「こんなもんかぁ」と思ったのを記憶しています。
(なんと失敬な!)
見えないところで行われている糸の操り、
受け継がれてきている屋台とからくり人形、
さらに受け継がれてきているからくりの伝統と技術。
ここに意識が向かず、表面だけを見ていたのですね。
さらに、途中でうまくいかずに、黒子さんが登場して向きなどを修正したりもします。
そういう場面なども見て、「超有名」な割に、こんな感じなのねぇ。と思ったりしたのですね。
(若気の至り…)
本来、お祭りで行われる「奉納」は、神への奉納。
観光客もたくさん訪れ、人でごった返すこともあり、観客は人間。
そう思ってしまいますが、だれのためにやっているか?というと、神様のためなのです。
それに尽きる。
神様は、人がこうやって伝統をつないで、祭の練習して、誇りをもって祭を執り行い、奉納することを、たいそう喜んでご覧になっていらっしゃる。
そう、失敗しようが、時間がかかろうが、すべて楽しんで、喜んでご覧になっていらっしゃる。
われわれ人間がどう思うかなど、どうでもよいわけです。
この視点は、わたしが地元の自然のすばらしさに気づいたとき、自然と身に付いた感覚でした。
そして、わたしの「祭」に対する見方と想いは、180度変わりました。
神様へのお返しのひととき。
自然への感謝のひととき。
そんな祭の時間は、とても大切で、大好きで、心躍る、魂躍る時間です。
神様とデートしている気分ですw
今年、無事に開催されることが、とてもうれしい。
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