【機能解剖学】オススメの本を紹介
以前の動画内で「オススメの書籍はありますか?」というコメントが付いました。現在の知識レベルが分からないので、具体的な書籍名などは上げず、ふわっとした返信になっていました。
そこで今回は、機能解剖学の動画をつくる上で、参考にしている本を紹介します。
本来、僕とCHICKENさんで1冊ずつ紹介できれば良かったのですが、二人とも同じ本を読んでいるので、1冊だけ紹介させてもらいます。
■ 1冊での筋肉を網羅!『身体運動の機能解剖学』
この本を参考に機能解剖学の動画を作成しています。
学校などの教材として使われることも多いので、知っている方もいるのではないでしょうか。
この本のおすすめポイントは3つ。
・シンプルに情報がまとまっている
・関節ごとの構成で分かりやすい
・1冊で基本を網羅できる
※理学療法士などを目指している方は物足りない内容だと思います。
機能解剖学の要点がギュっと詰まっているので「基本の情報量が最優先!」「1冊で済ませたい!」という方にオススメしたい本です。
目次はこんな感じ。
【目次】
機能解剖学の基本的な知識
肩甲帯
肩関節
肘関節と橈尺関節
手関節と手
上肢の動きの分析
股関節と骨盤帯
膝関節
足関節と足
体幹と脊柱
体幹と下肢の動きの分析
バイオメカニクスの基本的な要素と概念
動画内で紹介している細かなトレーニング法の記載はありませんが、機能解剖学の基礎を知るには十分な情報量だと思います。
295ページにわたる本書では、用語の説明や関節内の構造、筋肉の収縮様式などから始まり、関節ごとにすべての骨格筋を紹介、トレーニングの原則や主要なトレーニング動作の分析、最後にはバイオメカニクスにも触れています。
いかにも専門書のような見た目ですが、膨大な文字が並んでいる本ではなく、イラストや写真も使われています。中身も派手なデザインなどはなく、色がついているのは筋肉のイラスト部分とタイトルのアクセントのみ。
必要以上にイラストやキャラクターが登場する本とは違い、丁寧な解説が本書の魅力です。
『CHICKEN HEART TV』の動画では、起始停止の紹介もしていますが、2人ともざっくり覚えてるだけで、正式名称は覚えていなかったりします。というより、ほとんど正式名称の確認のために本書を使っています。
調べる時も関節ごとに構成されており、知りたい情報を確認しやすいのも嬉しいポイントです。
ただ、理学療法士を目指している方には物足りない内容です。
足や手、脊柱周辺などの筋肉の解説もありますが、詳細についての記載はありませんので、ご注意ください。
動画では説明しきれていない、関節や骨、動作の分析なども書かれているので、「もっと知りたい!」という方、ぜひ一度手にとってみてください。(大きめの書店には置いてあると思います。)
ーーーーーーーーーーーーーーー
今回、初めて本の紹介をしてみましたが、動画を見ていただいている方はスムーズに読み進められると思います。今後、紹介するものがあるか分かりませんが、使ったこと、読んだことのあるもののみ紹介していきます。
トレーニングでメインとなる筋肉は、動画でも解説しているので、興味のある方は『CHICKEN HEART TV』覗いてみてください。
では、また次回の記事で。