アリスの昆虫教室 復活記念スペシャル編
アリスの昆虫教室 第30弾です。
アリス:みなさん、お久しぶりです!昆虫大好きな大食いモデル、アリハウこと、アリス・ハウエルです!
チカノベ:昆虫に詳しい、天の声のチカノベです!天の声は、芸名が変わってチカノベになりました!
アリス:この番組は、私がチカノベさんと一緒に、昆虫について説明するものです。
チカノベ:できるだけ、昆虫の実物写真や、えぐい表現を見せない、昆虫が苦手な人のための番組でもあります。
アリス:今回は、第30弾 復活記念スペシャル編です。
チカノベ:久々の昆虫教室です。3年振りですね。今回から、挿し絵がデジタルイラストになりました!
アリス:アナログの色鉛筆画を撮影した挿し絵は卒業よ!
チカノベ:今回は、復活記念スペシャルということで、チカノベの好きな昆虫をたっぷり紹介していきます!
アリス:スタートする前に、自己紹介からいきますか。
アリス:私は、アリス・ハウエル。本名はAlice・Alfreda・Ann・Howell(アリス・アルフレーダ・アン・ハウエル)で、イギリス出身、日本育ちのモデル・タレント・フードファイター・ファッションデザイナーよ。シルエラ県ミルロシティ在住。昔から自然と触れ合うのが大好きで、特に好きな昆虫はアリ、カメムシ、チョウだわ。誕生日は10月1日、永遠の高校2年生で、県立の農業高校在学中よ。将来の夢は昆虫学者、トップモデルなの。
チカノベ:チカノベ(Chica Novelista)は、アマチュア漫画家を目指す永遠の5歳(実年齢は20代半ば)の純粋な乙女で、性自認は男性が強めのXジェンダー、バイセクシャルで、昆虫が大好き。将来は大学の農学部で昆虫を研究し、博士号を取って昆虫博士になりたい。第一志望は琉球大学。シルエラ県ミルロシティ在住(本当は東北出身、東北各地育ち、東北在住)で、北日本から一度も出たことがない出不精で、東京・大阪等に一切憧れがない田舎人。好きな昆虫はこれから紹介する。
チカノベ:まずは、チカノベの好きな昆虫を紹介します。
アリス:チカノベさんが、その昆虫の好きな理由と、好きな昆虫との思い出を語りますよ。
チカノベ:チカノベの好きな昆虫No.1、ムネアカオオアリです。将来、飼ってみたいです。
アリス:ムネアカオオアリは、ハチ目 アリ科 オオアリ属に分類される昆虫です。
チカノベ:ムネアカオオアリは、社会性昆虫で、女王アリが卵を産み、働きアリが子育てや狩りをします。飼ってみて、巣の様子を観察してみたいです。
アリス:ムネアカオオアリの思い出は?
チカノベ:自宅の寝室の枕元(ふすまの敷居)に穴を空け、巣を作っていて、自宅にわいたので、さすがにこのコロニーのみ害虫認定し、アリの巣コ◯リを設置しました。ムネアカオオアリ対応ではなかったので、上ぶたを開け、枕元に置いたら、ピタッといなくなりました。
アリス:大好きな昆虫なだけに、駆除は辛かったでしょうね。
チカノベ:自宅にわいたムネアカオオアリの働きアリが、すきやきふりかけの赤いフレークを咥えてうろついていたこともありました。
アリス:私飼うとき、すきやきふりかけあげてみようかしら。
チカノベ:あと、最近の話ですが、普通は初夏に新女王アリ(羽アリ)がたくさん出てくるのですが、4月の暑い日に1匹だけ新女王アリが今の仕事場に出てきて、これ婚活できないだろと思いました。
アリス:最近の4月は夏みたいに暑いわよね。ミルロシティも最近の春は暑すぎます。
チカノベ:チカノベが一日たりとも忘れはしない昆虫、カメムシです。気がついたら、タートルインセクトと呼んでいました。推しのカメムシは、アカスジカメムシと、キバラヘリカメムシと、です。
