人生のやりたいことリスト「富士山に登る」を達成してきた!
長いようで短い人生。
いつかしたいなと思ってることが、できなくなる可能性もあるって
コロナがきっかけで気付いて
ずっと先送りにしてきたことを一つずつやっていくことにしました。
なぜ富士山に登った?
やりたいことリストが大量にある中の16番目に書かれている「富士山制覇」。
実は、21歳で一回挑戦したけど悪天候のため本八合目で無念の下山という苦い思い出のある山。
いつかは達成したいって思いながら後回しにしてた、長年のモヤモヤを晴らすべく今年リベンジしてきました。
重い腰が上がったのは、大きな地震が来るって噂。
富士山割れちゃったり、噴火したらもう行けなくなるかも、、。
「いつか行こう」じゃダメだ!
準備
登山には事前準備がたくさんあります。
特に富士山は思いつきでは登りにくいので注意
・山小屋
昔は多かった弾丸登山も今は禁止されています。
そのため山小屋の予約は必須!
富士登山は、期間が限定されているため満室になりやすいです可能性早めに予約しておきましょう。
山小屋がすでに満室でも、ツアー会社が予約をしており実際にベッドに空きがある場合もあるので、ツアー会社を経由すると予約できる可能性があります。
・交通手段
一般的には五合目がスタート地点になりますが、登山シーズンはマイカー規制があるので注意。
バスの時間を事前に把握しておきましょう!
・ルート
富士山には主に4つのルートがあります。
それぞれの特徴を簡単に説明しますね
吉田ルート
山小屋が多くて、ツアーでもよく使われるルート。
人が多いので、登山に慣れてない人も安心できる反面、富士山の登頂付近では「ご来光渋滞」が起こる可能性もあり。
須走ルート
緑が多く暑い日差しからも守ってくれて、樹林を抜けるとどこからでも「影富士」屋「ご来光」が見られるルート。
本八合目で吉田ルートと合流するのでこちらも、「ご来光渋滞」に遭遇する可能性あり。
御殿場ルート
一番険しいと言われている標高差が大きく、距離の長いルート。
山小屋が少なく、休憩所屋トイレが少ない反面、登山者も少ないので静かな登山が楽しめる。ただ、目印になるものが少ないので初心者には危ないかも、、。
富士宮ルート
他のルートの中で一番標高の高いところからスタートするので距離は短いけど、傾斜がきつく岩場が多いルート。
吉田ルートの次に人が多く、登りと下りのルートが同じなのでわかりやすいけど混雑もします。
今回、あまりしっかりした練習ができてない不安もあって、山小屋の多い吉田ルートからの登頂にしました!
ツアーに申し込んで出発
車を持っていなかったのでコスパを考えてツアーに申し込みました!
自分達のペースで写真を撮ったりしながら登りたかったので、プランは「フリープラン」登山口までの送迎と山小屋、そして帰りの温泉がついたもので、登るのは自分たちのペース。団体行動が苦手でもこれなら安心。
いざ出発
五合目
現地に到着!標高2305m気温も涼しいってというか肌寒いぐらい、ちょっと動くと心持ち息切れする気がする、、。
ついてすぐに登ると高山病になりやすいし酸素も薄く体に負担が大きいので、ここで1時間休憩
到着が11時だったのでお昼ご飯を食べながらのんびり高地の酸素に体を慣らすことにしました。
富士山を思わせるカレーで気合を入れます。
胃もたれを懸念して普通のカレーにした私の向かいで、旦那が食べてるカツカレーのカツがサクサクで絶品でした。
カツ乗せればよかったって激しく後悔したので、胃袋に自信のある方はカツ乗せてみてください!
いよいよ、登山開始。
最初の、目標六合目までは傾斜も緩く少し木陰もある道をのんびり歩きます。
七合目までならリタイアしても馬で五合目まで運んでくれるので安心です。
リタイアした人を運ぶお馬さんを横目にのんびりハイキングを楽しめる気持ちいい登山道。
六合目
ここからが本格的な登りに入ります。
まだまだ元気な段階ですが、ここで油断は禁物。アミノ酸の補給と高山病予防のための漢方薬を内服。
気合入れて登っていきます。
少し霧か雲か周りの景色が若干暗くなってきました。
晴れていれば七合目の山小屋が見え始めます。
酸素の薄さもあってだんだんしんどくなるとこです。
七合目
ゆるりと登りたい方の山小屋たち
あーーー!山小屋だーー!
自分達の止まる小屋じゃないけどなんか嬉しい
そして、景色もめっちゃいい!さっきまでの雲たちもどこかへ
視界もクリアに!遠くの街や、うっすら虹も
このあたりの山小屋は、あまり体力に自信がない方・登山の経験が少ない方や「ご来光は見なくていいかなー」って方が宿泊することが多いです。
ここでゆっくり休むことで、酸素の薄さに慣れて、山頂を目指すとき少し楽になりますが、ご来光を目指す方は、仮眠後の行程が長くなるので計画的に行動した方がいいですね。
高山病!?
山小屋を何軒か通過していくうちに、ちょっと異変が「息切れがすごい」「足は動くけど呼吸が続かない」なんかお腹も痛い、、。
まさかこれが高山病?
一緒に登ってた旦那さんが荷物を手伝ってくれたおかげで登って行けたけど体力に自信あったのになーー!ってちょっと悔しい!
山小屋の多いから休憩もしやすいし、次の目標が近いおかげでだいぶ気持ち的にも助けられて「吉田ルートにしといてよかったー」って実感しました
八合目
今日のお宿まであとちょっと!
