生まれて初めての飛行機旅行
無謀な事だとは分かっていたが、子連れで夫の出張について行ってみた。
子どもたちには初めての飛行機。親にとっても子連れでの初めての飛行機。
下の子は膝の上に座らせて、上の子の席は確保して優雅な飛行機の旅へと思ったがそうはうまく行かなかった。
飛行機にテンションが上がるが、移動時間が長くなると飽きてきて降りたいと宣う子どもたち。
あまりにも暴れまくって服からお腹がペロンとなっていた下の子を見たCAさんが、
「あら!お腹が出ちゃってるよー。」
と言ってお腹をくすぐってくださった時に、勝手にお家でお母さんをされているんだろうなぁと思い、少しほっこりとした。
サービスのドリンクで、飛行機乗ったらビーフコンソメだよねと思っていたが、お膝に子どもが乗ってる場合は危ないので熱々での提供はできないという最もな理由でビーフコンソメを飲めなかった親たち。
次に子どもと一緒に飛行機に乗ったら熱々のビーフコンソメを飲みないなぁと思っていたら、帰りの空港で夫がビーフコンソメ味のお菓子を買ってきていた。心の声が漏れ出ていたのかもしれない。
飛行機のサービスというものをすっかり忘れていたが、3歳未満の子どもがいる場合優先搭乗させてもらえる。人が多いのが苦手な子どもたちにとっては大助かりなサービスである。
また乗った飛行機で子どもたちにいただいたおもちゃが小さな飛行機の模型であった。
爆発、遭難、沈没、墜落、脱線等々乗り物のトラブルが全般的に大好きな上の子が飛行中に飛行機のおもちゃでそれらを再現し始めないか心配していた。無事にテーブルの上で離陸と着陸ごっこをしてくれてホッとした。
きっと飛行機の離陸前に見た飛行機の安全のためのお知らせを食い入るように見ていたので、その効果なのかもしれない。飛行機に乗り慣れている人にとっては定番だが、初乗りの子どもたちにとっては衝撃的だったようだ。
もらった飛行機を握りしめていた上の子、お腹を出しまくっていた下の子と、2時間弱のフライトでヘトヘトになった両親。
ようやく着いた!と思った後に一つ気が付いてしまった。帰るためにはもう一度飛行機に乗らないといけないという事実に。
覚悟を決めて乗った帰りの飛行機は、たまたまモニター付きの機体だったため、子どもたちがテレビを見てくれて行きの5倍ぐらいは楽だったということを付け加えておきます。