アリス:アカスジカメムシは、カメムシ目 カメムシ科に分類されるカメムシの一種で、キバラヘリカメムシは、カメムシ目 ヘリカメムシ科に分類されるカメムシの一種です。アカスジカメムシについては、以前の昆虫教室では、クサいと説明していましたが、本当はこのカメムシはニオいを出しません。
チカノベ:アカスジカメムシは、名前の通り赤い筋が入っていて、キバラヘリカメムシは、上から見た感じは黒っぽい地味なカメムシですが、名前の通り腹が綺麗な黄色のヘリカメムシです。
アリス:名前の通りの見た目をしているカメムシたちです。
チカノベ:アカスジカメムシは、赤い派手な模様で、外敵たちは、まずそう、毒がありそうと思って襲いかかりません。そのため、ニオいを出す必要はないのです。キバラヘリカメムシは、腹がレモンのように濃い黄色でとても綺麗で、青リンゴのいい匂いのカメムシです。
アリス:アカスジカメムシは、セリ科植物の種のエキスを吸う害虫で、キバラヘリカメムシは、マユミやニシキギの木につきます。
チカノベ:どちらとも、ニオいの面では、あまり不快ではないカメムシと言えるでしょう。
アリス:虫が苦手な人が見れば不快でしょうが、このカメムシたちはクサいと決めつけて近寄らない、興味を持たないのは、虫(カメムシ)好きの私にとっては嫌だわ。
チカノベ:カメムシは、何でもクサそうなイメージがありますが、この2種のニオいのことを知って、カメムシ=全部クサいというイメージを払拭してほしいです。
アリス:チカノベさんの推しではないので、今回は紹介しませんでしたが、オオトビサシガメは、バナナやバニラの匂いがします。サシガメ科のカメムシは、吸血するので、観察は要注意です。
チカノベ:仕事場で、病気っぽい歩き方をしたビロードサシガメなら見たことがあります。以前、昆虫教室でサシガメの挿し絵を描いた際、特徴がよく似ていたので、弱っていましたが、触りませんでした。翌日、死んでいた気がします。
アリス:サシガメをはじめ、知らない昆虫には手を触れないようお願いいたします。
チカノベ:一部のケムシ、コウチュウ、ハチ等は、かぶれたり、刺されたりなどしますよ。
アリス:カメムシの話に戻るけど、秋田県の人が、カメムシが多いと大雪になると言っていたわ。今年は母が九官市役所近くのコンビニで緑色のカメムシの大群を見たって言っていたし、秋田の人もカメムシ多いって言ってたから、今年は大雪に違いないわ。
チカノベ:チカノベの母も白雪町のコンビニで緑のカメムシの大群を見たと言っていました。以前、宝石みたいなカメムシ(種類不明で緑色、虹色の光沢)がファ○マにいて、撮影しようとしたら、逃げられました。以前の昆虫教室でも言いましたが、携帯持ち込み禁止の病棟で、新種と思われるカメムシもいました。デジタルでも、絵を描いておけばよかったです。多分、カメムシ科だと思います。
アリス:標本として取っておけばよかったのに。
チカノベ:カメムシには変わりないので、駆除されてしまいました。
アリス:カメムシの好きなポイントは?
チカノベ:カメムシはフォルムと、見かけたらみんな大騒ぎして、ちょっと嫌われているところが好きです。ニオいは好きではないですが、憎めません。
アリス:アカスジカメムシの思い出は?
チカノベ:アカスジカメムシは、前の仕事場に自生しているディル(イノンド)によくいました。アカスジカメムシは、セリ科植物に集団でいることが多いです。
アリス:カメムシって集団でいることが多いわね。見たことあるし、カメムシはなぜ群れるか、図書館の本で読んだわ。
チカノベ:前の仕事場の人が、アカスジカメムシを見せてきて、これなにカメムシ?と聞いてきたり、理事長からブチヒゲカメムシやアカスジカメムシの画像がメールで送られたりするくらい、チカノベはカメムシ好きだと思われています。
アリス:そうなんですね。キバラヘリカメムシの思い出は?
