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映画【男はつらいよ】の恋愛結婚生活は果たして幸福なのか?

マイナスからのスタートは避けたい・・・

今回のテーマは【人生における選択】について書いてみようと思います。

突然ですが映画【男はつらいよ】で出てくる若い男女を見ると、【恋愛結婚ってムリゲーじゃないかな?】と思っちゃうことがあります。

映画で出てくる男女は当初はどちらかの片思いか、お互いそれほど惹かれあわないことが多く、主人公の寅さんは女性に片思いします。

しかしあるタイミングでこの若い男女は【ビビ!】っと電撃でしびれたようになって、一気に恋に落ちてしまいます。

そしてその次の年の新春には結婚式を済ませ、結婚報告をとら屋にしに行くというパターン。

とても美しいですし、若いカップルを応援したくなりますよね。

恋愛結婚とお見合い結婚の比率が逆転したのがちょうど昭和40年年代。

ちょうど寅さんの映画の時期と重なります。

現在、熟年離婚が増えているとニュースで定期的に話題となりますが、昭和40年代に主流となった恋愛結婚スタイルと無縁ではないでしょう。

熟年離婚の増加のニュースを見るにつけ、【一時の感情や周りの声に引きずられて人生の重大な選択をすることの危険】をつい考えてしまいます。

自由に好きな相手と結婚ができる。自由に誰かと契約ができる。好きな仕事ができる。

封建時代からすればすばらしいことです

しかし、自由だからこそ、落とし穴がある。

その穴にはまってしまいマイナススタートを避けることが人生を豊かにするコツだと感じています。

努力しても報われない人は選択が間違っている

選択は努力を凌駕する、というのが私の結論です。

なぜなら選択とは戦略であり、努力や忍耐とは戦術であるからです。

いくら兵士の個々の能力が素晴らしくても、バカな作戦本部のせいで、戦略が間違っていて戦争に負ける、というのは映画の定番のシナリオです。

その場の感情に流されて決めたり、周りの意見に流されて決めるとたいてい失敗し、これは個人の努力ではばん回できないことが多いです。

スーパーの買い物ならいいかもしれません。

しかし、人生における重要な結論はその後の何十年間を支配します
それを直感や【その場の感情】で決める、というのはかなりのギャンブルです。

私たちは色々な意味で【自由】です。

だからこそ自由の穴に落ちてしまわないよう、冷静に選択する、ということが自分を守ることにもなると感じています。

人生の良しあしは選択と共にある

人生は【選択】と共にある、と言っても過言ではありません。

どんな仕事に就くか?
誰と結婚するか?
もしくは結婚しないのか?
どこに住むか?
どんな買い物をするか?
いくらのローンを組むか?
そのローンをいつ組むか?