この辺は、岩場も多くてアドベンチャー感のある楽しい山道。
今夜のお宿
遂に到着ーー!時刻は16:30。
12時ごろに五合目を出発したので4時間半ほど登ったことになりますね。
めっちゃ嬉しい!ここで晩御飯と仮眠をとって明日のご来光に備えるとします(*´∀`)♪
白雲荘は八合目にある3つの山小屋の一つ
ベッドはカプセルホテルみたいな感じになっていて「仮眠のための山小屋」って感じです。個室みたいに区切られてるけど電気がないのでライトを用意しておくと便利でしょう。寝袋と毛布が用意されていて、仮眠の時に寒さは気になりませんでした。
私たちが選んだのは、晩ごはんと朝ごはん付きの宿泊プランだったのであったかい食事が食べれました♡
物資の供給が大変な山での食糧はとても貴重です。
あったかいご飯とお茶がこんなにも幸せをもたらしてくれるなんて、、。
2食連続カレーだけどそれでも幸せ!
朝ごはんは、みんな活動時間が違うので晩御飯の時に配られます。パンとカロリーメイト的な補給食と水とお菓子!
朝からご来光目指す組は夜中に出発して歩きながら食べるので、登山を考慮したチョイス、今後の勉強になる朝ごはんでした
深夜2時、起きた頃には誰もいない
最初、ご来光はどっちでもいいかと思ってました。
でも、実際に登ってみるとやっぱり挑戦したなるものですね、深夜2時に起床。
周りのベッドはすでに出発したのか空っぽ
ご来光を見るための渋滞を考慮しても2時間ほどで頂上には到着するそうですが、「ご来光ツアー」で来られている方は0時に出発されることが多いみたい(山小屋スタッフ情報)
8月とはいえやっぱり標高の高い富士山は寒いのでしっかり防寒して登山開始。
周りはまだ真っ暗だけど、頂上を目指す行列が光の道になってるので迷う心配はありません。ただ足元が悪いのでライトは必須、前日からの(ほぼ同じ日の感覚)疲れもあるのでちょっとした段差で転んで怪我する可能性があります。
こんなとこでリタイアは辛すぎる
本八合目
みんないるから怖くない!
少し登ると、本八合目に泊まっていた人たちも合流
頂上までは長蛇の列になっていて、警備員さん?みたいな人たちが道を誘導「できるだけ詰めてー!後ろからもいっぱいくるからねー!」って渋滞をなんとか進めてくれてます。
なんだかみんなで登ってる気分。
列になってゆっくりゆっくり頂上を目指しました。
まだ周りは真っ暗で、いくまでは「迷ったらどうしよう」とか「暗いの怖そう」って思ってたけど余計な心配でした笑
九合目
名物「ご来光渋滞」と「脱落者!?」
ここから渋滞がさらに悪化、、。進むには進むけど、、。
だんだん空も明るくなってきて、間に合うかちょっとずつ不安に
日の出は4:50予定で現在4時前まだ1時間近くあるけどちょっと焦るし息も苦しい気がする、、。
そんな時に振り返ると
街の光と僅かなうっすら朝日が
渋滞もあって思わず足が止まってました。
周りをみると、道の端によって座り込んでいる人がちらほら
脱落者かここで朝日を見ようと決めたのか動く気配のない人達
標高のせいで酸素も薄いし疲れも溜まってるし
「ここでもご来光見れるしいいかな」と心が折れそうになりますが、きっと後悔するはず。
残りもわずかなので、山頂目指して休みながら登っていきました。
後ちょっと!
登山者のための目印の鳥居をくぐれば山頂は目前。
狛犬越しに見た空は今にも朝日が登りそう!
登頂!ご来光を待つ!
そして遂に山頂!時刻は4:30
心配していた日の出まではまだ20分ほど余裕あり、眺めの良い席を見つけてやっと腰を下ろしました。
止まって気付く極寒の山頂
寒い、、。ずっと動いてて気づかなかったけど極寒
ダウン2枚重ねして持ってきたカイロを使っても寒すぎる
しかも風と砂埃がすごい
目が開けられないので暗いけどずサングラスつけてました。
いよいよだ!
心配していた天気は問題なし!
さっきまで街が見えてたと思ったのに綺麗な雲海に変わってました
お待ちかねのご来光
早起きしてよかったー!
「どっちでもいい」とか言ってたけどどっちでも良くない!
頑張る価値しかない!
綺麗!めっちゃはしゃぎました!
あーー、ずっとここにいたい!
ご来光に夢中でうっかり忘れるとこでしたがちゃんと山頂での記念撮影もしてきました(*´∀`)♪
ほんとはお鉢巡りもしたかったけど、あまりの強風に断念、、。
そして、名残惜しいけど下山
綺麗に染まる空を見ながら、ザクザク下山
登るのはあんな大変だったのに降るのはあっとゆうま
もったいないなとかそんな気持ちもあるけど
名残惜しいくらいがちょうど良いか、とも思いつつ
6時間以上かけた道のりを2時間ちょっとで降りてきました。
またきっと来る気がする
めっちゃしんどかったけど
朝の絶景は、たまらんかった、、。
途中は、もう二度と登らんとか思ってたのに
「多分忘れた頃に来るな」
そう思わせる富士山の魅力はやっぱりすごい、、。
今度は0合目から挑戦してみようかな
長々最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事を見て山仲間が増えたら良いなと思います♡
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