チカノベ:キバラヘリカメムシは、学生の頃、自転車の鍵についていて、普通のカメムシかと思って、食事中の先生に駆除してもらい、キレイなカメムシだったねって言われました。それが本当に匂いまでキレイなカメムシとは思いませんでした。
アリス:カメムシはいい匂いでもカメムシよ。
チカノベ:以前は病院の外壁とかでたまに見かていましたが、いい匂いだと知ってからは全く見かけなくなりました。2020年代に入る前の話です。
アリス:私も匂いを嗅いでみたいわ。
チカノベ:キュートさNo.1なのが、アゲハの幼虫です。
アリス:アゲハチョウは、チョウ目 アゲハチョウ上科に分類される昆虫です。幼虫は、ミカンやカラタチ、サンショウなど、ミカン科の植物の葉を食べます。
チカノベ:目玉模様があるのは、鳥を脅かすためで、本当の目玉ではないです。
アリス:鳥は、ヘビが天敵で、アゲハの幼虫が鳥に襲われそうなとき、目玉模様の部分を膨らませ、臭角(しゅうかく)を出し、ヘビだぞ〜と脅し、鳥はキャー!ヘビ〜!!と驚いて逃げます。
チカノベ:カラスには通用しません。庭のサンショウの木で飼っていたアゲハの幼虫たちがカラスに食べられ全滅しました……。
アリス:アゲハの幼虫の好きなところは?
チカノベ:もちろんかわいいところです。蝶になるために、葉をむしゃむしゃ食べているところも愛おしいです。
アリス:アゲハの幼虫の思い出は?
チカノベ:以前住んでいた県で、学校でアゲハの幼虫や卵を観察していましたが、卵や蛹は一切孵化・羽化しなかったのが残念です。卵はいつまでも孵化しませんでしたが、転校したのが3月なので、転校したあとに羽化したと信じたいです。
アリス:何かあるのかね……。
チカノベ:キュートさNo.1の座を争う、イナゴも好きです。
アリス:イナゴは、バッタ目 バッタ科 イナゴ亜科 イナゴ属に分類される昆虫の総称です。図は、コバネイナゴです。
チカノベ:稲を食べる害虫として、米農家には嫌われていますが、あのお目目がかわいくて好きです。
アリス:本当にかわいいバッタです。
チカノベ:昔は、累代飼育してみたいと思っていました。
アリス:イナゴの思い出は?
チカノベ:2011年、市内の商業施設でイナゴが大量発生し、警備員さんに自動ドアを止めてもらい、捕まえたことくらいです。翌年以降はあまり見られず、生態系のバランスというものを体感しました。それ以外はあまり記憶にないです。
アリス:私も生態系のバランスを体感することは結構あるわ。
チカノベ:クスサンもたまらなく好きです。
アリス:クスサンは、チョウ目 ヤママユガ科に分類されるガの一種です。図は、クスサンの変態(成長過程)の一部です。終齢幼虫から成虫です。繭に入った蛹は、見やすいように、繭の網かけを透かしています。
チカノベ:好きな理由は、チカノベが今の仕事場に就いてから、クスサンの毛虫が大量発生したのと、中学生の夏休み、網戸にクスサンの母虫が産卵したからです。産卵中、卵が詰まり、親が助けましたが、力尽きて死んでしまいました。
アリス:網戸に産卵したら、エサがないわね。
チカノベ:春になった頃だと思いますが、ケムシ(一齢幼虫)はしばらく活動したあと、死んだのか、姿を消しました。町内には以前、大きな栗の木があり、母虫は幼虫時代はそこで育ったと思います。現在は伐採され、一軒家が建っています。
アリス:クスサン含むヤママユガ科は、ガの中でも大型です。 クスサンの幼虫は、クリやクルミ、ドングリなどの木の葉を食草にしています。
チカノベ:非常に大量発生しやすい昆虫として有名ですが、チカノベの仕事場付近では、もう絶滅したと思われます。復活願です。
アリス:クスサンの思い出は、夏休みのこと以外はあるの?
チカノベ:仕事場のコンクリートの壁にあった蛹をクス(サンを取って呼び捨て風)と名付けて観察していましたが、2年経っても羽化せず、撤去されました。チカノベの育てる卵や蛹って、いつも虫が出てきません。何か体から悪いもの(放射能、ホルモン、毒など)が出ているんですかねぇ?
