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炊き込みご飯

今日もお疲れ様です。
三連休の中日ですね。皆様はどこかに行きましたか?私は…仕事でした😆

炊き込みご飯は好きですか?

今の私は普通に食べられる炊き込みご飯が、幼稚園の頃から小学3年生位まで余り好きではなかった。
熱々の白いご飯にふりかけをかけて食べるのが好きだった。
母はよく炊き込みご飯を作っていたので、私は炊飯器から漂う匂いで夕食が炊き込みご飯と分かり毎回嫌な気持ちになっていた。

夕食の時間になり椅子に座る。
目の前に炊き込みご飯。
人参、鶏肉、ごぼう、コンニャク等の体に良くて手作りの炊き込みご飯だ。
でも食べたくない私は手を付けず座ったまま。

「何で食べないの?」母が問う。
「余り好きじゃない。白いご飯にふりかけがいい。」と、私。
「我儘言わないの、食べなさい!」
「嫌だ。」
食べなさい、食べないを何度か繰り返し
母はため息をつきながら言う。

「そんなに食べたくないなら出て行きなさい!💢」
勝手口のドアを開ける。
そこで謝る私ではない。
「分かった。」
勝手口にあるサンダルを履き外に出たら鍵を閉められた。
近くにブロックがあるのでそこに座る。

時間は夜7時30分過ぎ。
子供がそんな時間に1人で外に出ている事は余り無い。
反対に外に出されてラッキー✨と思っている自分がいる。(何かワクワクすっぞ!😆)
当時はまだ家の周りに高い建物は無かったから空をずっと見ていた。

外に出されて10分経過。
勝手口のドアが開いて母が聞く。
「反省した?炊き込みご飯食べる?」
食べたくない私は
「食べない!」と答える。
「じゃあ、ずっと座っていなさい!💢」
バーン💥
また、怒られて勢いよくドアが閉まる。
長い時はー外に出されて10分経過ーからのリターンを3回以上繰り返す。

そしてその後も3パターンに分かれる。

①お腹が空いてどうしようもなくなった時は
勝手口を自らノックして
「ごめんなさい、食べます。入れて下さい。」
と言って家の中に入れてもらう。

②30分以上外に出ていた時に、たまたまご近所さんがおすそ分けをうちに持って来たり、通りがかったりした時に外で座っている私を発見。
「何かあったの?」と聞かれ、慌てた母が
「何でもないんです~~」と言いながら私を家の中に入れた事が数回。(ご近所さんに感謝🙂)

③私が外に出されてしばらくして、隣に住んでいるりっちゃんのお姉ちゃんが、テストの点が悪かったり、いたずらして叱られ外に出され2人で座って空を見ていた事も何度かある。

今になって思うけど、何故あんなに炊き込みご飯が嫌だったのかはよく分からない。
白いご飯にふりかけが食べたかった。
ごぼうが大きくて嫌だった。
それ位しか思い付かない。

母は「出ていけ!」と言えば私が大人しく食べると思っていたが、私があっさり出ていったから驚き言った手前、引くに引けなくなったと後から聞いた。(何度も繰り返すと流石に慣れたらしい😆)

大人になり、家庭を持ち
手作りの炊き込みご飯を作る事がどれだけ大変で手間がかかっていたのかを思い知る。


私は市販の炊き込みご飯の素が頼みの綱なので。 
              (テヌキデスミマセン😭)


炊き込みご飯を食べる度に
そう言えば何度も外に出されてたな~
なんて思い出しては母に申し訳ない気持ちになっている😓

もしあの頃の私に聞く事が出来るなら
食べたくなかった理由を聞いてみたい。

そして

作ってもらえる事がどれだけ幸せかと
伝えようと思う。




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