CHIAKI-a.ladonna.JAPAN

ボーダレスファッションブランドa.ladonna.(アラドナ)代表兼デザイナー 、3D…

CHIAKI-a.ladonna.JAPAN

ボーダレスファッションブランドa.ladonna.(アラドナ)代表兼デザイナー 、3Dデザイナー、衣装作家、一児の母【心身共にストレスフリーの服作りと環境システムを考え続けている】https://linktr.ee/a.ladonna._official

最近の記事

ファッションはファーストコミュニケーション

世の中、センスやファッションを 侮っている人って多いなぁ〜と、常々思う。 ビジネスに関して言えば 売上に直接関係ないからと思っている。 自分には関係ない、必要ないと思っている。 〝ファッションはファーストコミュニケーション〟 人は出会って3〜7秒で第一印象を持ち、 その55%を視覚から得ているにも関わらず、、、。 そしてよく聞く言葉。 「私(僕)にはファッションセンスが無いから。」 「センス良くなりたいんですけどね〜。」 大抵が心底思っていない言葉。 ほんとうにそう

    • UDとID 大阪プレ万博

      4歳で「デザイナーになる」と決めて18歳で上京した。 10代〜20代は「自分がデザインする」ことにこだわりと自信を持っていた。 30代から年月と経験を重ねて「誰かのためにデザインする(デザインできる)」ことに重きを置くようになってきた。 それがユニバーサルデザインやらSGDsやらと重なってきたり。 インクルーシブデザインと言われるようになってきたり。 カテゴライズされるの好きじゃないし、元々その為にやってきたわけじゃない。 うちのブランドがユニバーサルとインクルー

      • 日本製

        日本製は1%と言われていますが、その中でもデザインからパターン、原材料、縫製、仕上げをすべて日本で日本人が行っている(もしくは担当)製品やブランドってどのくらいあるのだろう。 弊社はそれをずっと継続していますが、日本の法律では「商品を製造する最終工程を日本で行えば日本製と表記できる」ことになっています。
 つまり、原材料が海外でも、海外で途中まで縫製していても、日本で外国人が縫製していても日本製と表記できるのです。 日本で日本人が作ることが必ずしも良いとは思いませんが、製

        • a.ladonna.+ボーダレスファッションが生まれた経緯

          それまでCHIAKI-a.ladonna.JAPANとして発表してきた服たちは、アーティストや職人とコラボした商品というより、作品に近い感覚で発表して参りました。 2014年にコーヒーペイントアーティストとのコラボ作品「綴」の展示受注会を開催中に、福祉関係の仕事をしている方から「障がいのある人にもアラドナの服を着れるようにできないかしら?」と言われたことがきっかけでした。 それまでの弊社の服は、ユニセックスでフリーサイズで付属などが極力付いていなく、自分で好きに着ることが

        ファッションはファーストコミュニケーション

          福山市デニム工場との挑戦

          日本の職人や工場が正当な賃金と生活保障が無いまま、辞職したり倒産していく、、、。 40代になったいま、20代からお世話になってきた職人や工場でお付き合いのあるのは1割にも満たない。 海外生産・大量生産・安価なファストファッションの波にのまれたり、IT産業など物の無い=リスクの少ない業界が人気な反面、技術と専門知識が必要な割にリスクの高いアナログな業界だったり、高齢化人手不足だったり、30年以上価格は上がるどころか下がる一方だったり、、、。 理由は上げたらキリがない。

          福山市デニム工場との挑戦

          「阿吽」

          私はむかしから本を読むのが苦手だ。 一部の本を除いて、ほとんどの本が“ただの記号”に見えてイメージが広がらず、苦痛でしか無かった。 一般には本を読むことが善とされていることにも、どこか劣等感や恥だと思ってきた。 (その反面、絵画や映像、音楽はスッと心に入ってくる。 デザイナーという職業はビジョンとセンスの世界なので、或る意味、自身が活かせる場所で有難いと思う。) 歴史や仏教について学びたくて何冊か本を読んでみたけど、直ぐ眠くなるか、さっぱり頭に入ってこない。 映画な

          3Dデザインの需要と実用化

          ここ数ヶ月、3Dデザインの需要が多方面に増えてきた。 中でもクライアントがアパレル以外の企業向けのプレゼンや、ドレスなどボリュームのあるアイテムのシュミレーションに活躍している。 相手が素人ほど視覚化と具体化は重要で、その後の実際のサンプル作成までの時間とコストカットにもなっている。 3Dソフトで作ったパターンを縫製工場へ送って作成する流れは、色んなパターンを試しているけど、まだまだ時間がかかりそう。 (国内で同じソフトを導入している工場がやっと見つかり、少し前に進み始