アリス:いじりすぎとかかな。
チカノベ:アゲハのときは、卵は紙箱に入れて、窓際の日に当たるところに置いていただけでした。蛹は前蛹のときに先生が餌を入れたので、1匹落ちてしまいました。羽化するかどうかとは関係ないですが、冬で黄色い虫かごだったので、褐色の蛹でした。
アリス:アゲハの蛹は、育った環境によって色が決ります。通った道の表面がツルツルだと緑色型、ザラザラだと褐色型の蛹になります。季節や虫かごの色は関係ないと思います。プラケースだと緑になりやすいそうです。
チカノベ:甲虫でいちばん好きなのが、カミキリムシです。図は、ゴマダラカミキリです。
アリス:ゴマダラカミキリは、コウチュウ目 カミキリムシ科に分類される昆虫の一種です。
チカノベ:こう見えても、立派な害虫なのが残念です。あと、チカノベの家族に嫌いな昆虫を聞いたら、カミキリムシでした。
アリス:カミキリムシの幼虫は、樹木の幹の中を食い荒らす害虫で、カミキリムシを役所に持っていくと、お金がもらえる地域があり、地域によって50円のところや100円、500円のところがあります。
チカノベ:ウメやモモ、ミカンなどの生産が盛んな地域でお金をもらえるそうで、種類は外来種のクビアカツヤカミキリです。うちの自治体ではやっていないみたいです。
アリス:残念ね。
チカノベ:お小遣いがもらえるのでやってみたいですが、そのカミキリムシたちを殺処分していると思うので、昆虫大好きな身としては、非常にやりづらいです……悲しいです。
アリス:私も昆虫を一切いじめない、殺さない観察をしたいわ。さて、カミキリムシの思い出はありますか?
チカノベ:はい。最近はあまり見かけなくなりましたが、直感でカミキリムシが近くにいるとしたら、いることはすぐにわかります。
アリス:超能力じゃないけど、私もできるわ。
チカノベ:カミキリムシは、首の関節からギイギイと音が鳴るので、近くにいることはすぐにわかります。クモの巣に引っかかってたら、全身を使って動くので、もっと聞こえます。
アリス:ギイギイ聞こえる!と思ったら、近くにゴマダラカミキリがいるってあるあるよね。
チカノベ:はい。最近は生息数が減ったのか、その能力を発揮する機会が激減しています。
アリス:悲しいことに、現代では、いろんな昆虫が毎日絶滅の危機に瀕しています。私たち昆虫好きな人たちの力で、食い止めたいです。
チカノベ:最後にカミキリムシを見たのは、今年の夏で、耳鼻科の通院の際、運動で歩いて行っていたら、リサイクルショップのところに、壊れたモバイルバッテリーが落ちていると思ったら甲虫で、ひっくり返して模様を見たらシロスジカミキリで、死んでいました。バッテリーと思えるくらい、ゴマダラカミキリよりかなり大きくて太かった印象です。
アリス:ゴマダラカミキリの大きさは25~35ミリ、シロスジカミキリは45~70ミリの大きさです。モバイルバッテリーにしては小さくないですかねぇ?
チカノベ:チカノベが以前使っていた百均のモバイルバッテリーと少しコンパクトな大きさだった気がするし、ド○キで売ってるモバイルバッテリーはそれくらいの大きさだったような、そうじゃなかったような記憶があります。
アリス:どんなモバイルバッテリーも、10cmを下回ることはないと思うわ。
チカノベ:現代の小型化の流行を大げさに信じちゃったんですかね。翅が少し浮いているところが、膨張してパカッと浮き上がったたモバイルバッテリーのようでした。
チカノベ:名前が好きなのは、ハサミムシです。
アリス:ハサミムシは、ハサミムシ目の昆虫の総称で、母親が子育てをする昆虫です。母親が死んだら、子どもたちが母親を食べてしまいます。
チカノベ:幼稚園のとき、違う地域に住んでいた頃は、よくハサミムシを見かけましたが、今の地域に越してからは、運動公園付近でしか見かけた記憶がないです。
アリス:ミルロシティには結構いるわよ。
チカノベ:チカノベもシルエラ県 ミルロ市在住って設定なんだけど!
