ケガの話/②TFCC損傷
「TFCC損傷って何?」と思われた方、多いのではないでしょうか?
私も自分がこれになるまで全く聞いた事がありませんでした。
なんとこれ、手首の軟骨部分の損傷の事。
今回の「TFCC損傷」では、
●TFCC損傷とは?
●TFCC損傷になった原因
●治療について
●まとめ
をお伝えします。
●TFCC損傷とは?
手首にある「TFCC」と呼ばれる部位に
何らかの負荷がかかってダメージを負い、痛みが出る病気の事です。
・TFCCってどこの部分?
手首にこんな構造があるとはびっくりですね。
●TFCC損傷になった原因
・原因は使いすぎ?
私が手首に痛みを感じ始めた時は、何かにぶつけたりといった覚えがありませんでした。
「日常生活をしていたら急に痛みが出てきた」というのが事実です。
手首はよく使う上に繊細なようです。
私は仕事やプライベートでもPCを使い、家事やハンドメイドでも手をよく使っていました。
加えて慢性的な腱鞘炎。
これらがどんどん手首に負荷をかけていったのではないかなと思います。
私は慢性的な腱鞘炎を持っているため、痛みが出た時またそれかーと考えていました。
しかし湿布をして2,3日様子見をしても一向におさまる気配がない。
むしろいつもの痛みとは違う…
腱鞘炎になった感覚として右手と腕が熱を持ったような痛みがありますが、
今回は手首の一部分だけが限定的に痛い。
これは病院に行かなきゃダメなやつだ!と思い、
すぐに自宅から一番近いスポーツ整形外科へ向かいました。
●検査方法と治療
・最初の病院では「ただの炎症」と診断を受ける
すごく人気の高いスポーツ整形外科があったため、そこへ向かいました。
軽く診察を受けてからレントゲンを撮影し、再度診察室へ。
そこで医師からは「使いすぎで炎症が起きてるね」というお言葉。
正直「え?本当に?」と思いました。
医師にも炎症で起きたような痛み方ではなく、この部分だけが痛いと伝えましたが答えは変わらず。
「レントゲンには何も写っていないから骨に異常は無い」とのこと。
ストレッチをオススメされ、「でも医師の言う事だしな…」と
半信半疑ながらも1ヶ月間ストレッチを続けてみました。
・ストレッチでは一向によくならず不安に
ストレッチを続けても一向に良くならない手首。
それになんだか痛みが悪化している気が….
不安に思い、ネットで検索して「TFCC損傷」という言葉を知りました。
色々な病院の説明があり、読めば読むほどしっくり来る症状。
そしてびっくりしたのが「レントゲンではなくMRIでしか判別できない」という事。
「これ診断が間違っているのでは…?」と不安でいっぱいになりました。
また、損傷のため必要なのは固定という文言も。
急いでMRIを持っている整形外科を探しました。
・2つめの病院でMRIの撮影で判明
2つ目の病院の医師に事情を説明し、
レントゲンは撮らずにMRIの撮影をしました。
そしたら「千葉さんの言う通り、軟骨部分に亀裂が入ってる。TFCC損傷で間違いないね」という診断でした。
そして、「ストレッチなんて絶対ダメ!固定して安静に!!」と指摘されました。
病院で巻いてもらったサポーターをそのまま購入し、
日常生活用にもう1つ買い足して安静に過ごしました。
・固定をして安静に過ごす
結果的に、完全に治るのに半年ほどかかりました。
何もしなくても感じていた痛みは3ヶ月で終わりましたが、
動かすと痛みがあったため、水仕事以外はサポーターをつけ続けていました。
MRI撮影が必要だったとはいえ、最初の病院でまさかの診断。
あれが無ければもう少し早く治っていたんではないかと思ってしまいます。
●まとめ
いかがだったでしょうか?
普段から手首に負担をかける方は多いと思います。
もし違和感を感じたら、しっかりと調べてもらいましょう。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。