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初めての雑誌投稿

今日もお疲れ様です。
暑いのでチヂミを作りました。(何で?)


中学の時に好きだった人がいて、高校生になってもずっと忘れられなかった。
連絡先は知っていたからたまに電話で話はしていた。

早く家を出たかった私は進学を理由に地元を離れる事が決まった。 
その事が私にあるきっかけを与えてくれた。

彼に好きだったと告白した。
友達としか考えられないと言われた。
それは予感していたから
分かっていたから涙も出なかった。

振られた筈なのに彼は何度も会ってくれた。
12月24日も会おうと言ってくれた。

24日、会う約束をしていたのに連絡がつかず
ドタキャンされた。
渡そうと思っていたプレゼントも捨てた。
それ以降彼とは連絡を取っていない。

もう2度と彼には会えないし会わない。
そんな気がしていた。
忘れたいけど、忘れられない。
あやふやな思いだけがずっと心にあった。

引っ越しまであと3ヶ月。

このモヤモヤした気持ちを何かにぶつけたくて
当時愛読していた雑誌に好きな彼への思いを書き投稿した。
書くと言うより書き殴ったという方が正解かもしれない。
投稿のきっかけが失恋や未練なんて情けないけど
もし、私が書いた彼への手紙が雑誌に載ったら
潔く思い続ける事をやめようと決めていた。

3月、本屋に行き雑誌を手に取る。
見開き1ページ、私の彼への手紙が掲載されていた。
省略されていない、手直しもされていない。
私が書いた長い文面そのものだった。
驚いたけど拍子抜けてしまった自分がいた。
複雑だったけど、少し嬉しかった。

告白して良かったかどうか
たまに考えてしまう事がある。
告白して振られなければ彼に対する気持ちも書けなかったし、投稿もしていないだろう。

昔から文章を書くのが好きだったけど
1番最初に雑誌に投稿した文章が
失恋した話だなんて自分でも笑える。

上手く書こうとか
きれいな言葉で書こうとか
誰かが見て何か言われたらどうしようとか
そんな事を考える余裕も無く
自分の言葉で正直に書いたから
雑誌に掲載されたのかもしれない。


文章が書けなくなる時が来たら
またこの気持ちを思い出そうと思っている。











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