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スーパー戦隊が好き【タイムレンジャー編】

ボンチノタミ、ジョーカーです。

今回お話させていただくスーパー戦隊はこちら。

2000年2月〜2001年2月に放送された「未来戦隊タイムレンジャー」です。
メンバー配色は、赤・桃・青・黃・緑。追加戦士も赤。

スーパー戦隊の中でも特にわたしが大好きな戦隊です。

あらすじ

時は西暦2000年。
現代を生きる若者・浅見竜也は、偶然、西暦3000年(30世紀)の未来からやって来た4人の時間保護局員と出会う。
犯罪者集団ロンダースファミリーを追って時間を超えてやって来た4人とともに竜也はタイムレンジャーとして戦うことになる。
しかし、彼らの戦いにはある目的が隠されていて……。

メイン脚本は小林靖子さん、ちょっぴり大人向けのシリアスなストーリーが軸となる戦隊です。

TRのメンバー

タイムレンジャーの5人は「トゥモローリサーチ」という便利屋を開業し、そこで日々活動しながら、タイムレンジャーとして戦いの日々も過ごしていきます。

浅見竜也(タイムレッド)

演:永井マサル(永井大)
あさみたつや。
熱血漢で、世間知らずなお坊ちゃん。
大企業の子息で、自分自身の未来について悩んでいたところ、4人と出会う。その出会いが、彼の未来を大きく変えていくこととなる。空手が得意。

ユウリ(タイムピンク)

演:勝村美香
5人の実質的リーダー。強気でクールな捜査官だが、実は過去にロンダースファミリーに家族を奪われており、心の奥底でその復讐心がくすぶっている。
タイムレンジャーの紅一点。

アヤセ(タイムブルー)

演:木戸裕次
クールで感情をあまり表に出さない。レーサーを目指していた。自分のことも多くは語らないが、30世紀の未来でも治療困難な難病に侵されていることが後に判明する。

ドモン(タイムイエロー)

演:小泉朋英
人情家で、ふざけた部分もあるが根は熱い優しい男。おちゃらけた言動もあるが、仲間思いで面倒見が良い。格闘技のプロ選手で、拳一つで勝ち続けてきたパワーファイターでもある。

シオン(タイムグリーン)

演:倉貫匡弘
メンバー最年少。ハバード星という高度な頭脳を持つ星の唯一の生き残りで、幼い頃から研究所で大人に囲まれ過ごしてきた。人懐こく、言動も幼くパワーもないが、武器開発なども手掛ける超頭脳派。

タック

声:沼田祐介
タイムレンジャーをサポートするミミズク型のロボット。20世紀〜30世紀のあらゆる情報、囚人ファイルなど膨大なデータを有し、それらを使って5人を補佐する。また、タイムロボ発進など、未来との通信手段も彼に委ねられている。真面目な性格。

追加戦士:滝沢直人(タイムファイヤー)

演:笠原紳司
たきざわなおと。
TRメンバーではなく、物語の途中から登場する追加戦士。
民間警備会社「シティ・ガーディアンズ」の隊長で、竜也をライバル視している。タイムレンジャーとは組まず、独自の戦力でロンダースファミリーと戦う。

ここが好き

タイムレンジャーといえば重厚でシリアスなストーリーが特徴です。
竜也の未来、ユウリの復讐、アヤセの病気など、子供向けではないよね? というエピソードが満載。
「雨に濡れた嘘」なんてタイトル回がある子供向け番組があってたまるか。あるんですけどね。

そんな中で、個人的にちょっと好きなところをいくつか。

シオンの流儀

シオンは他のメンバーに比べるとまだまだ子どもで、その天才的な頭脳だけで時間保護局のメンバーになっているようなもの。
精神的にも幼く、研究所で育った彼にとって仲間がいるということがとにかく嬉しい。また、異星人ということもあり、ちょっと変わったところや常識とズレているところも。(異星人だからというより、シオン自身が変わっているだけとも言える)
シオンがメインの回はいくつかありますが「Case File 21:シオンの流儀」という回で他のメンバー全員が戦えなくなった際に、自分なりのやり方でひとりで敵に立ち向かう姿は健気でかっこいいです。敵の策略で酔っ払って使い物にならなくなった仲間たちのため、傷だらけになりながらも新たな武器と必殺技を編み出す。そんな彼なりの戦い方を、余すところなく見せてくれます。
スーパー戦隊シリーズの中でも屈指の名エピソードだと個人的には思っています。

黄色、時々青

タイムレンジャーにも恋愛エピソードがあります。
その対象となるのは、2枚目クールなアヤセ……ではなく、3枚目担当のドモン。
お相手はホナミちゃんというカメラマンの女性なのですが、彼女とドモンが恋するに至るドタバタラブコメが面白いのです。
ホナミは、タイムイエローに憧れています。恋をしていると言ってもいい。そんなホナミちゃんがイエローの正体を知ることになるのですが、勘違いでアヤセのことをイエローだと思いこんでしまいます。
最終的には誤解は解け、ドモンとホナミはいい感じになるのですが、ドモンは未来人ですのでいずれ30世紀に帰らなくてはなりません。その辺りはちょっと切なく描かれていきます。
そして後年「海賊戦隊ゴーカイジャー」で掟破りの名シーンが生まれることとなるのですが、それはまた別のお話ということで。

圧縮冷凍

タイムレンジャーは、敵を倒しません。
時間保護局では「圧縮冷凍」という方法で犯罪者を捕らえます。戦力的には敵を殺すこともできますが、基本的に再逮捕・圧縮冷凍が目的ですので、そういったことはしません。
この設定がわたしは割と好きでして、倒すのではなく逮捕する、というのが時間保護局らしくて良いなと思っています。あくまで犯罪者を捕まえることが任務であり、その生命を奪うわけではない。
圧縮冷凍で懲役、って、なんとなく未来の犯罪の裁き方、みたいな感じがあってちょっとワクワクします。

未来は変えられなくても、自分たちの明日くらいは変えようぜ!

正直、語り足りない気はするのですが、今回はタイムレンジャーについてお話させていただきました。
DVDセル・レンタルのほか、TTFC(東映特撮ファンクラブ)でも全話見ることができますので、気になった方はぜひご覧になってみてください。

OP・ED曲と映像もカッコイイので、よかったらそれだけでも……。かっこいいので……!

いろいろ言いましたが、とにかくシオンがかわいいので、まずは4話「Case File 4:人質は異星人」まで見てもらいたいなあと思っています。

それではこのあたりで、TIME UP!

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