【🏥退院前エッセイ/血液内科病棟にて】ぷらすポエム&俳句
👹抗がん剤の副作用の一つが便秘である。便が出ず、イレウスを発症し手術する患者もいる。だから、看護師は鬼のように患者に下剤をかける。
イレウスとは
https://www.onaka-kenko.com/various-illnesses/digestive-organs/digestive-organs_03.html
12月9日(月) 入院29日目
半無菌室(二人部屋)にいます。数日間、私一人で貸し切り状態でしたが、今日お昼、女性の患者さんが入院して来られました。
今日朝から夕方まで、以下の予定をこなしました
採血
エンシュアH1缶飲用
歯科受診✰
リハビリ 言語
シャワー♦️
リハビリ 運動
レントゲン撮影✰
退院の手続き✰
留置カテーテル抜去
骨髄穿刺は見送りに
✰他階への移動は車椅子使用
♦️短い時間で洗い切らないといけないので、私にはこれが一番ハード
▽あったかも知れない骨髄穿刺が無くなったので、少し余裕ができた
これより夜勤帯🌃17:00〜翌09:00
当直は、私が無菌室で転倒した夜の看護師さんです。
17:30 検温 今日中にお通じがないと便秘4日なので、昨夜に引き続き、寝る前にセンノシドを飲むことになりました(泣)。
✧おとといと昨日の2日間は、下剤を飲まされる前に、自然に便秘が解消するように努力をしました。でも、自力では2日間の便秘は解消できず、昨夜下剤をすすめられ服用。以後、反応便なしです。
🎠昨日のポエム
下剤攻撃回避作戦〜退院二日前〜
この病棟では
少しでも便秘したら問題視される
二日便秘しただけで
看護師が下剤の名前を口にし始める
―私が勤務していた精神科病棟のルーティーンでは
三日便秘したら下剤投与
四日便秘でグリセリン浣腸施行
だったと思う―
長い入院中なら
連日の下剤攻撃も嫌嫌耐え忍ぶしかない
しかし
私はあさって退院だ
下剤をかけられっぱなしで
退院させられる
そんな哀れで惨めな患者になりたくない
そこで
下剤攻撃回避作戦を開始した
自宅では
私は下剤を使わず便秘を解消して来た
入院中
手に入る物でやることにした
作戦は昨日から始まった
看護師に下剤を差し出される前に
何とかしたい
30分前
落ち着いてしまった消化器官に
急遽 リンゴジュースを投入した
また、消化器官が動いている
看護師の下剤が先か
私の作戦成功が先か
今日決めなきゃ
下剤を二回飲まされて退院させられる
今日は自律神経がリラックスしている日
ラストチャンスの日
必死の日曜日
(2024.12.08 10:20✏️)
非情な看護師さん
そろそろ
お薬飲みましょか?と看護師さんに言われるだろう
便秘2日と数時間
私は、情け容赦のない
看護師さんの下剤攻撃を
真に怖がっている
自宅では食べ物や飲み物で
便秘を解決して来た
なんで わざわざ人工物の下剤なんか飲まなきゃいけないんだよ!
