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つくば🚌宇宙の旅 2

なんだみなさん、石拾い専門雑誌をちゃんと読んでいるじゃありませんか!編集長の肝いり企画『【Hunter✖️Hunter 】✖️石探し』に全然いいねがないのでもうこの世から読者はいなくなってしまったのだと思っていましたよ!『つくば🚌宇宙の旅 1』のリアクションを見て私は安堵しております。

みなさんぜひ『【Hunter✖️Hunter 】✖️石探し』のほうもよろしくお願いします!有料記事となっていますが、有料部分は私によるマンガの感想なので読まなくても良いです。実質無料です!

↑ こちらです

さて、第1回目に思いもよらぬ反響があったので、ちゃんとつくばの旅の2日目も書こうと思いました。たいていシリーズの第2作は第1作よりも6〜7割の興行になるそうです。それでも構いません。その計算だと4いいねは最低獲得できそうですからね!石拾い専門雑誌はみなさんのリアクションで企画の行き先が決まります。頼みますよ、みなさん!


2日目


こちらの記事のタイトルは「宇宙の旅」となっていますが、2日目の朝に訪れたのは産業技術総合研究所の地質標本館というところです。

地質標本館は産総研の中の方にある


ここは石好きにはたまらない場所です!展示内容としまして石はもちろんのこと、火山や地震にも焦点を当てています。私は大変幸運なことに人づてに館長さんをご紹介いただきお話ししました。


写真は2階から撮った

1階のエントランスから天井を見上げると日本地図があり、垂直に棒が伸びています。この棒は震源の深さを表しているとのこと。棒の先の球は地震の規模を表現していて、赤いLEDライトは球よりもマグニチュードが強いことを示しているそうです。視覚的に「地震=地球の活動」がわかりやすいとても良い展示方法だと思いました。

そして、石、石、石……。しばし石の画像をご堪能ください。

ふぁー約40億年前!!それ以前は石として存在できないらしい
岐阜県の旅を思い出す。私が行くときはいつも閉まっていた七宗の日本最古の石博物館
化石いっぱい
境目くっきり
絵画みたい。水辺に生えた草木に見える
マグマ由来で柔らかい形をした石が好き
彫刻で石を柔らかく見せる表現あるけど天然には勝てないよなぁ……
コレクションの豊富さは必見


さて、そうしてまたJAXAに戻ってきました。理由は有料のツアーに参加するためです。わたくし知らなかったのです。ツアーが2つあることを……。

1日目に参加したツアーは臨時見学ツアー。現在展示場所の一部が閉鎖されており(再開は2025年の春を予定しているそう)、それだとあんまり見るところがないからと臨時に展示物の一部を解説付で見せているツアーです。こちらは展示が再開されるとなくなると思われます。

そして2日目に参加したのは500円の有料ツアー。展示場所が閉鎖されようが再開されようがおそらく通年でやっていると思われるツアーです。こちらの存在を現地で知った私は即予約をしたのですが、当日は枠の空きがなかったために次の日になってしまいました。というわけでJAXAに2日間も来た私。もちろん頭にはJAXAキャップを被っています。私はつくばお上りさんですからね!

さて、本日のツアーはルールがたくさんあってちょっと厳しめ。バスに乗ってとある建物に移動するのですが、バスの中から写真を撮ってはいけません。だめなんですね、JAXA内の風景の写真を撮るのは。写真を撮れる場所は限られていて、ツアーの一部では録音録画機器を預けなければいけません。

写真が撮れる場所はできるだけ多く撮ってきたのですが、有料ツアーなので写真をアップするのは少し控えます。できるだけ言葉で説明しますね。

まずこの有料ツアー、英語組と日本語組に分かれます。私は日本語組に属しました。日本語組でも人数が多いため、見学では1班と2班に分かれます。 2班に配属された私はまず、宇宙で起こる体の変化について説明を受けました。動物実験とか、タンパク質のなんとかとか……