          3Dデザインの需要と実用化

          真実と解釈

          私は数年前から個人へのお節介を完全に辞めた。 20代で知ったアパレル事情や、30代で知った社会システムと環境と健康など。 どの時期も周りの大切な人たちから伝えてきたけど、そこで学んだのは【誰もが真実を知りたいとは限らない】ということ。 真実って大抵残酷だし、それを真正面から受け止めれたり、ポジティブに変換できる人ばかりではないということ。 あとは自ら気付き探し求めるタイミングが大事。 選択は自由だし、解釈も自由。 ただ、ほんとうの自由は責任の上に成り立っているもの

          リセット

          4月12日、法人設立5周年と新月が重なったので、4年ぶりにがっつりファスティングしました。 妊娠、出産、授乳の期間を昨年終えてから、ミニファスティング(各1日準備食、ファスティング、回復食の計3日)は年に何回かはやってきていましたが、今回のがっつりファスティング(2日準備食、3日ファスティング、2日回復食の計7日)はほんと久しぶりでした。 久しぶりのファスティングは今までとはいろいろ違いました。 日常でも午前中は固形物を採らず、腹6〜8分目の生活をしていましたが、やっぱ

          七転び八起き

          今まで何度、躓き、転び、 絶望してきたんだろう。 夢と希望にいっぱいだった あの頃から、何度、現実と 真実に打ちのめせれてきた だろう。 その度に何度、怒り、落ち 込み、歯を食いしばってき たのだろう。 生きる選択をしている限 り、どんだけ時間がかかろ うが、納得いかなかろう が、立ち上がり、前に進む しかない。 たとえ独りになろうが自分 を信じ、奮い立たせ、何度 でも立ち上がってみせる。 人生の最後はいちばんの笑 みで前のめりに倒れたい。

          18〜35歳頃まで、食に関して全く興味がない人生を送っていた。 特に独立して製作に没頭していた頃は、それ以外のことは苦痛でしかなく、レトルトカレーを飲み込んでいたくらい。 水や米の味の違いなんか全然分からなかったし、慢性偏頭痛の生活が私の日常だった。 好きなことに没頭できていたから、気にもしなかったし、それはそれで幸せでした。 経営セミナーの冒頭で「一番にやるべきことは健康です。何故なら信用が一番大事なので、急に体調不良などで仕事に穴を開けるほどの大きな損失はないから

          アパレル企業として目指すサスティナブル・SDGsと現実

          国内生産1%を切る中、毎シーズン50%廃棄処分となっている日本アパレル。 短サイクル、低賃金、人手不足、クオリティーの低下...。 サスティナブルやSDGsの以前のレベルなのが現状です。 人口は減っていき、購入者も減少。 環境のことを考えても生産を控えた方が良い。 みんな分かっていて意識はしているけど、なかなか行動に移せない...。 なぜか? それは昔からのシステムやサイクルに加え 、立ち止まることができない自転車操業だから。 価格はどんどん下がり、数をこなさ

          アパレル企業として目指すサスティナブル・SDGsと現実

          自然と科学の共存

          「弊社が環境問題のことについて発信しているのに、天然素材100%を使っていないのはなぜか?」 天然素材の方が環境や肌に良いと思っている人が未だ多いようですが、実はそうとも限らないのです。 理由は大きく分けて3つあります。 1、環境と労働への不可 例えば天然繊維の代表とされる木綿。 木綿は綿花という植物からできています。 その綿花はインドなどで低賃金で働いている人たちが作っている。 大量の農薬をまいて、自身の寿命を縮めて。。。 またオーガニックコットン含め天然素

          自然と科学の共存

          覚悟

          ブランドを立ち上げて丸10年。 改めてa.ladonna.(アラドナ)をひとりでやっていく覚悟ができた。 中でもa.ladonna.+(アラドナプラス)はより多くの方に伝えるためにもチームを作ることが必要と思い、昨年まで数年かけて経営を学び、実践してきたけど、どれもしっくりこなかったり、うまくいかなかった。 その度、落ち込み自分が嫌にもなった。 育児をしながら社会のルールと人間関係でボロボロになりながらも、昨年末、5年かけてきたプロジェクトを、関わってくれた人達のおか