映画感想『サンセット・サンライズ』

映画のチケットを貰ったので、ひとりで観てきました。
『サンセット・サンライズ』邦画です。
笑って泣いて考える、とても良い映画だったのでおすすめです！

監督は岸善幸。
作品は『あゝ、荒野』『前科者』『正欲』など。

脚本は宮藤官九郎。
作品は『あまちゃん』『不適切にもほどがある！』『新宿野戦病院』など。

楡周平の小説『サンセット・サンライズ』を、菅田将暉 主演で実写化した映画です。

あらすじ

新型コロナウイルスの感染が拡大し、世界各地でロックダウンが起きた2020年。東京の大企業に勤務する釣り好きの青年（菅田将暉）は、会社のリモートワーク導入を機に東北・三陸の海沿いの町へ〝お試し移住〟をスタートする。

青年は家賃6万円で4LDKの好物件を借り、仕事の合間には海へ通って釣り三昧の⽇々を過ごす。東京から来た〝よそ者〟に、町の⼈たちは気が気でない。持ち前のポジティブな性格で、クセの強い住民たちと心を通わせていくうちに、青年の人生は大きく変わり始める。

感想

菅田将暉が演じる青年は、感情をとても素直にあらわす人です。動揺する時も、そんなに？と笑ってしまうほど、ちゃんと動揺します。

社長（小日向文世）にも意見を言うし、相手が誰でも自分自身で生きています。羨ましいぐらい素直な人です。

町の居酒屋の大将（竹原ピストル）はふしぎな味があります。後半に三陸の人間として語る言葉に、とても胸をうたれました。

地元の青年たち（三宅健ほか）も、クセが強く楽しい仲間です。
彼らは、町のマドンナ（井上真央）を見守っています。

その女性（井上真央）は若く美しいのですが、どこか影があります。それをとても切なく感じさせてくれる演技に圧倒されました。『八日目の蝉』を思い出しました。

登場人物のなかで私が注目したのは、井上真央の同僚（池脇千鶴）です。
中年女性を気取らず演じています。後半の河原での役割が、格好いいのです。

笑えるストーリーの中に、様々な社会的問題をちりばめているのはクドカン節ですね。
どんな時代でも大切にしたいことを忘れないようにしよう、と感じた映画でした。

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はじめて映画レビューなるものを書きました。
難しいものですね。💦
これから観る人のために、書いたものを、沢山消しました(笑)。