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いざというときの備えを考える(私のお金の話)

今回のテーマは【いざというときの備え】について。

はっきり言って私のお金の話です。

結論から言えば【常にプランBを用意しておく】これが大事ということです。

プランBというと【ドラマの話しじゃん】と思う人もいるかもしれません。

私はとある出来事から常に何かをするときに【プランB】を考えるようになりました。

プランBとは今の仕事がうまく行かなくなった時の代わりのプランのことです。

多くの人はこれがないばかりか、収入の多くを無計画にローンやカードのリボ払いに充ててしまいはたから見ているとハラハラすることもあります。

もし収入がなくなったらどうやって支払うつもりなのでしょうか?

という訳で今回はプランBについて私の体験談などを書いてみようと思います。


結婚すれば食わせてもらえるからいいじゃん!の甘え


旦那に食わせてもらえるからいいじゃん】

40代で主婦になってからというもの、もやもやする言葉を何度か浴びせられてきました。

最近私に言ってきた女性は自称メンヘラ女子で、短期間で何度も彼氏と付き合っては【重すぎる】という理由で別れ話をされるというのが悩みでした

そんな彼女にとっては【結婚している】=【相手にどっぷり依存できる】【相手から無条件に搾取できる】と都合よく自動変換されているようです。

そんな彼女を受け止めてくれる男性が現れるのを願うばかりですが、私の場合はもう少しシビアに見ています。

以前の記事で描いているように、私にとって結婚は軍隊みたいなもんです。

専業主婦の私がプランBを常に用意するわけ

プランBを考えておく、と言ったらあまり共感されないかもしれません。

しかし専業主婦である私がプランBとしていくつか自分のビジネスをほそぼそやっているのには理由があります。

一つは【いざというときのため】です。

いざ、というのは専業主婦にとって離婚かもしれません。

しかし私の場合はどちらかと言えば本業(自分とパートナー)が落ち込んで収入が激減したときの保険です。

ビジネス最前線に立つパートナーが劣勢に立たされたら、補給部隊である私も当然いったん退却しなければなりません。

退却して作戦を練るのです。その時に役に立ってくるのが平時から少しずつ準備してある【プランB】です。

つまり、本業やパートナーの収入が一時的に落ち込んだ時に代わりの収入となるような自分のビジネスをほそぼそする。

とくに自営業や会社経営をされている方なら特に大事な発想だと思っています。

なぜ貯金するだけじゃダメなのか?

こういう事を言うと【じゃあ、貯金を頑張ろう】という人がいます。

もちろん私も大賛成ですが、不十分です。

老後2000万円問題などありますが、老後の不安を解消するのに貯金だけでは根本の問題を解決していません。

なぜなら貯金は使うことで【減ってしまう】という致命的なデメリットがあるからです。

  • 1億円持っていて毎年300万円ずつ減る(生活費として使う)

  • 毎月25万円ずつ入ってくる(年間で約300万円入ってくる)

生活費レベルで見ればどちらも全く同じ月25万円生活です。

しかし貯金がどんどん確実に減っていくのは恐怖です。

大事なのは【毎月入ってくるお金】を確保すること


お金がいくら手元にあってもキャッシュフロー(毎月入ってくるお金)が無くなっていくと人間パニックになります(体験談)

私も体験しましたがゆであがっていくカエルのような気分です。

毎月入ってい来るお金が確実に減っていく。

防衛本能からか、なぜか貯金には絶対に手を付けてはいけないような気持になり勝手に精神的に追い詰められていきました。

こういうとき【生活レベルを落とせばいいじゃないか】という人がいます。

もちろんその通りです。

しかし、資本主義経済に生きている我々にとって【最低限の固定費】は必ずかかるのです。

そのために【毎月確実に入ってくるキャッシュフロー】が必要になるのです。

いざというときのための備えとは、この【キャッシュフローの口】をいくつも確保することなのです。

私が窮地に陥った時(パーになった話)


