”📕ゆるりと読書解釈”ビジュアルロジカル・シンキング
新卒研修時にグループワークで「ロジカルシンキングとは!」について学んだ方って多いんでしょうか?懐かしいなぁ
社会人経験を数年積んだ私はクリティカルシンキングのほうがしっくりきます。
ただ、現在仕事で「考え方」について息詰まることが多くて、何かヒントがあるかも!?と思い読んでみました。
今回もためになった部分をゆるりと解釈してみました。
1.イシューツリーは効率的な仕事の進め方そのもの
仮説を立てて、論点を明らかにし、問題の解決へとつなげていくのがイシューツリーだ。大切でないことはそぎ落とし、
イシューツリーには重要ではないことは含まれていないので、やらねばならないことのみがある状態だ。
・新機能リリースができるか?
・開発体制は整っているか?
・効果的なマーケはできるか?
・収益見込みはあるか?
などに対してYESと回答できるためにはいつまでに?誰が?どのように?がみえてくるのでそれをスケジュールに落とす。
思い描いた仮説はやがて結論になるので、途中で何か不測の事態が起きても次善の仮説を立てて軌道修正が行える。
イシューツリーは仕事の質を高めてくれるツールだ。
```mermaid
flowchart TB
a[新機能をリリースしユーザー数100万人突破]
b[新機能リリースができるか?]
c[開発体制は整っているか?]
d[効果的なマーケはできるか?]
e[収益見込みはあるか?]
a-->b
a-->c
a-->d
a-->e
```
2.なぜを5回繰り返すと本質に近づける
なぜの裏返しは答えにならない!
```mermaid
flowchart TB
a[コロナ渦のインフルエンザ感染率が例年に比べると圧倒的に低かった]
b[コロナは流行っていたがインフルエンザは流行っていなかった]
c[インフルエンザ感染者が少なかった]
d[マスクや手洗いうがいをみんな意識的に行っていた]
e[コロナ感染対策として常識となっていた]
a-->|なぜ?|b
b-->|なぜ?|c
c-->|なぜ?|d
d-->|なぜ?|e
```
ということは、マスク、手洗いうがいはインフルエンザの予防に効果的であり、その文化が薄れてしまった現在はまたインフルエンザが流行してしまったのでは?にたどり着いた(インフルは変異しやすいので↑だけではないが、1つの例です)
3.言葉に騙されない、とことん考える
分かったつもりになり、思考が停止してしまう「思考停止ワード」がある。
例えば、差別化、付加価値、ビジネスモデル、ブルーオーシャン
などなど、、それ自体は悪くないんだけど丸めすぎなんじゃない・みたいな言葉だ。多用しすぎるとわかったような気になってわかってないといった事態が起こる。なぜかというと、「具体性がない」からである。複雑なことをシンプルに理解するのがロジカルシンキングだが、それでは抽象度が上がってしまう。
なので、なぜ?例えば?を繰り返すことで具体的な姿が見えてくる。
ほかにも、検討する、推進する、強化するなども「何を?」「どうやって?」が欠けやすい。
4.まずは結論から
さんざんいろいろな本で結論から述べることは大事と唱えられているが、それはなぜ?を理解しなおしたい。
ロジカルに、インパクトのあるコミュニケーションを実施するにはピラミッド構造を忘れてはならない。
自分の考えが整理されていれば、ピラミッド構造になるはずだ。上から順に説明すれば相手方も理解しやすいはずだ。
```mermaid
flowchart TB
a[開発メンバーを3名増員する必要がある]
b[新機能を半年後にリリースをしたいから]
c[既存メンバーが2名やめることが決まっているから]
d[資金調達が見込めているから]
e[新たな機能開発で顧客数を2倍にしたいから]
a--|なぜなら|b
a--|なぜなら|c
a--|なぜなら|d
b--|なぜなら|e
```
なにを一番言いたいのか?を意識して話すことが大切だ。
柔軟な考え方ができる人間になりたい!!