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-心に響いた言葉たち②- 「変化がずっとあるということしか普遍のことはない」
標題の言葉は、私が所属する前田裕二さん主宰のオンラインサロン「メモ魔塾」における前田塾長による集中講義(3月27日(土)12:00〜13:00、メモ魔塾基礎科Facebookグループ内配信)での言葉である。
講義のテーマは「失敗研究」入門であり、その内容に関しては、ぜひ配信アーカイブをご覧になり一次情報に触れていただきたいのだが、講義中に塾長が発した上の言葉に心を掴まれたがゆえ、講義テーマとは少し離れてしまうが考えてみたいと思う。
この言葉は、苦しいときや悲しいときも、ずっとは続かないから大丈夫だよ、とそっと寄り添ってくれるようなメッセージにも聞こえるし、今あることを当たり前に思わず、日々感謝しながら生きられているか、来たるべく変化を前提に行動できているか、との問いにも受け止められる。また、自分やまわりの変化に戸惑う気持ちを、肯定的に捉え直すことができるような安心感をもたらしてくれているようにも感じる。
私は変化に弱いところがある。予想外の出来事にはあからさまに動揺してしまうし、生活リズムなど一定のリズムが乱れると、体調に影響が生じやすいなど、些細なことから大きなことまで、さまざまな変化に翻弄されやすい。
こんな自分と付き合っていくのもなかなか大変であるが、「変化があるのは普遍なこと」という自明性を予め理解し、念頭に置いておけば、変化に出くわしたときの心構えと対応が変わってくる。まさに、自分の意識と行動に変化が生じるという、変化が変化を呼ぶ現象に繋がり興味深い。
変化を避けられない人生で、人はこの瞬間がいつまでも続くことを儚く願う。
変わらず存在するたったひとつの「変化」という概念が、逆説的に二人を繋いでいるというストーリーに魅了される曲がある。
Mrs. GREEN APPLEの『点描の唄』である。
(歌詞抜粋)
いつまでも
いつまでも
続いて欲しいと願っている
手を取ることは出来ずとも
過ぎていく現在に抱きしめられている
『点描の唄/Mrs. GREEN APPLE 』
YouTubeより
https://youtu.be/rWsiVWlvw2E
今というこの瞬間さえ、気づいたときには、もう過去なのだ。けれど、時間が過ぎなければそのことには気づかないもの。
改めて、今を大切にしようと思うし、同時に、積み重なった過去にも、ちゃんと目を向けてみようと思う。そして、過去や今を生み出す種となる未来に、よろしくねと信頼の気持ちを託したい。