![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/129667483/rectangle_large_type_2_fb04967fc6b632235ba15cea40f6c59a.jpeg?width=1200)
「親友だよ」は「あなたが好き」って意味だった
冬の朝のツンと澄んだ空気を吸うと、高校生の時を思い出すことがある。
朝は戦いだった。準備に追われているからではなく前髪を整えるのに、だ。
たかが前髪、されど前髪。
通学中も乱れないように、毎朝欠かさずストレートアイロンでしっかり伸ばして整える。何せ学校までは自転車で片道50分かかる。
「よしっ、いってきまーす。」
私は癖っ毛だし、おまけに周りの同級生に比べて化粧っ気もなかった。それも私にとっては別に大した問題ではなかった。
あなたと初めて話した、あの日までは。
ここから先は
1,214字
¥ 290
期間限定!Amazon Payで支払うと抽選で
Amazonギフトカード5,000円分が当たる
Amazonギフトカード5,000円分が当たる
この記事が参加している募集
サポートしていただけると、切れ痔に負けずがんばれます。