上にあるリンクのようなものですね、多分(うろ覚え)。それと、宇宙に長く滞在しなければならない宇宙飛行士に起こる体の変化を研究するため、90日間にもわたりずっと傾いたベッドで寝る実験がフランスで行われていたことも知りました。90日間ずっとですよ!寝たきりらしいです。すごいことが行われていたのですね……。

そして、宇宙飛行士の卵たちの訓練が行われる装置も見ました。密室空間に6人とかが一緒に過ごす大きな装置です。こちらはぜひお金を払ってでも見てほしいので写真は載せません。でも、この大きな装置のある部屋の扉近くのスリッポン置き場の写真は載せます。


かかとが踏まれている


あと、この写真も載せていいかな。これがここにあるってことは見学者に撮ってくれと言わんばかりだし。


JAXA滞在中に宇宙兄弟はよく見た


宇宙における健康というテーマを見た後は、1班と交代して宇宙服について学びました。こちらは写真を載せても問題ないと思ったので載せます。


JAXAではなくNASA


宇宙服の豆知識をいくつか教えてもらいました。例えば、宇宙服を着ると胸元が見えないので手のところに鏡が仕込まれています。鏡を通して胸元を見るんですって。だから、胸元に書いてある文字は鏡を通せば読める鏡文字になっています。へー

宇宙服を見学した後はまたバスに乗って移動します。次の建物で見せてくれるのはJAXAの管制室みたいなところです。見学者用にブラインドカーテンがあり、それがカチャカチャ動いた後すーっ上に上がります。なんだか演劇みたいでしたね。こんな感じの現代アート作品を石巻で観たことがあります。我々は「宇宙」という戯曲の鑑賞者なのかもしれません。

この管制室は3交代制で24時間稼働しているそう。部屋には大きなモニターがありNASAとも映像でつながっています。JAXAとNASAの関係はあまりよくわからないのですが、展示物や掲示物を見る限りJAXAはNASAのこっこのような感じがしました。名前もちょっと似ているし。というか、JAXAの前身はNASDAですからね。もっと名前が似ています。こんなこと書くとJAXAに嫌われちゃうんでしょうけど。管制室は写真が撮れません。

🚌

さて、これでつくばの旅は終了です。本当は地質標本館とJAXAの間につくばエキスポセンターに行ってプラネタリウムも見てきました。ただプラネタリウムについても書くとてんこ盛りになってしまうので今回は割愛。プラネタリウムはプラネタリウムでまとめていつか書きます。茨城県では日立のシビックセンターのプラネタリウムにも行ってきたんですよ、私。

つくばで泊まった宿の方が知らなかった情報をひとつ共有したいと思います。水戸駅から、JAXAが近い並木一丁目というバス停までバスが出ています。土浦を経由しなくても良いので行きやすいと思いますよ。ぜひ活用してくださいね!


おっと最後に。前回書き忘れていたことです。

1日目の臨時見学ツアーでのこと。この金色のシート、平たく言えば断熱シートみたいなものですけど、ぶよぶよですよね?なぜピチッと巻いていないのでしょう?その理由を聞きました。


たしかにちゃんと巻かさってない


ピチッと巻くと、ちょっとしたことで破けてしまうんですって。だからあえて余裕を作って巻いているとのこと。私はこのことに感銘を受けました。何事もきっちりぴっちりし過ぎるといつか破けてしまいます。そうならないためにあえてぶよぶよにすることも重要なんですね。

特に美術の世界では何事も丁寧にきちっと作りがちで、そればかりがクオリティだと思われることも多いです。でも、クオリティとはそういうわかりやすいことばかりではないと思っています。人生のクオリティだってきっとそうでしょう。

いやぁ、つくばは最高の旅先でした。今度は2025年春以降に行きます!!


グッバイつくば。キャップ自慢したくてしょうがない



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