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心が許せる場所

昨日の朝

珍しい人からのLINE

何の気なしにしに開いて

文字に目を通して固まった

その人は私がよく行く所謂

行きつけのBARの店員さんからでした

何年も前からそのグループ店で働いており

安定感と安心感のある接客で

居心地の良い時間を何年も提供し続けて下さった方

その会社が今月いっぱいでなくなるという連絡でした…


そのグループは何店舗か店舗を構えており

気分によって

何度もいろいろな店舗へ足を運んだ

私の青春というか、私の20代は間違いなくこの店と共にあった

仕事で疲れた時

プライベートのことで悩んだ時

飲みに出かけて最後の最後に立ち寄る場所

そんな位置付けだったように思う

大好きだった

お店というか

そこで働く全ての人達の事が

この場所を通じて


本当にたくさんの人と出会った

普段出会えない人と出会えて

そう言った方々と交流する事で勉強になったりもした

最近もたまにちょくちょくと立ち寄り

先日も足を運んだばかりだった

コロナの影響なのだろうか…

経営が思わしくなかったのであろうか…

理由はわからない

ただ、なくなる

大きなショックを受けてしまった

そこで出会った人や仲良くなった人

数えきれないくらいいる

一つの大きな時代が終わってしまうような

終わってしまうというのは良くないのかもしれないが

一区切りつけられるようなそんな気持ちでいっぱいとなる

この場所を失って

それ以降私はどこへいくのだろうか

昔からの居心地の良い場所がどんどんなくなってきてしまっている

昔はほぼ毎日のようにどこかでお酒を飲んでた

朝まで飲む事も珍しくもなかった

あと残り数日で失われる場所に

どんな気持ちで向かえば良いのか分からない

どんな顔して会いにいけば良いのか分からない

触れて良いのどうかも分からない

心の中で思い出は消えずに生き続けていく

なんだか大切な親友を亡くす気分

もう戻れない日々

ふわり ひらり

蝶のように 音もなく

静かに終わりを告げた

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