1つ1つの選択自体は小さくても、その積み重ねで人生の岐路は全く違ったものになります。

こんなことを言うと【わかっとるわい!】とすごまれそうです。

しかし、多くの人は今夜のおかずを何にしようかと散々と悩む割に、結婚や家の購入など大きな決断はあっさり直感で決めたりするのです。

そしてこの選択は勉強や仕事の努力をしのぐほどの影響力を持っています。

人生は努力じゃない。最良の選択をするかどうか。

職場の選択、結婚の選択、結婚相手の選択、住む場所の選択、ライフスタイルの選択・・・

選択しはいくつもあるのに、なぜか努力が実らないような選択をしてしまう。

そして誤った選択のおかげで、永遠と続く人間関係やお金のことで悩み、結局問題をかき回すだけで全く解決できずに苦しむ惨状を、私はいくつも見てきました。

高学歴なのに仕事選びに失敗した私のはなし


選択によって年収も変わるし生活スタイルや考え方までも変わる。

努力よりも選択する能力の方が大事。

こんなことを言ったら【ウソだ】と言われるかもしれません。

実をいうと私も【選択】という意味ではずいぶん損をしてきたように思います。

例えば仕事選び。

自分には価値がないと本気で思っていた時期がありました。

映画【男はつらいよ】では【労働者こそが偉いんだ】というメッセージが込められています。

私もその思想をほぼ100%信じ(今でもその洗脳はまだ抜けきってません)、全く合わないいわゆる【ブルーカラー】色の濃い職種に就いたことがありました。

学歴があれば、それ相応の仕事をすればよいのに、わざわざ高卒がたくさんいる職場に行って逆にいじめられてみたり。

そんな中で何とかこの職場で友達を作ろう、とか、みんなに受け入れてもらおう、とか無駄な努力ばかりしていました。

それでもみんなと仲良くしたかった

給料を上げてほしいと心の中では望みながら、わざわざ給料の安い職場や仕事を選び、その中で必死で努力してきました。

こっちの方が儲かる、と確実にわかっていても【自分はそんなんじゃない】と真逆の方向を突っ走っていたこともありました。


これも全て自分の選択による結果です。

日本には多くの選択の自由がありますが、選択次第で社会のひずみを一身に浴びてしまう立場になることすらあります。

こういった落とし穴を避ける方法を教えてくれる人は意外と少ないものです。

【あいつばっかりズルい】

そういわれる人は意外と自分にとって最良の選択ができる才能を持っているのかもしれません。

結婚や大きな買い物を他人が決めるという悪手

先日久しぶりに会った親戚のおばちゃんに【いつになったら家を買うの?】と迫られたことがあります。

おばちゃん世代にとっては「家や土地は資産」という思想が根強いです。

だからこそ【家をいつ買うのだ】というのは【いつ結婚するんだ?】というセリフとセットで使われます。


しかし私にとっては【家は負債】と思っているので、背負う重みがおばちゃんとは全く違います。

しかしそういう重みを知らないうちは知らずと選択を誤ってしまうこともあります。

人生の選択で一番出来の悪いのが【誰かに決断をせかされた挙句にする選択】です。

一方で【周りの推しに負けてしまい、決断を迫られ結局誤った選択をしてしまう】というケースも現実社会には多いようです。

そしてその間違った選択の中でいくら努力をしても全く報われないというムリゲーをしている人が多くいます。

結婚やローンで苦しむ人たちの共通点

例えば以前、バイトで一緒だった年上の女性は【いかに自分が不幸な結婚をしてきたか?】について永遠語る、というのが常でした。

私は彼女の身の上に同情し、ご主人とのなれそめを聞いてみると【なんか、私のことが好きだったみたいで】と案外適当(本人としては本気)だったことに愕然としました。

さらに住宅ローンでひどく大変な思いをしている同僚にも【なぜ家を無理して購入したのか?】と聞いたことがあります。

すると【実家の隣の土地を親が購入したため】と何とも受け身な姿勢で家を購入したことに驚いた経験があります。

家のローンと言えば数百万円から下手をすれば数千万円です。

自分の人生を左右するかもしれない大事な決断を【自分以外の誰かにゆだねる】ということに恐怖を感じない人がいるようです。

私にとっては目隠しをして鉄骨渡りをするようなものです。

ちなみに株式投資の1つの代表的な手として【何もしない】という手法があります。

何もしない。

つまり、その日は株を買わない。という手法です。

地合い(相場)が良くない時はあえて手を出さない。選択しない。これも一つの立派な手です。

これを人生の選択に置き換えれば、親や親戚、周りの人間など誰かから決断を迫られても【決断しない】という手もあるのです。

大事ななのは【自分にとって良いタイミングで決める】という事なのではないでしょうか?

最後に


これも選択の一つ

今回のテーマは【選択の大切さ】について書いてみました。

実はこれを書いたのには理由があって自分自身

なぜか失敗するような選択を自らしていた

ということに最近になって気づいたからです。

この原因の根本にあるのは【自己評価の低さ】であると自分では分析しています。

自分に価値がある

実は私がこう思えるようになったのはある本との出会いなのですが
もしよければこちらも読んでいただければと思います。

という訳で次回は【自己評価を上げるには??】を書いてみようかと思います(気が変わらなければ)

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