コロナによる自粛で多くの店がつぶれました。私のサロンもその1つです。

今までうまく行っていた事業がちょっとした地合いでうまく行かず、閉店に追い込まれる様を実際に目の当たりにしました。

そして私はこういったストレスからある日、頭がおかしくなりました。

忘れもしないコロナによる自粛が始まってからの2020年10月のある夜。

夕食を取っている私の頭に空から雷のような電撃が走り、私はパーになりました。

ちょうどコロナで店のお客さんが激減し、サロン自体も閉店しようかと思っていた矢先。

思った以上にサロンにお金をかけていたこともあり閉店費用も当時の私にとってはかなりの額でした。

そして何より私の分身のようなサロンを閉めてしまうということは自分の一部がそがれてしまうような痛みでした。

何とかサロンを立て直そうと必死で色々やりました。ネットでほかの集客方法を探したり、バイトをしたり。

かなり追い込まれていて休憩すら取らずに仕事をする日々でした。

そういったストレスと大事なサロンを失うストレスで私の頭は雷に打たれたような電撃が走り、それから頭がパーになりました。

頭が雷に打たれたとき、【この苦しい生活が80歳までこのまま続き、私はこうやって生涯を終える】と一瞬80歳になったような気持ちになり

そのまま大声で叫びながら夜中の道に飛び出してしまいたいぐらいでした。

その日はとても精神が不安定で発作的に自分がビルから飛び降りてしまうのではないか?という恐怖におびえながら就寝したのを覚えています。

そしてこの不安症状は今後3年にわたって私を苦しめることになります。

こうやって書くとこれは【かわいそうな話】かもしれません。

しかしもしこの時【ほかのビジネスから定期収入】がそこそこ入っていたらここまでは追い込まれませんでした。

全てプランBを日頃から用意していなかった私の完全なる落ち度です。

必死になった時、人は必ず自滅する

困った時、【周りの人が助けてくれたらなぁ】誰でもそう思います。

しかし必ず死ぬと書いて【必死】

必死になった時、必ず自滅が訪れます。

必死になった人に誰も寄ってきません。だから自滅するしかないんです。

もちろん私もそうでした。

周りは助けてくれるどころか、手を平を返したような冷たい態度をとる人が多かったです。

  • なんでこの時期にサロンなんかやってるんだ

  • なんでもっと早くサロンを閉めなかったんだ

  • なんでサロンに使うお金をもっと違うことに使わなかったんだ

おぼれている犬をみんなで叩け

これはどこかの国の格言だそうですが、まさしくこれです。

必死の状況になったら負けなんです。

こういう状況を回避するためにプランBを用意する必要があると思っています。

ちなみにコロナは100年に一度の出来事かもしれません。しかし、こういう事は必ずまた置きます。

  • 震災などの天災

  • 日本の景気後退

  • アメリカのバブル崩壊

  • 生活変化による需要減少

  • 競合の増加

  • 戦争

実はこういったリスクは常に存在する訳で私たちはそれを見ないようにしているだけです。

私もその一人でした。

しかし、そのリスクをかぶってしまった私にとってプランBは保険のようなものと思っています。

いざというとき身内はほぼ100%当てにならない(逆に邪険にされる)

いざというときの備えに【困ったら身内に頼む】という方法があります。

これを読んでる人が10代や20代ならいいかもしれません。
ご両親も若いですし経済的にも精神的にも余裕があります。

しかし40歳を超えてくると状況は変わってきます。

困った時に頼れるものは身内だよ

これは身内が家業で商売をしているなら当てはまると思います。

家族の結束とか、最後は身内が一番とか。

私もそういう言葉が大好きでしたし、信じていました。
家族ドラマも見過ぎかもしれませんが、信じていました。

しかし実際私を待っていたのは、厄介者は排除すべし、という【単なる共同生活グループ】になってしまった家族でした。

特に共働きがスタンダードになった現在、時間的、金銭的、精神的に余裕のある人は少ないです。

各々がどこかの会社の従業員としてめいいっぱい働いている状況で、おぼれたメンバーを助けられる余力のある家族がどれだけあるでしょうか?

