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英語学習の高すぎる理想と少なすぎる時間

今日も今日とてnoteを徘徊していたら面白い記事を2つ連続で見つけてしまったので、今日はそれら2記事を引用しつつ、いつものように英語学習について書いていこうと思います。


TOEIC500点にも及ばない私がフツーに喋れるのに、TOEIC800点も取っていながら喋れない人がいる。
著者はそういうの人のことを、(かなり最後のところでだが)「英語のペーパードライバー」と呼んでいた。言い当てて妙である😁

上記記事より引用

「英語のペーパードライバー」
近年稀にみる適切な比喩に笑ってしまいました😂

日本では「『英語が喋れる』ならば、『英検1級や準1級ぐらいは持っている』はずだ」と考える人が多い。目の前で実際に喋ってみたところで、相手がヒアリング能力が無いので判断できない。資格みたいな明確なものでしか判断できない。

(中略)

資格は説得力を上げるためのもので、資格取得のために何を学んだなんてのは二の次なんだよね。
説得力上げるために、やりたくない英検準1級用の問題集やるって、なんか虚しいよね。

上記記事より引用

これはnoteやってて私もよく感じることで、英検1級とかTOEIC990とかそういう人達が溢れかえっているインターネッツに英語学習がどうこうと書く場合、「同じこと書いても英検1級とかTOEIC900以上とかあった方が説得力はあるんだろうな(白目)」とか思うことは多々あります。

なお現実は↓

とりあえずこの手の公的な試験を受けることは私的にはお金の無駄だから当分ないと思うので、記事の説得力を上げるために英語やその他外国語でやったことについてアレコレ書いたりもしています。最近で言うと、Yuval Noah Harariの新刊からの引用とかですかね。昨日の記事にはベトナム語の時事用語みたいなのを並べたりもしてました😂

個人的にはいつまでも「英語=勉強」って考えてるのはほんと止めた方がいいと思ってます。

noteを徘徊してると「日本人の英語力を上げたい!」とか「世界で活躍する日本人を増やしたい!」とか言っている人が割といるんですが、そんな彼らが何をおっぱじめるかというと、TOEICの推奨とか単語帳暗記のススメとかで私は大体ズッコケます。今までそれ散々やってきて大して効果上がってないやつやん。Youtubeで英語べらべら話してる非ネイティブは口を揃えて「単語リストの暗記はあかんやつ」って言ってるというのに。

非ネイティブかどうかは知らないけど一応参考↓

個人的にはまずそういう外部の規範に依存した学習姿勢を止めるのが一番良さそうに思えます。

日本史の予備校講師の私なんて、英語を使う機会なんて観光地ぐらい。

初めて会う外国人によく自己紹介をするけれど、自己紹介なんて、予め定型文セットを一組作って何回か練習しておけば充分。相手ごとに替える必要なんてない。

旅行先のバス待ちとかで手持ち無沙汰なときに話しかける「かけ方パターン」だって、ワンパターンでいい。

結果として、同じことを何回も何回も喋る。そりゃあ上手くなるよね。…TOEICの点数は上がらないけど😅

上記記事より引用

ここも激しく同意な部分で、まずは自分が必要なところを固めていけばTOEICとか特に要らないです。

私自身政治経済とか歴史とかそういうのに関する本やニュースは複数言語で読めますが、恋愛小説とかは多分無理です。興味がなさすぎるのでおそらく知らない語彙が山盛り出て来て調べる気力も湧かずに詰むと思われます。

実は学習時間も足りていないという罠

この記事も面白かったです。

中・高・大(教養課程の2年間)の8年にも渡って「あれだけ学校で英語をやっているのに全然話せない」という声をよく耳にします。

でもほんとうに「あれだけやった」のでしょうか。

(中略)

特に英語を話すという行為に限定すると、もっと少なくなるでしょう。「あれだけ学校で英語をやっているのに」は、実は「あれだけしか学校で英語をやっていないのに」ということになります。

上記記事より引用

私は学校の英語教育では方法がどんなものであれ大した水準にはならないと思っているのですが、それはまず時間が全然足りてないからです。方法も色々とアレなんですが、英語自体に接触する時間が少なすぎます。

上記記事では日本人生徒が学校で英語学習に費やす時間が「中学校の3年間、高等学校の3年間、そして大学の2年間すべてを合計すると1,260時間」と計算されています。しかし、引用元記事でも言及されている通り、この時間の大半は日本語による説明を聞いたり読んだりしてる時間でしょう。授業に興味がなければそもそも学習時間としてカウントしていいかどうかすら怪しいです。

ちなみに私は韓国ドラマを数年で1200時間くらい見まくってたら、完璧とは全く言えないもののリスニングや会話がさほど抵抗なく出来るようになりました😂 この間の韓国語との接触率は100%です😪

まとめ

英語が出来るようになりたかったら、

「自分に必要なもの」を「十分な時間と実践や練習を通して」身につける

というのが重要だと思います。

時々

「外国人に英語で道を聞かれたけど全然答えられなくて悔しかった」

「TOEICの勉強始めました」

みたいな方を見かけるのですが、フツーにまず道案内の表現を覚えた方がいいと思います。何故TOEICに行くのでしょう。謎です。Google翻訳とGoogleマップを使い倒して1カ月くらい鬼のように英語であらゆる道案内を練習してみた方が確実に身につくと思うのですが。

TOEICの単語帳で「環境」「大統領」「革命」「議会」とかそんな単語覚えるよりも「交差点」「信号」「工事現場」「雑居ビル」とか覚えた方がどう考えても道案内し易いと思います^p^

ちなみに私は自分自身がGoogleマップを見ながら道に迷う達人なので、他人に道案内とか怖くて無理です🤪

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