アリス:南部ですか?
チカノベ:北西部ですね。隣の町内ですが、ミルロ西小学校の近くに住んでいます。カフェやパン屋、白い雪学園前高等学校、にたどり総合病院、4階建ての金持ちのお家のある地区です。
アリス:白雪(ニエベ)地区ね。白雪町かな?私も北西部だからお家近いかも!桜(スリズィエ)地区のキノコ工場の隣よ。
チカノベ:かなり個人情報じゃないですか!
アリス:じゃあ配信するとき、ピーって入れてもらおう。ハサミムシの思い出は?
チカノベ:あまり記憶がなく、名前が気に入っているので好きなだけなのですが、この辺にあまりいなくて知られていないのか、運動公園の近くにあるテニスコートで、中学校の先生にハサミムシいたって言ったら、挟まれるぞーと言われました。
アリス:ハサミムシは毒はありませんが、挟まれると痛みや出血を伴う場合があり、傷口から雑菌が入って炎症を引き起こすこともあるので、気をつけましょう。挟まれたら傷口を必ず消毒ですよ。
チカノベ:リクエストがあったので、チカノベの嫌いな昆虫も教えます。チカノベは、基本カメムシでも何でも害虫ではありませんが、チカノベが害虫認定している昆虫も紹介します。
アリス:チカノベさんの定義では、気分を害する=害虫なのですよ!
チカノベ:昆虫のイラストを初めて描いた記事でも言いましたが、誰もが害虫だと思う、直翅目の某昆虫は省いています。その昆虫より出現率の多いと思う、チカノベの嫌いな昆虫をお見せしたいです。
アリス:好きな昆虫と同様、嫌いなポイントと、嫌な思い出について語っていきます。
チカノベ:嫌いな昆虫No.1、チョウバエです。図は、オオチョウバエです。いちばん嫌いなのに、絵の出来が他の昆虫よりかなりいいと思います。
アリス:チョウバエは、ハエ目 チョウバエ科に分類される昆虫で、ハエというよりはカ(蚊)に近い昆虫です。刺しませんが、サシチョウバエという刺す種類もいます。チョウのようなハエが名前の由来です。
チカノベ:家の浴室や台所、居間などに発生していて、もうしつこいです。
アリス:トイレや浴室、水槽などの水回りに発生し、幼虫は水中の有機物を食べて育ちます。別名、便所バエです。
チカノベ:今回描きませんでしたが、ホシチョウバエもセットで大嫌いです。バスマジッ◯リンやシャンプー、ソープの泡かけたら即死です。
アリス:害虫はやっつけてもいいのね。
チカノベ:幼虫は排水溝にわくので、塩素かけておきます。
アリス:こう見えてもオオチョウバエは毛がふさふさで、ズームして見ると結構美しいです。
チカノベ:自分はそうは思いませんけどねぇ。
アリス:チョウバエの嫌な思い出は?
チカノベ:風呂洗いのモップに死骸がくっついてて、流さないといけないのと、浴槽に湯を溜めた日(今は毎日ですが)には、必ずお湯に浮いているところです。
アリス:そうですか。
チカノベ:チカノベは歌うのが好きで、風呂で熱唱するのですが、チョウバエは吸い込むと吐血し、死は不可避と言われているので、息を吸ったとき、喉に引っかかりがあると、焦ります。
アリス:歌わないほうがいいと思いますけどね。
チカノベ:画面で見ると、スズムシサイズに感じると思いますが、ハエ目なのでもちろん小さく、3,4ミリほどの大きさです。ホシチョウバエはもう少し小さく、2ミリ前後です。
アリス:この前図書館で借りた、ハエ目専門図鑑によると、チョウバエは、オオチョウバエ、ホシチョウバエの他に、クロハネビロチョウバエ、イシハラハネビロチョウバエ、ニホンサシチョウバエがいるそうです。チョウバエ科は分類学的には課題が残されていて、今後の研究が期待されています。
チカノベ:どの人にとっても害虫な、スズメバチです。画像は、チカノベの近所で去年よく見かけていた、キイロスズメバチです。
アリス:キイロスズメバチは、ハチ目 スズメバチ科に分類される昆虫です。チカノベさんのキイロスズメバチの嫌な思い出は何ですか?
