海外で働くことになったら、どうする?
海外で働くことになった!という人、いますか?急に海外で働くことになると心配事が多いですよね。私が海外に行く時に特に大変だったことや気をつけたことをまとめます。
基本はこういうサイトにまとまってると思うんですが、実際にやってみてどうだったか、私の感想を書いてみます。
予防接種
行く国にもよりますが、調べると「こんなに打たなきゃいけないの?」という感じで出てきます。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/asia/mongolia.html
「渡航のために必要な予防接種はありません」と書いておきながら、その後の推奨接種一覧が怖い。
私もモンゴルに赴任する前、狂犬病、A型肝炎、B型肝炎、破傷風を打ちました。こういう予防接種は実費な上、扱っている病院も少ないし、その病院にいつも在庫があるわけではないので、電話などで確認したほうが確実です。つまり、かなり前もって計画して接種しなければいけないんですね。
そして、狂犬病はかなり痛かったです。注射自体が痛いし、接種した日の夜は痛くて大変だった気が。まあ、注射後についてはコロナのワクチンの方が大変でしたけどね。
インドネシアでは腸チフスを追加接種。しかし、その後3回ぐらい腸チフスになりました。意味ないじゃん。でも、1回目の腸チフスで熱を出したにもかかわらず入院にならなかった(自力でタクシー呼んで病院まで行って、一人で症状説明して、点滴打たれて自力でタクシー捕まえて帰ってこれた)のは、予防接種のおかげなのではないかと、今になって思います。
海外旅行保険
日本の会社からの海外赴任だったら会社がやってくれると思うんですが、海外の企業で雇用される場合、海外旅行保険をかけておいた方がいいこともあります。私はモンゴルで足を骨折したら、絶対日本で治したかったので、毎年10万円程度する海外旅行保険をかけていました。海外旅行保険で、日本に輸送してもらおうと思ったわけです。だって、モンゴルで骨折治療すると足が短くなるっていうんだもん。結局、足は骨折しなかったのでよかったですが…
飛行機の遅延以外にも、自分が病気や怪我になって、日本から誰か来る場合の費用なども出たりします。まあ、家族が海外に来てもどうしようもないケースもありますが。言語ができなくて逆に足手まといというか。実際にそうなったことはないのでわかりませんが…
荷物まとめ
荷物をどのぐらい持っていくかにもよりますが、私は飛行機で持ち込めるだけにしています。モンゴルの時はスーツケース1個、インドネシアの時はスーツケース2個+1個(おまけで1個無料だったから)。
大変なのは、荷物を別送する場合。モンゴルには冬服を後で送ってもらいました。入れるものによっては関税をかけられたり、没収されたりするので、よく確認した方がいいです。服なら新品は避けて、新品でもタグなどを取り一回洗濯したほうが無難。食品も送れるものを選びましょう。
日本から送るとき、郵便局に持っていくと、窓口の方が資料を見ながら対応してくださるそうです(いつも送ってくれる母談)。いつも迷惑をかけています…問題があると引き受けられないから郵便局も必死なんでしょうね。すみません。
郵便物
日本国内で届く郵便物、いろいろありますよね。クレジットカード関係、保険関係、年金関係、などなど。海外に送ってもらうわけにいかないものも多いので、受け取ってくれる場所を作っておくと安心です。多くの人の場合、実家になるのではないかと思います。実家の母は慣れたもので、封筒を見て「これは怪しいな」と思うと写真をとって送ってくれます。それで、私が「それは問題ない」「開けて中身の写真を送ってくれ」など指示を出して対応していました。中身が家族にバレるんですけどね…私は危うく生命保険が解約されるところでしたが、母が見つけてくれてことなきを得ました。
貯金とお金
日本の銀行口座って日本在住じゃなきゃいけないのですが、私は日本に帰ってくる見込みがあったのでそのままそっとしておきました。航空券買う時とか日本のカードを使う=日本の口座が必要なので。証券口座も同様に、取引がない(お金が動かない)状況にしてそのままそっとしておきました。
海外で当面の間使うお金をどう持っていくかですが、私は日本円(1万円札)で持っていくことが多いです。ドルに替えて持っていくと、手数料がかかるし、日本円でも両替してくれるところが多いからです。ついでに、千円札と五千円札も持っていきます。ちょっとだけ両替したい時や、たま〜に日本円でやり取りする機会があったりするので。授業のレアリアとしても使えます(日本語教師だけか。授業で「これが日本のお金ですよ〜」って本物を見せると盛り上がる)。
インドネシアでは、家を借りるのにドルが必要と先輩に聞き、ドル(現金)を空港で両替して持っていきました。100万円以下なら、手持ちで持っていくのも悪くないと思います。現地に口座ができたら、Transfer wiseなど、送金サービスを使うのもいいですね。
リスクヘッジとして、クレジットカード(ビザとマスター)と海外で下ろせるキャッシュカードを持っていくのがおすすめ。現金と両方あれば、とりあえずはしのげると思います。
住民票を抜く
住民票を抜く(海外に転出する)と、住民税などを払わなくて良くなります。そして、在外選挙もできるようになります。国民健康保険の場合は、資格を失うのでそこは自己判断で。国民年金も納付義務がなくなります。私は任意で払い続けていました。
日本国内の転居と異なり、役所に行かないと手続きできないので気をつけて!
