子どもの屁理屈は理屈
おはようございます。しましまです。
孫(私から見た甥っ子)滞在時の出来事1。
孫たちの口達者にばあちゃんノックアウト寸前。
例えば野菜嫌いの孫に対し
ばあ「野菜食べないと大きくなれないよ」
孫「ボク、クラスで背の順後ろの方だし」
ばあ「健康にも良くないよ」
孫「学校休んだことないし!」
ばあ「…」
みたいな。
そうかと思えば、何かと口答えしてきたり。
あー言えばこー言う
絶対に言い返してくる
うんと言わない
屁理屈ばかり言う
と言うことらしい。
えー
めっちゃおもろいやん
と考えるのは
私が元屁理屈っ子だからかもしれないw
こう返してくるんだな とか
こういうふうに考えてるんだな とか
返ってくる答えは
その子なりに論理立っていておもしろいし
なるほどなあって納得することもあります。
単なる揚げ足取りに必死な時もそれはそれでウケる。
どこで覚えたんやろー
こう言うオトナいるよねー
って。
彼らの意見の元になった何かを
聞いてみたい気持ちでいっぱいになります。
今回の場合、
私だったら
野菜は体にいい論はすでに論破されているので
納得して終わるかもしれないw
かの有名な元メジャーリーガーのイチローさんも
子どもの時は野菜嫌いで全然食べなかったそうだしね!
今回の場合は、作ったのがばあちゃんだし
とりあえず野菜を食べさせたい、という目的で言うなら
食べることがばあちゃん孝行だ論で押すかな。
ばあちゃんはアンタの身体のことを思って一生懸命作ってんで。
キライなもんをちょっと食べるだけで
ばあちゃんが喜ぶんやったら
簡単なばあちゃん孝行やんか。
みたいな。
そんなことをいろいろ考えること自体が
楽しかったりします。
自分が子どもの時は親に
「うるさい」
「黙って言うことを聞いてりゃいい」
「子どものくせに生意気だ」
「だったら全部自分でやって好きに生きろ」
「毎日生活できるのは誰のおかげだと思ってるんだ」
と頭から押さえつけられるだけでした。
そこまで全否定されるようなことを言ってないハズ。
子どもを納得させられる理由を言えない
認めることもできないで
最終的にはこっちがどうしようも
できないことで脅しつけたり
人格否定したりする。
なんてレベルが低いんだ!
…とまで思ったかどうかは忘れてしまいましたが
ムカついていたことは確かです。
認めてくれない
ってところが一番嫌だったんですよね。
認めたら大人の沽券にかかわる
と思ってたかは知らないですが
認めたら負け、のごとく
言っていることが一理あっても絶対に認めない。
もしかしたらうちの親だけではなく
昔の親、もとい昔の大人はみんなこうだったような気もします。
近所のおっちゃんしかり、先生しかり。
そもそも、屁理屈とは
筋が通らない理屈のこと
首尾が一貫しなかったり
論理的にすっきりしなかったり
つまり無茶苦茶な理屈というふうに定義されてます。
でもね
そもそも『筋』って本人の価値観によるところがあります。
だったら、価値観自体が違ったら
その人にとっては筋が通らなくなる=屁理屈
になっちゃうってことになりませんか。
ある一面からしか物事を見ないことで
屁理屈とみなしてる。
まさに
それってあなたの感想ですよね?
って感じ。
また、子どもの屁理屈には
単純に論点が違う場合もあります。
今回はこのパターンかな。
未来のことを思って食べてほしいばあちゃんに対して
今の状況から必要がないという孫。
ばあちゃんの気持ちとしては
~♪違う違う、そうじゃな~い♪~
だけど、見ている視点が違うだけのことを
無茶苦茶な理屈だ!
と断じてしまうのはちょっと行き過ぎかな…。
伝え方を変えることで伝わる可能性があるのに
取り組まないで相手を非難するのはどうなん?
と思ってしまいます。
こう考えると
屁理屈って、結構乱暴な言葉ですねw
屁理屈言える子って頭の回転が速いと思うんです。
(と言うと、自分を褒めてるみたいでむず痒いですが)
自分の発してる言葉を
どこまでその子が理解しているかはわかりませんが
少なくともあー言えばこう言える口八丁は
才能だと思います。
それに
視点が違うだけ
価値観が違う
と考えて、
新たな気付きを得られるステキな体験だ☆
と思えたら、
やり取りも楽しくなってきたり…しませんか?(汗)
屁理屈言えるくらい大きくなったなあ
この子は天才じゃないか!?
と思えるくらいの心の余裕をもって
屁理屈を屁理屈と思わずに
言葉遊びくらいのユルさで
付き合ってほしいなあ
というのが元屁理屈っ子からの願いです(笑)
++++
追伸
とはいえ
どうしても対応がしんどいときは
「自分はこう思う」っていう
いわゆるアイメッセージがいいと思います。
アンタがどうこう言おうが、
私はこう思ってるんだもん
仕方ないじゃな~い
って開き直っちゃう。
私の感情や考えは、
誰にもコントロールできないもんですからね。
そのかわり、相手の考えも否定しない。
受け入れてもらおうと過剰に思わない。
そのくらいの気軽さでいると
意外と屁理屈が減ったりしますw