チカノベ:自宅近くの家の中に、キイロスズメバチの巣があるみたいで、ベランダに洗濯物を干していると見かけて、ヒビって心臓発作のような症状になります。
アリス:心臓がそうなるくらい嫌いなの?
チカノベ:あと、ハチが飛んでいる夢を見たと思うのですが、朝目覚めたときに、窓からブンブン聞こえてきて、カーテン開けたら、想像した通りの大きさのキイロスズメバチがいて、全然黄色くなくて、オオスズメバチかと思ったら、模様が完全にキイロスズメバチと一致していたので、キイロスズメバチだと思います。
アリス:やっつけたの?
チカノベ:はい。うちにはハエ用の香りつきの殺虫剤しかなく、それをスズメバチに執拗にかけました。記録によると、2023年5月21日(日)の出来事でした。
アリス:ハエ用の殺虫剤で死んだの?
チカノベ:死んではいないと思います。少し動いていました。観察しましたが、反撃する気力がなかったのか、刺されませんでしたよ。以前、死にかけた?ミツバチには刺されたことはありましたが。
アリス:油断できないので、皆さんはハチを触るときは、完全に死んでいると判断したときのみにしてくださいね。
チカノベ:前の仕事場でやっていた畑の害虫、ジュウシホシクビナガハムシです。テントウムシ(コウチュウ目 テントウムシ科に分類される昆虫の総称)に色や模様が似ていますが、ハムシの仲間(コウチュウ目 ハムシ科)です。
アリス:アスパラの害虫よね。
チカノベ:はい。アスパラ収穫作業の時期は、繁殖期で、茎の上に集まって交尾ばかりしていて、収穫の邪魔で、殺しはしませんが、とても気分を害します。
アリス:ジュウシホシクビナガハムシの嫌な思い出は他にありますか?
チカノベ:テントウムシが体にとまると、いいことがあると聞いたので、とまってラッキー♪と思ったらこいつ。めちゃくちゃ腹が立ったと思います。
アリス:テントウムシ(ナナホシテントウ、ナミテントウ等)は、アブラムシを食べるけど、ニジュウヤホシテントウやハムシは、畑の作物を食べるから害虫よね。
チカノベ:自分の考えでは、気分を害すれば害虫なので、こいつは害虫です。でも、捕殺するまではいかなくて、交尾の邪魔をみんなでしてやりましたよ。
アリス:ジュウシホシクビナガハムシも生き延びようと必死なのよ。
チカノベ:それでも、絶滅してほしい昆虫なんて基本的にはいません。どの昆虫も生まれた意味があると思います。
チカノベ:最近は全く見かけませんが、以前は家で頻繁に見かけた、ヒメカツオブシムシです。
アリス:ヒメカツオブシムシは、コウチュウ目 カツオブシムシ科に属する昆虫の一種で、衣類や乾燥動物標本、かつお節、カマキリの卵など、乾燥したたんぱく質を好んで食べる害虫です。植物性のものでは、穀紛、穀粒、豆、貯蔵タバコなどを食べます。
チカノベ:なぜ家で大量発生したか、原因は不明で、虫食いっぽい穴の開いた衣類は見つかっていないし、標本も家に全くないし、かつお節や米、小麦粉、家族のタバコにも虫はわいていないです。心当たりが全くないです。
アリス:捕殺するの?
チカノベ:大抵はベランダから逃がすのですが、面倒な場合や家族はティッシュで潰して捨てます。
アリス:何で嫌いなの?
