短いエッセイ/はじめての入院🏥
TOP画像/PETAの動画より引用
https://youtu.be/PxIbw4MwFeo?si=VA4U49T7gRwcUTyE
病棟勤務の看護師だったので、入院というのは見慣れた景色ではあった。だけど、普段の生活を無しにして、自分が見知らぬ場所に長期間泊まりに行くとなると話が違った。夜勤で一泊するのでさえ気合が行ったのに。自宅は城。城を離れるということはかなり私には辛いことに思えた。
入院して抗がん剤治療を受けて、無菌室から出られない身体になって、もうここしか生きれる場所がないんだと痛感した時、吹っ切れた気がした。人間は免疫能で生きていると言ってもいい。それが無いと外界で生きる事ができない。両親から貰ったいろんなものを失くした。申し訳無いと思った。こんなにも体を化学療法に曝した事が無かった。死にそうな人間を助ける荒療治を私は受けている。命。クレイジーな工場畜産では大量に使い捨てされているが、命は一つ一つが重たい。そうそう簡単に消してはいけない。
生き延びたら、動物たちのために、動物保護団体と連携して、私が最後に出来ることをやりたい。
📹この記事の冒頭の画像の引用元動画です。闘病の支えになっています。良い動画なのでご紹介します。個人的には、昔飼っていたひよこを思い出します。