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インドの断食に関して/about fasting in India

インドの暦でエーカーダシーという日があります。ちなみに、एकादशीエーカーダシーとは月齢11日目。この日はスピリチュアルなお勉強やチャンティングに向いているとされていて、断食したり食事にかける時間を節約したりします。

基本的な断食は米や小麦、野菜などを摂らず、その日はフルーツだけにする人、水も一切飲まない人、やり方は個人によってもコミュニティによっても違うようです。こういう日があることで内臓を休ませる機会を持つのはとても大切だと思います。

例えばフルーツだけで過ごす、とするとお料理する必要がないのでその分時間がうきます。昼食と夕食の用意が必要ないだけでも1日のうちで数時間余裕ができるので、お勉強やお祈りに捧げることができます。

もう一つ大きなメリットは胃腸の消化活動をすこしお休みさせられること。アーユルヴェーダでは消化力がうまく働いていれば、代謝がスムーズに行われ、身体を滋養できると考えますが、反対にこの消化力が弱いと病気の元になる毒素ができてしまう、と教えています。

特に梅雨から夏や秋雨の間は季節的要因から何もしなくても消化力が落ちます。それなのに普段通り食べていてはどうしてもうまく滋養されません。エーカーダシーは大体月に2回ありますので、リセットするにはとても良いタイミングだと思います。

お腹がグウとなるのは消化できるよ、の身体からのお知らせなので、最近空腹感感じないと思ったら一食抜くとかスープだけにするとか試してみると良いと思います。時間がきたから食べるのではなく、空腹になったから適量食べるが良いです。

インドではエーカーダシーの他にもナヴァラトリというお祭りの期間中に断食を行なうことも一般的です。断食と言ってもサブダナ(タピオカ)や雑穀類、ジャガイモなどは食べても良いとされています。「サブダナキチャディ」「サブダナワダ」などはマハーラーシュトラ州で一般的な断食食です。また、fasting mealなどで検索すると断食期間中に食べられるメニューのレシピがたくさんヒットしますので、興味のある方は探してみてください。

*インドのファスティング食の一例はこちらへ


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