アイデアの源泉は、たった2つ
こんばんは。(株)八重コンサルティング代表の鈴木智恵です。
ITコンサルタントとして10年以上、大企業から一人会社まで数々の問題解決をしてきました。ここではその経験から、日々降りてくるアイデアや誰かの役に立つ情報を発信しています。
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今、コロナ禍の影響で多くの人が自分の事業のモデルチェンジを模索しています。私は日常的にビジネスモデルを考えるのが職業病というか癖になっていて、大企業から小規模ビジネスまで四六時中考え漁っています。
「ビジネスモデルを組み立てる・組み替える」と聞くと、少し難しく感じるかもしれませんが、売り方を変えたり(例:リアル販売→オンライン販売)、売り先を変えたり(例:企業向け→個人向け)、売り場を変えたり(例:都市部→郊外)、事業者・起業家なら誰でも考えていることです。
手前味噌ですが、コンサルタントの良さや価値は、異業種や他社、世のトレンドなどの情報を元に、あるいは第三者の客観的な視点から分析して、自社では思い付かなかった提案をしてくれることです。
起業家やコンサルタントがビジネスアイデアを組み立てる元ネタ・源泉をまとめてしまえば、たったの二つに集約されます。今日はそれをシェアします。
■ 源泉① 技術革新
過去を振り返ると、携帯電話が登場した時や、スマートフォンができた時に、新しいビジネスがたくさん生まれました。また現在実用化が進められている分野だと、AIや自動運転の車もこの類です。
このような画期的な技術革新が開発され、社会に浸透していくと、新しいビジネスモデルがたくさん生まれます。そしてそれと同時に、その陰で縮小または淘汰される分野も出てきます。
■ 源泉② 既存の組み合わせ
一見新しく思えるビジネスモデルでも、そのほとんどが既存のモデルを組み合わせたものだったり、別の業種へ転用して組み立てられています。
例えばAmazonは当初、アメリカで本をオンライン販売していました。その後、商品を日用品などに拡張しました。これはオンライン販売サイトを別の業種へ転用した例です。
■ まずはアイデア出し
一般に、①の技術開発には多大なお金と時間がかかるため、どこの企業でもできる、という訳ではないでしょう。②はどんな企業・事業主でもできますし、自社の強みやリソースに応じて組み立てられます。
最初に大事なのは「数」です。「質」ではありません。質はあとで上げていけばいいのです。
※この写真は昨年行ったパリの花屋さん。全部菊。意外と和風。
例えば、あなたがお花屋さんを営んでいたとして、移動販売の焼き芋屋さんを目にした時に「お花の移動販売」というアイデアを一つ作ります。(既にありそうですが。)廃品回収業者を見た時に、お店で売れ残った or 枯れてしまった「植木鉢や株を回収するビジネス」というアイデアを出します。昨今話題の「サブスク」と聞いて、「定額制で自宅に配達するサービス」を思いつきます。もう、何を見ても全部花屋の商売と掛け合わせる、くらいの気持ちで四六時中考えてください。
でね、上記のように既に世の中にあって全然構わないんです。だって、世の中にまだ存在しない何かを見つけようなんて、植物学者が高山に分け入って新種を探すようなもの。そんなのめちゃくちゃ大変だし、そうやって見つけたってうまくいくか分からないんですから。ポイントは「自分にとってNew」かどうか。
あと、浮かんだアイデアを実現するのに、お金がない、時間がない、経験がない、資格がない、、、なんて言うのは一旦、後に回してください。
■ 次に、アイデアの質を上げる
アイデアを10個、20個出してみると、1つくらい「あれ?これ面白いかも!?」ってなるのが出てきてワクワクします。でも翌朝に冷静に考えると「なんじゃこりゃ」ってなるのが普通です。それでもめげずに100個、200個出してみると、1つくらいは、数日間ワクワクできて、いろいろ考えてもイケそうな気がするものが出てきます。そのHotな数日間のうちに、必要なリソース(お金・時間・人など)や採算性、スケジュールなんかを具体化していきます。
すると具体化する過程で、壁みたいに感じられるものが出てきますが、それは敢えて「課題」と呼んでください。例えば「お金がないから無理」と決着するのではなく、「お金を準備するにはどうするか」、「もっと安く実現する方法は?」と考えていきます。
やること自体はそんなに難しいことではないですよね。ただ、生まれたてのアイデアは、細いロウソクの火みたいにとても繊細です。世間の常識や誰かの(当てにならない)事例、統計値なんかに吹き消されないようにしてください。そして自分の中の情熱の火が燃料ですから、ぜひ大きい炎になるまで燃やし続けてください。
今日の投稿は以上です。
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わたくし事ですが、今日初めてnoteに投稿した記事にサポートを頂きました。驚いたのと嬉しいのとでかなり動揺しております(笑)これを励みに、これからも皆様のお役に立てる記事を投稿できるよう精進します。
いつも読んでくださってありがとうございます。 頂いたご支援は、アイデアの源泉となる情報や体験に使わせていただきます(^-^)