さらに組織は異物を排除しようとします。

それは家族でも同じ。

一度落ちぶれて問題を抱えたメンバーを、一族は【異物】とみなし排除しようとするのは自然なことかもしれません。

今回のサロン閉店に追い込まれた際に私は一族から【異物】として徹底的に排除されました。

そもそもサロンを開いたこと自体を責められることもありました。

経営の判断を誤ったのではないかと責められることもありました。

そしてコロナだからそもそもなぜ閉店しないのかと責められることもありました。

今思い出しても他人でも言わないような強烈な言葉を浴びせられたと思います。

異物として見られたとき、身内は他人以上に強烈にそのメンバーを攻撃することがあります。

これは私の体験談なのですので、すばらしい身内をお持ちの方は当てはまらないかもしれません。

しかし事業を自分でやろうと思っている方は是非参考にしていただきたいです。

私がやってきたプランBのはなし


ここまで書くと【じゃあ、プランBって何なの?】と怒られそうです。

そこで私がサロンを失い収入が激減したときに何とか食いつないだ方法をいくつかご紹介します。

役に立つかわかりませんが・・・でもこれが私のサバイバルです。

SNSによる発信やブログの作成(知的労働)


SNSやブログはキャッシュフローを生み出してくれる最も簡単な方法のうちの1つです。

私はコロナになる以前からこういったブログやSNSでの発信を続けていました。

そのため、コロナの際には月数万円ですが仕事がない時にも収入として生活を支えてくれていました。

ブログやSNSの収益化は時間がかかるので何もない平時の時からコツコツ準備しておくのが大事です。

note執筆(知的労働)

noteで自分の培ってきた専門知識をまとめ、数百円~数千円で販売しています。

こちらもブログ同様、収入が激減したときにほそぼそではありますが私の生活を支えてくれました。

コツは【煽り系】ではなく【読者の知りたいことをきちんと書く】という音です。

こちらも商品を作るのに時間がかかるので平時の時からコツコツ書いておくといざというときに助けてくれます。

週2のバイト(単なる労働)


収入が激減したときに上の2つと同時並行でやっていたのが【バイト】です。

バイトのすばらしいところは【時給】です。

働いた分だけお金がもらえる!すばらしい!

こういうことを書くと当たりだろ!と思うかもしれませんが、そう思う人は感謝が足りないと正直思います。

自分で事業をやっていると【働いた分だけお金が発生する】訳ではないからです。

ちなみにバイトの内容は【企業の受付】でした。

このバイトのおかげで数年間、食つなぐことができました。
社長には本当に感謝しています。

週1のバイト(専門分野を生かしたバイト)

