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副業農業のポイント

こんにちは!シェフズファームのSHIGEです

今日は副業で農業をするためにどんなところがポイントになってくるのかと言うお話をしたいと思います。

副業農業者が考えるべきポイントとは?

まず前提として本業が別にあるという状態でお話をしたいと思います。
本業があると言う事はそちらにかかる時間、スケジュール等があると思いますが、農業を副業とするにはその空いた時間を有効活用する必要があります。
空いた時間が定期的にある方は意外と副業農業はやりやすいじゃないかなと思いますが、私の場合結構不定期なんですよね。
あと農業で1番大事なことって天気や自然の状況なんですよ。当たり前ですが、、、
いくら作業ができるタイミングがあったとしても、その日が雨だとか風が強いとか、台風とか雪など、様々な自然条件があると思います。その条件と自分が作業ができるタイミングがうまく噛み合うと効率よくやれますよね
私の場合、不定期ですのでなかなかタイミングがうまく合わないと言う時期もあってすごく悩みました。

この天気や自然の状況等は自分でコントロールすることができませんので自分でコントロールできるスケジュール管理または作業工程をしっかりと考える必要があると私は思ってます。

スケジュール管理と栽培計画

では具体的に私がどんなことを考えたのかというところをお話ししたいと思います。今年から始めた新規”副業”就農者ですので、あまり参考にはならないかもしれませんし、今後変わっていく可能性ももちろんあります。

まず第一に野菜作りにおいてどのような工程があるかをしっかり調べました。家庭菜園とは違いあくまでも業(商売)として収入を得ると言う前提で考えています。
商売でモノを売るには原価と売価の関係がすぐ浮かぶと思います。
売上=売価×個数 利益=売上ー経費(原価+人件費+その他経費)
まずこの原価に関してなんですけれども、もちろん種から育苗して栽培する方が1つあたりの原価というのは安く抑えられますよね。
この手間を省くために苗を購入すると言う方法もあるんですけれど、そうしてしまうと苗代(原価)がかかりすぎて売価設定を上げて利益を確保するか、もしくは利益が下がることになると思います。
なのでなるべく原価と経費をかけずに最大限の利益収入を得る方法を模索しました。
その結果、種から植え付けて育苗し、そして畑へ定植、そのまま収穫まで大事に手入れをしていくこの方法をとりました。

しかしながらこの方法だと育苗の手間が掛かってきますね。
そこで考えられる手間を省く方法として、野菜を育てる流れ以外の作業を極力効率化するという方法があると思います。

例えば草取りの手間を省くには、畝にマルチをかけたり、その他雑草が生えてこない環境作りをしていくことになります。

また水やりも効率化する方法があります。この水やりについてはまだ私も実践していないので今回は飛ばしますが、水やり時間がタイマーがセットできるスプリンクラーなど、そういった機器を使うことでその場所に行かなくても自動で水やりができるというシステムを組むことも出来ますよね。

効率化とは言っても、結局空いた時間に畑に行って何かしら畑弄りやっちゃったりしてるんですけれどもね。

野菜作りの人件費はどう考える?

野菜を販売することに関してもう一つ考えなきゃいけないのが作業の人件費ですね。
1つの野菜にどれだけの原価がかかり作業時間をどれだけ費やしたか、その数字を出した上で売価が設定できれば最高なんですけどね。
野菜の売価と言うのは私は自分である程度コントロールできるんじゃないかなと思っています。付加価値を付けたり、実績を積んでいくことである程度はコントロールできると考えていますが、時間が掛かりますね。
また、販売する地域の市場調査をしっかり行いこの時期にこの野菜はいくら位で取引されているというのを調べあげていくということが、かなり重要なんじゃないかなと思います。出荷量が多い時期を少しずらしたり(あんまり大きくずらすと旬を外しすぎて売れなくなるモノもありますね)することで売価を下げずに済むこともあるかなと思います。とはいえ買ってくれるお客様のことを考えるとあんまり極端な売価設定では難しいですよね。

野菜は買い手を先に見つけて栽培する。

「売れる野菜を作る」これを副業農業としては考えていかなきゃいけない一番のポイントなんじゃないかなぁと思っています。

この辺のことをしっかり考えた上で、どんな栽培方法を取るのか自然農法にするのか有機栽培にするのか、はたまた化学肥料を使って効率よく野菜を作るのか、その辺を判断していくと思います。

そこで今回私はまず無農薬有機栽培を始めて土を作っていきつつ、順次自然栽培、不耕作自然栽培へと移行していこうと思っています。
まずはマルチを貼って手間をかけ野菜を栽培していき土の状態を見ながら順次自然農法へと移行していきたいと思っています。早くても3年から5年ぐらいでしょうか、場所によってはもっとかかるかもしれません。
そのために野菜の種類も固定種、在来種になるべくこだわり、自家採取して種を取りそれをまた植え付けてを繰り返す。こうすることでかかる費用も抑えられていくのではないかなと思っています。
何より、私が販売先としているお客様は「健康への意識が高く、より安全に、より安心な野菜を食べたい、使いたい」というお客様を対象(ペルソナ)にしているからです。

短期計画と中長期計画

新規で就農される方の多くは、現代の食生活に関心のある方も多いと思います。パーマカルチャー 的な生活、環境に優しい循環型社会、そういった意識の高い方が野菜作りに挑戦されると真っ先に「自然農法」的な栽培を意識されていると思います。私もそうです。

でも、現実的課題として「収益を上げること」が前提にある場合、いきなり自然栽培を始めるのはハードルが高いなとやってみて感じました。
まずはしっかりとした栽培ができるスキルを磨きつつ、本当なら使いたくないビニールマルチを使いつつ、いい土を育てていき、少しずつ使用量を減らしなが理想とする「自然栽培」へと進めていけたらいいと思います。

短期目標としては栽培スキルを磨く、農業の流れや先人の知見を習得していきながら市場調査、販路の確保、ファン作りを中心に活動する。
中長期的目標としては、使用資材を減らしつつ、作業効率を上げる、手間を省ける方法を模索、実践しつつ、環境や未来へ繋がる生活を送れるよう工夫していくといった感じで考えています。

そんな理想論なんてと言われそうですねw


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