見出し画像

架空の村でクロアチア語を学んでいます😀

4カ月前、即ち2024年8月中旬に突然思い立ってChatGPTでクロアチア語学習を始め、4日後に飽きて止めるというよく分からない行為をしたことがあります。

しかし、今月上旬にインターネッツ上で出会った外国人がたまたまクロアチア人だったという理由でクロアチア語学習熱が再燃し、再び学習を始めました😂

8月に学んだ内容だけでは実際のチャットに全然太刀打ちできない感じだったので、とりあえず基本的な文法を最初の2日くらいで洗いました。洗いました、と言っても、自分が知りたい事項を次から次へとChatGPTさんに聞きまくって、それを1日2日の間延々と続けたらおそらく初級文法の教科書に書いてありそうなことは軒並み聞き終わったというだけなのですが。

以前の私は何か新しい外国語を学習する際、とりあえず基礎文法の本買ってきて2~4週間くらいでがーーっと詰めるという方法をとっていたのですが、ChatGPTさんのおかげでこの段階を無料かつ2日くらいで完了できるようになりました😂

日本の英語界隈では文法をメチャクチャきっちりやるように推奨されていることが多い印象ですが、私の場合は序盤にまとめて概要を把握して後は実際に読んだり聴いたり書いたり(話す機会はあまり作ってないけど😂)してる中で自然に身につくのを待つというのが常套手段です。私が生徒だった頃、英文法に中高6年使ってたとか今思うと全く笑えません🤔

さて、そんな感じで基礎文法を雑に押さえたので(もちろん全部覚えたとかそんなんじゃないよ^p^)、次はインプットです。

ChatGPTに「500単語くらいでクロアチア語の物語書いて、英訳もつけて」みたいな注文をしたら↓のようなお話を作ってくれました。なお、GPTさんが「クロアチア語と英訳セットで500単語くらい」と誤解したようで(私はクロアチア語だけで500単語くらいと言ったつもりだった)、実際の文章は200ちょいしか単語数がありませんがまぁいいでしょう。クロアチア語を読む人はほとんどいないと思うので、英訳だけ載せておきます。

In the Forest
 
One sunny spring morning, Marko decided to go to the forest near his village. He loved nature and often spent hours walking among the trees, watching birds, and listening to the sounds of the forest. That morning, he brought a small backpack with food and water.
When he arrived at the forest, he felt calm and happy. The forest was full of life – birds were singing, the wind gently rustled through the leaves, and the sun peeked through the treetops. Marko sat under an old oak tree, eating a sandwich his grandmother had prepared.
Suddenly, he heard an unusual sound. It sounded like someone was walking nearby. He stood up and looked around. He saw a small deer standing a few meters away from him. They looked at each other for a few seconds, and then the deer slowly walked deeper into the forest.
Marko was thrilled by this encounter. He had never been so close to a wild animal before. He spent the rest of the day exploring the forest, collecting interesting rocks and flowers.
When he returned home, he told his grandmother and grandfather what he had seen. They told him he was lucky to have seen a deer, as they are not easy to spot. That evening, Marko went to bed with a smile on his face, thinking about his special day in the forest.

(クロアチア語版も読みたい方は↓の画像参照)

英文を読むのがめんどくさい方のために雑にまとめると、「Marko君が森に遊びに行ってたまたまレアな小鹿と出くわして幸せな1日を過ごして終了」という実に長閑なお話です。

しかし、当たり前ですが、知らない単語がメチャクチャ多い。頭から英訳と突き合わせて読んでみるのですが、語彙の意味も文法の用法も何から何まで疑問だらけで中々進みません。

この状態ではただのランダムな文章をゴリゴリ読み進めるだけになってしまいますから、とりあえずこの物語にさらに背景や文脈を持たせてもっとvividでlivelyにすることにしました。

ワイ「ChatGPTさん、Marko君の年齢と国籍、見た目、住んでる地域、家族構成とかの設定作って

結果↓

Marko is a twelve-year-old boy of Croatian nationality. He has fair skin and blond hair, with brown eyes. He lives in a small village near Gorski Kotar, a region known for its dense forests and stunning nature. His family is modest and consists of his parents, grandmother, grandfather, and younger sister Ana, who is six years old. Marko’s father works as a forester, and his mother is a teacher at the local primary school. The grandparents live with them in a shared house, which is common in that area.
Marko spends a lot of time outdoors, exploring nature and learning about animals and plants. His favorite activity is going to the forest with his grandfather, who often tells him stories about life in the old days. Although they live modestly, Marko is fortunate to grow up in an environment full of love and support.

Marko君、12歳のクロアチア人の少年。深い森が美しいGorski Kotar地域の近くの小さな村に両親、祖父母、6歳の妹と一緒に住んでる。趣味はアウトドア。

いいですね、ワイも12歳の頃はカブトムシとか森林公園とか大好きでしたからね。親近感が湧きますね。

そしてもちろんGorski Kotarをググります。

Gorski Kotarの風景と地図上の位置が出ています

いい場所に住んでるなぁと思いつつ、Wikipediaの基本情報を読みます。

Gorski Kotar (Croatian: Gorski kotar, pronounced [ɡǒrski kôtaːr]; English: Highlands; Hills district) is the mountainous region in Croatia between Karlovac and Rijeka. Because 63% of its surface is forested it is popularly called the green lungs of Croatia or Croatian Switzerland. The European route E65, which connects Budapest and Zagreb with the Adriatic Port of Rijeka, passes through the region.

https://en.wikipedia.org/wiki/Gorski_Kotar 2024/12/23現在

これに載ってる場所も地図で位置をざっと確認します。ハンガリーの首都ブダペストやクロアチアの首都ザグレブをRijekaのアドリア港と繋ぐE65道路がGorski Kotarを通っているとのこと。

そんな感じでひとしきりグーグルマップやWikipediaをうろうろして気が済んだら、背景情報の構築はばっちりです。

今後の物語もこのMarko君と愉快な仲間たちをベースに作ってもらうことにすれば、この背景設定は文脈として半永久的に役立ちます。

というわけで文脈づくりは無事完了。元の物語文の読解に戻るとあら不思議、さっきまでの無味乾燥なランダムな文をゴリ押しで読もうとしてた時よりも大分抵抗が少ないです。割と色々な表現がするする頭に入ってきます。脳味噌に物語のイメージががっつり出来て情報の受け入れ姿勢が変わったのでしょう。

そうして脳の抵抗を減らしつつ、分かんないところはChatGPTにガンガン質問しながら無事この200単語ちょいの物語をクロアチア語で読了。

この物語は既に起こったものとして過去形で書かれているので、「現在進行中の話として書き直して」とGPTさんに頼んで同じ物語を新しい形で出してもらいました。こういうことが気軽に出来るというのはありがたいです。従来の学習法と比べて格段にバリエーションを作れます。最後の方でMarko君がしてた祖父母との会話も具体的に作ってもらったら面白いかなと思ってます。

既に頭の中に出来上がったイメージを色々な角度からクロアチア語で繰り返し表現することで、使われている各単語や文法の定着もかなり早くなると思われます。

ついでにMarko君が住んでる村のイメージもChatGPTさんに作ってもらってこの記事のヘッダー画像として使いました。人生もう一周あったらこんなところで暮らしてみるのも悪くないですね😀


いいなと思ったら応援しよう!

Chi
気が向いたらよろしくお願いいたします。いただいたチップは生活費や洋書の購入に充てさせていただきます🙌