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一次資料は信用できる?

公務員を辞めて驚いたことの1つ。
「官公庁や企業のサイトの情報を信用しましょう」
と言われること。

聞いたとき、正直「は?」って思ってしまいました。
SEO的な要素はあるかもしれませんが、それはさておき…

忘れられない思い出があります。
県庁へ一年間出向していたとき、プロパーの上司が教えてくれました。
「調査もので市町村の担当者へ確認したから大丈夫と思ってはいけない。自分で納得いくまで考えることが大切」
その上司によれば、電話で問い合わせした担当者は忙しくて適当に返事するかもしれない、とのこと。

たしかに、照会される側って本当に面倒なんです。
自分で全て把握していることならまだしも、関係者から集めた情報を急いで集約して伝えているだけのこともある。
自信はなくても期限には回答しなければならない。

我が身に照らして、納得しまくりでした。
公式サイトだって、都合のいい情報しか載っていないかもしれない。それすら誘導的になっていることもあるでしょう。
統計に至っては、正しい調査方法でなかったり都合の良い数字に置き換えたりすることは十分に考えられます。
だって人間だもの。

それでは、なにも信じることがないときはどうするか。
どんな情報でも、結局「自分で納得して、自信を持って他人に説明できるか」これに尽きます。
自分が納得した情報は、実は間違っているかもしれない。
でも、それ以上はできる術がありません。
人間は、「自分が納得したものを決して疑わない」という習性も持っています。
一次資料を疑ってみる姿勢は持ち続けていきます。

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ちび@能登に住むビジネス・エンタメ好き
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