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よくわかる篆刻の本

こんにちは。今日は篆刻に関する書籍のご紹介です。

篆刻といえば書道の一分野なのですが、なぜか「美術の分野」だと思っている方がわりと多い印象を受けます。おそらくですが、そういう方たちは中学時代の美術の時間にで篆刻をしたのではないかと推測します。

おそらく美術教員としては、ある程度授業時間数もかけられるし(完成までに5~6時間はかかりそう)、教材費もそこまで高くないので授業で取り扱うのかな、と(ただし、準備は大変そう。ちなみに、中学時代の美術教員は篆刻の初回授業時、わざわざ生徒の姓名を篆書体で書いたメモを個別に渡してくださいました。しかも、数通りずつ。きっと字典で調べてくださったのでしょうが、大変な労力だったかと思います。K先生、その節はありがとうございました)

さて。美術の時間に篆刻をする。それはそれで別にいいのですが、授業の際には是非とも「篆刻は書道の分野である」ことを生徒さんにしっかりと伝えていただけたらな、と思います。

それはさておき、書籍のご紹介です。

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『思い通りに印を刻る 篆刻 上達のコツ』川内伯豐著(メイツ出版) 2500円+税

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DVDが付録についていたらなお良かったです。まあ、無いものは仕方がないのでYouTube等で見てください。

余談ですが、篆刻の上手な人は「ゴリゴリゴリゴリゴリゴリ」とわりとスピーディーに仕上げていく印象があります。わたしは「ゴリ、ゴ…ゴリゴリ……ゴ…ゴリ」と慎重に刻るタイプなので「線が弱い」と言われてしまうのでしょうね。

自信のない方はいっそのこと、消しゴムはんこのようにゴムで作るのもいいかもしれません。先日ご紹介した書道の入門書には「発泡スチロールで印を作る」というページもありました。

どうしても石で!!という方は書道用具店でどうぞ。問屋、卸と表記のあるお店だと数十円の印材もあります。(サイズにもよります)

普通青田石は安いですが、近年品質が下がったと問屋さんからお聞きしています。現在の青白青田石が以前の普通青田程度の品質だとか。

大型手芸店でもわりとお安く買えるようです。以前は百均でも見かけましたが今ではどうでしょうか。

腱鞘炎にならない程度に楽しみましょう。

それでは。


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#芸術 #篆書


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