と、腹で嘆き
囚われの入院中は
渋々 嫌嫌 泣く泣く看護師さんが私に持って来た薬を飲んだ
だから
食事量が増えた今
下剤攻撃の前に
自然な便秘解消を試みた
だが もう夕方
なるようになれ
私のお腹にはペースがある
まだ その時では無いのかも知れない
明日は超過密スケジュールで
トイレに籠もる時間は無い
ベストは尽くしたから
なるようになれ
(2024.12.08 17:00✏️)
追記
「便秘のまま退院したら大変なので、薬を飲みましょう」と言われた。寝る前、センノシド2錠決定(泣)。17:50✏️
徒労に終わった日曜日でした。
✧白血病の闘病の中には、この非情な下剤攻撃との闘いも含まれます。私だけかも知れないけど。
✧私の食事摂取量がかなり少なかった時期の下剤投与について
イレウス回避のためとは分かっているが、たった2日出ないだけで下剤、というのは早すぎると思えて仕方が無い。今回の入院では、下剤が効きすぎて蠕動運動の激しさでまる一日腹痛に苦しんだ。胃痙攣も誘発して私は小さな地獄を体験した。これが果たして適切な下剤投与と言えるだろうか?患者が痛みで苦しむ迄飲ませるのは、遣り過ぎである。調整しろ、と思う。
本日の俳句 季語/咳
配膳のナース マスクへ咳一つ 楓摩ゆみ12/9
冬の暮
https://kigosai.sub.jp/001/archives/4705
咳
https://kigosai.sub.jp/001/archives/4271
今日はまだこれしか詠んでない。気疲れが酷く俳句を詠む元気が無い。
18:00 配膳。
食欲戻りました。お粥全部、鯛味噌、鮭一切れ、人参刻み、高野豆腐。9割食べました。
杏仁烏龍飲用(3回に分けて飲用)、これは自分で買ったもの。水分補給です。
杏仁烏龍
https://www.itoen.jp/products/50417/
19:50 弟からメール。明日の退院の段取りの確認をした。
21:20 荷物整理
21:30 センノシド12mg2錠
22:00 消灯 大阪、曇 7℃
本日二句目 季語/冬の夜
冬の夜レントゲン室へ担送車 楓摩ゆみ12/9
冬の夜
https://kigosai.sub.jp/001/archives/2750
📝11/18日曜日、 歩行障害が出始めた日。私は当直帯で転倒し頭を軽く打ちました。その時担当だったのが今夜当直の看護師さんです。
看護師さんはざっくり3つのタイプに分かれると思うと、非公開の別記事で書きました。3つの中の、《早め早めに行動する看護師さん》がこの看護師さんです。人より仕事を沢山する方です。
今夜も、主治医が退院処方で出してない薬があるのを発見して下さいました。退院に間に合うようにして下さいます。他の看護師さんだったら、見過ごしているかも知れません。
ほんとにお世話になり、感謝してます。
一句詠めたので、寝ます。
12月10日(火) 入院30日目、退院
エンシュアH(経腸栄養剤)を飲む最後の日。
10時に弟が迎えに来ます。
寒いわが家へ帰ります。
前回の退院は車椅子にて退院、でした。
今回は独歩にて退院、です。
歩行、寝たきりから85%迄回復。
05:30 起床 (睡眠6時間以上)
06:00 点灯 大阪、晴 6℃
06:10 検温 端の部屋なのに検温の時間が早い。昨日入院した人がいるからかな。06:30より前に検温に来る看護師さんは少数派。採血がある日でも遅い看護師さんは遅い。配膳時間(07:30)に検温と採血に来た看護師さんもいる。これはちょっとギリギリ過ぎるよね(笑)。
仕事のすすめ方、いろいろだと感じます。私は仕事が早いタイプの看護師でした。だから、定刻に処置をして下さる看護師さんには安心します。
✏️先日こんなことありましたよ
12月7日(土)、夜勤帯の記録
♦️指示/抗生剤の点滴 高熱(39.3℃)が出た11/30(土)から開始、一日2回(10:00、20:00) 本日で終了
20:20 当直看護師来ない
20:25 トイレへ。廊下へ出ると、病棟は静かだった。忙しい雰囲気は無かった。休憩に行ったのかなと思った。✧トイレ中に看護師さんが来たそうです
20:55 抗生剤点滴開始
21:30 韓国ドラマ始まる
22:00前 抗生剤点滴終了、韓国ドラマの事で看護師さんと会話あり
22:00 消灯
21:25 韓国ドラマ終わる(一人部屋状態なのでイヤホン無しで見れた)
他の看護師さんたちは、部屋を回る順番を変えて、定刻に点滴が始まるようにしているようです。
07:00 食前薬服用。今朝はエンシュアHの到着が遅い。といっても朝食後飲用の処方になっているので、全然遅くはない。半数くらいの看護師さんは検温の時に渡してくれる。
07:05 最後のエンシュア、待ち遠しい💗
✧昨日、主治医から、市販されているカロリーメイトとinを勧められました。これらには脂質が入っていないそうです。
07:30 配膳。
記録、ここまで。
このあとの予定
08:30 歯磨き、荷物を全部まとめる
09:00 着換え、退院処方の薬を貰う、ラコール(経腸栄養剤)も貰う、病棟スタッフに床頭台を確認して貰う
09:50 弟来院
10:00 退院
10:20頃 Wi-Fi完備の自宅へ到着