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mochimochi_t
カレーライスの呪い
何か忘れてるような気がする。夏が終わるのを感じつつ何か足りない。私自身が欲しているのだ、夏にやり残した何かを。
と、朝から取り憑かれてるこの思いの正体が判明した。
そうだ!カレーだ!カレーライスだ!!
ファミレスの夏のフェアでも毎年やってる、イメージとしては真夏の暑い日に汗をかきながらかき込むあれ。暑い時にあえて熱いものをかましてくる、魅惑のカレーは呪いのようだ。
カレーといってもインドカレーもキーマカレー、シーフードにトマト風味などなどいろいろあるけれど、やっぱり私的夏のカレーはごろっと野菜の入った典型的なおうちカレーだ。
大きなスプーンで大口開けて、これでもかというほど大きなひとくちをほおばる。熱さと辛さと香りのトリプルパンチだ、そしてまちがいのないおいしさ。
しかし味なんてたぶんそんなに味わってない。ハフハフしながら、それこそ飲みもののように流しこんでしまうのが醍醐味。一気に食べ終えてキンキンに冷えた水をゴクリと飲んだなら、脳天に快感が押し寄せる。
あぁ、想像をめぐらせるうちにまんまとカレーライスの呪いにかかってしまった、これはもう今日の晩ごはんはカレー意外に考えられない。