ちなみに週2のバイトのほかに週1のバイトを入れていました。

同業者に頼んで、彼女のサロンでヘルプとして働かせてもらっていました。

理由はお金もありますけど・・・【自分のサロンをもう一度立て直すため】というのが一番の理由です。

その同業者のサロンはコロナでも負けず流行っていたし、売り上げも上がっていたので勉強させてもらう気持ちで働かせてもらっていました。

いざというとき助けてくれるのは仕事の【薄い知り合い】

私の経験上、一番助けてくれたのは仕事上の【薄い知り合い】でした。

例えば企業の受付のバイトです。

もともとその企業と契約をしていたことがあり、社長(女性)知り合いでした。

その関係もあってダメもとで面接を受けさせてもらいました。

私の状況などに同情してくださったのか、何とか雇ってもらい働くことができました。

正直、辞める時は色々あったものの、やっぱりその社長には感謝しています。

さらに私のサロンが危なくなった時に一番心配してくれたのも【近所の社長さん】でした。

このころがあってから、買いものをするときも出来るだけ知り合いのところから買うように心がけています。

身内から受けた冷酷な仕打ち

逆に身内や知り合いには逆に手のひらを返したように冷酷な仕打ちを受けました。

なんでサロンなんてやってんだ
なんでもっと早く店を閉めなかったんだ
そもそも好きなことを仕事にすること自体間違ってる
わがままのツケだ

彼らの多くは従業員(employee)です。自分の時間を切り売りしてお金をもらう事しかすべを知らない人たちです。

彼ら【雇われ人】が持つ底知れぬ嫉妬の深さや失敗した者への冷酷な仕打ち。

私は決して忘れません。

大変な思いをしている人に無言で立ち去るならまだしも、傷口に塩を塗るような言動をわざわざしてくる人もいるほどです。

2度とこういったことがなよう、臥薪嘗胆(がしんしょうたん)で自分のビジネスを立て直しているところです。

同業者の仲間は大事にすべし


また同業者の仲間にも救われました。

同業者というと【競争相手】【ライバル】と思って敵視しがちですがそれはナンセンスだと思います。

同業者が多いほどお客さんも増えますし、自分の仕事も増えます。

稼いでいる同業者ほどスタッフを欲しがりますので、困ったらそういうところに頭を下げて雇ってもらえばいいのです。

今回のことで同業者のありがたさを感じるとともに、自分を守ってくれるのは【仕事と仕事にかかわる人】なんだと改めて感じました。

私が今やっているプランB。それは【投資】


現在はサロンの再建を断念し、現在は執筆作業中心で生活しています。

もちろんプランBも忘れてはいません。

現在私がやっているプランB。それは投資です。

専業主婦で執筆作業が中心。

はたから見れば完全に【ニート】です(わたしの中でニートは誉め言葉です)

もともと投資は忙しい人がやるものではなく、【金があって時間もたっぷりある】人がやるものです。

現在は少額から始められる投資も少なくないので【たっぷり時間だけはある】私にはうってつけなのです。

例えば

  • 株投資(デイトレ&中長期)

  • 金投資

  • 銀投資

  • アンティークコイン

ほぼ現物ばかりで【ヒヨってんのか!?】と思われそうです・・・・

投資は負けないことが大事なので、楽しみながら少しずつがいいと思っています。

終わりに~プランBはいざというときにあなたを助けてくれる~


今回は私がやってる【いざというときのための備え】について紹介しました。

具体的には【プランB】を平時から準備するなど、本業の収入が減ってもある程度カバーでいるビジネスを準備しておくということです。

さらには知り合いに働かせてもらう。

これも非常に有効でした。

薄い知り合いに【働かせてください】と頼むのは気が引けるかもしれません。

でも大事なことは【お願いします】と真摯に頭を下げる姿勢だと思っています。

そして今回のことでわかったのは【身内は頼りにならん】ということです。

こんなことを言うと【甘えだ】【当たり前だ】と言われるかもしれないです。

でも私の場合、ことあるごとに【身内なんだから】という理由で行きたくない行事に参加したり、お金を払ってきたり、さらには彼らの言うことに何十年も従ってきました。

しかし私が追い詰められ、救いを求めたときに彼らの答えは【非難や罵声といった冷酷な仕打ち】だけでした。

別に身内からお金をもらいたかったわけではありません。

ただ【大変だね】【頑張ってね】
うわべでもいいのでそういう言葉をかけて同情してほしかったです。

普通、知らない人にだってそういう言葉をかけられますよね。

でも実際は逆でした。

これは私の人生の進路を大きく変える出来事でした。

おまけ~目指すは家業型ビジネス~


歴史を見ると家族は家業を持っていました。

農家は先祖からの土地に家業として作物を育て、それを売って生計を立てていました。

お店もそうです。大店(おおだな)では雇い主家族だけでなく、使用人も家族として記録されていたそうです。

しかし現在はそういった家族は解体されてしまいました。

家業も何もない、単なる【同居するだけのメンバー】。

それぞれが仕事や学校など朝早く出かけて行って夜数時間一緒に過ごす。私の目指す家族像とはだいぶかけ離れています。

ここまで解体されてしまった家族に社会福祉の受け皿はありません。個人が自分の力で這い上がるしかないのです。

昨今、地元を離れ上京している地方の若い女性が増えている背景には、こういった本当の意味での家族が解体されてしまったのも原因の1つではないかと感じています。

そして単なる【同居メンバー】となってしまった集団にとって【身内だから】という言葉は、私のような下のものを都合よく便利に使う【暗示の言葉】になってしまいました(個人談)。

血は水よりも濃い。

それは他人に比べたら身内の方がまだ信用できるだけの話。しくじったらたちまち異物として排除されてしまうのです。

そして今回のことで私が本当に大事にすべきは【ビジネスを共にしている人たち】であったことに気づきました。

もちろん家業でビジネスが出来たら最高だと思っていますし、挑戦する価値はあると思っています。

これを読んでいるあなたも是非プランBとしてのビジネスに挑戦していただきたいです。

そしていざといときのための備えを万全にしていただければと思っています。

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