チカノベ:嫌と言うほど見たり逃がしたりしたからです。今は全くいないので、何度も逃がした甲斐があったと思います。それでも、仕事場でカツオブシムシと思われる昆虫が死んだときは、少しショックでした。
アリス:それでも昆虫には変わりないから、あまり死んでほしくないのね。
チカノベ:今回描きませんでしたが、ヒメカツオブシムシより、ヒメマルカツオブシムシのほうが一般的だと思います。検索で、ヒメカツオブシムシと調べたら、ヒメマルカツオブシムシと訂正されました。
アリス:カツオブシムシの幼虫は、乾燥したたんぱく質を好んで食べますが、成虫はデイジーやマーガレット等の、キク科の花の蜜を吸います。
チカノベ:そういえば、昔イスの脚のカバーに、カツオブシムシの幼虫らしきものがわいたときがありますが、9年くらい前でしょうかね?その頃の個体ではないと思うのですが。数年前には、ブラウスにヒメマルカツオブシムシの成虫がついていました。
アリス:服を作る仕事をしている私としては、カツオブシムシは敵よ。見つけたら身の毛がよだつわ。
チカノベ:チカノベのへその緒にも、カツオブシムシがわいたそうです。
アリス:キャ〜!!人食い虫!!
チカノベ:カツオブシムシは、生まれたときから、チカノベに危害を加えていた昆虫と言っても過言ではありません。
チカノベ:あと、昆虫ではない、あしがいっぱいある系の虫が苦手です。
アリス:クモやゲジ(ゲジゲジ)、ムカデ、ヤスデがダメなのよね。
チカノベ:アリスの昆虫教室では、昆虫以外の虫は、取り上げません。昆虫のみです。
アリス:私は、クモやサソリ、ダンゴムシ、ワラジムシは大丈夫だけど、ゲジムカデヤスデ系が無理。
チカノベ:クモやサソリ、ダニは鋏角類(きょうかくるい)、ダンゴムシ、ワラジムシは陸生甲殻類(りくせいこうかくるい)、ゲジ、ムカデ、ヤスデは多足類(たそくるい)です。気持ち悪すぎます。
アリス:クモや多足類は、不快害虫ですが、本当は害虫の昆虫を食べてくれる益虫ですよ。
チカノベ:苦手の程度は、クモは見るのはだめ、指先でなら触れる、ワラジ・ダンゴはかろうじて素手で触れるが見ると少し騒ぐ場合もある、ゲジムカデヤスデは見ると絶叫、死体ならギリ素手でいけます。
アリス:私は多足類は死体でも触れないわ。ティッシュでならかろうじて掴めるけど。
チカノベ:ゲジの死体を、髪の毛のかたまりだと思って触って以降、死体のみ触れるようになりました。
アリス:ムカデには猛毒があるので、生きていても触らないことね。ゲジも素手で触ると咬まれるそうですよ。ヤスデは人を咬みませんが、毒を分泌するので、皮膚を刺激して、熱感や痒みを引き起こします。目を擦ると、結膜や角膜が赤く腫れ、痛くなることがあります。
チカノベ:嫌いなのによく知ってますねぇ。ヤスデには毒がないと聞いたのですが。
アリス:嫌いだから、どんな害があるのか調べました。ヤスデはムカデほどの猛毒は持っていません。
チカノベ:多足類は、生きているのは、大抵全力疾走しているので、絶対無理です。のそのそ歩いているときもありますが、それでも無理です。あしの動き方がきもいです。風呂掃除を遅い時間にやった日にゲジを見かけた際は、22時前の夜中だと言うのに、騒いでしまいました。ゲジのほうもチカノベの声にびっくりして逃げました。耳聞こえるんですかね?
アリス:調べましたが、ゲジには耳はありません。チカノベさんの声の波動をあし先や触覚などで感じ取ったと思います。
チカノベ:どの昆虫も、生まれて存在している意味はあると思うのですが、多足類に関しては、なぜ生まれたのか、唯一理解できない生物だと思っています。それを家族に言ったら、チカノベもそうだと言われました。いつか、自分の生まれた意味を理解したいです。
アリス:私はチカノベさんに出会えてよかったわよ。
チカノベ:運命の人に出逢い、自分の本当にやりたいことが見つかれば、生まれた意味を知れそうです。少なくとも、数年後には知ると思います。
アリス:アリスの昆虫教室第30弾、復活記念スペシャル編はこれで終わりです。
チカノベ:これからも、チカノベとアリスの昆虫教室をよろしくお願いします!
チカノベ:では!
アリス:またお会いしましょう!
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