携帯電話
日本の携帯をどうするか、大きな問題です。最近はe-simも増えたし、海外でローミングしても普通に使える会社も増えました。
今のところのおすすめは楽天モバイル。国内の繋がりやすさは微妙ですが、海外だと月2GBまで使え、追加料金なし。しかも、海外の大手キャリアにローミングするので、日本より速度がいい!2GBまでしか使えないことを考えると、月980円…という気もしますが、楽天の電話アプリを使うと日本への電話が無料でかけられるという利点も。これなら、番号の維持も兼ねてもっておいていいと思います。前は3ギガまで0円だったのになぁ…
と思っていたんですが、モンゴルはまさかの対象外という…使える国と使えない国があるのでよく確認を!モンゴルに行くならpovoのローミングトッピングが使えます。高いけど。
あとは、自分のスマホをSIMフリーにしておけば、海外で契約したSIMを入れて使うことができます。国によっては登録が必要で、インドネシアは海外で購入したスマホをインドネシアのSIMで長期にわたって使う場合、IMEI(スマホの個々のシリアル番号)登録が必要です。
または、安いスマホを現地で買って契約するとか。海外でスマホを盗まれるのはたまにあることなので、リスク回避のために現地調達という方法もあると思います。
残す荷物をどうするか
海外に行くことばっかり考えていますが、荷物を全て持っていくのは無理ですよね。小学校の卒業アルバムとか、そういう「残しておきたいけど持っていく必要はない」ものって、たくさんあるわけで。
私は実家にそのまま置いて行っていますが、そういかない人もいると思います。家を借りている人は家を引き上げ、荷物は預かってくれる人にお願いしたり、倉庫を借りて入れたりなど必要になってきますよね。
現地の家
現地の家も大事。安心安全で快適なところがいいですよね。と言いながら、私は今まで先方が準備したところに住むことが多かったです。インドネシアで、初めて家を借りました(人生で初めてちゃんと家を借りた)。
家の借り方は先輩から聞き、日本人が対応してくれる不動産会社を紹介してもらいました。渡航前からその方と連絡を取り、予算や希望を伝えて、目星をつけておきました。この方がとてもいい方で、対応も丁寧で、交渉上手で、契約更新の時には「家賃下げときました!」って私が何も言わなくてもやってくれました。いい人を紹介してもらうのも大事ですね。
行ってすぐの滞在先は、これまた他の日本人の同僚に聞き、ホテルを押さえました。その滞在先に住みながら、次の住居探しということで内見をして、部屋を決めました。スパッと決められれば1日で決まりますよ。
初めていく街なら、土地勘がないので、周囲の日本人に聞くのがおすすめです。現地の人に聞いてもいいですが、外国人が住んで安全かどうかというのは、日本人に聞いたほうが様子がわかると思います。私は、同じ会社の方が住んでいるアパートにしました。これなら間違いない(休みの日に会うかもしれないというのはあるけど)。
言語
英語で仕事ができるとしても、せめて現地語であいさつぐらいは覚えて行った方がいいですよね。まあ、私が何も勉強せずに行きがちなので人のことは言えませんが。インドネシア語は会社の補助が出たのでがんばって勉強しましたよ!
英語圏でない国でも、空港やホテルは英語が通じることが多いので、英会話は勉強しておいた方がいいかもしれないですね。空港でのちょっとしたトラブルとか、最初に滞在するホテルはストレスが少ない方がいいですもんね。
結構どうにかなる
私は一人での海外滞在が多いので、行ったらなんとかなるでしょ、大体のものは買えるでしょって思っていますが、家族がいるとそうもいかないですよね。そうなると私の話はあまり役に立たないと思いますが(単身でしか行ったことがない)、少しでも不安が減ればうれしいです。
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