サボりすぎて免許合宿が1週間のびた件
大学2年の夏休みの某日、私は3度目の運転免許の学科試験を受けるべく、茹だるような暑さのなか水戸まで来ていた。学科試験は、学歴だとか頭の良さだとかは要求されず、それなりに対策すれば誰でも受かるはずの試験である。しかし、私は圧倒的な勉強不足により2度も続けて落ちた。水戸との往復でかかる交通費と試験費で既に3万円もの大金を溶かしていたし、やるべきこともできない自分が嫌になった。そもそも、こういったことは最後の学科試験に始まった話ではない。
話は免許合宿の初日にまでさかのぼる。