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2泊3日の小旅行の3つの目的

1月3日は早朝の5時に目を覚まし、ゆっくりと身支度を始める。身支度を終えたら毎朝欠かさずに摂取しているプロテインを加えたオーツを食べることは欠かさないし、体と頭を目覚めさせるための軽いヨガも継続させている。

どんな一日の始まりでも、2ヶ月前から健康維持を目的として取り入れているルーティンが、確実に習慣化できていると実感できる。肉体的な変化による結果よりも、心が落ち着く瞑想に近い行動の習慣化により、毎日じんわりと内側から嬉しい気持ちになれる。

昨日準備した小旅行に持っていくラザニア、鴨のコンフィとポム・ブーランジェ等は、二つの大きいクーラーボックスの中に、保冷剤とともに詰む。準備ができた荷物から少しずつ車の中に詰め込んでいく。

出発する時間はまだ暗闇に包まれた午前8時台。その時刻に合わせて妻も6時半頃起床し、身支度を全て終えてから息子を起こす。寝起きの機嫌がまちまちな4歳時は、ギリギリまで布団の中に寝かせておき、ある程度の自分たちの出発の目処が立ったところで息子を起こす作戦は、段取りとしては完璧だと思う。

車の荷台に荷物を詰め込む作業は僕の役割。みんな荷物を受け取り、大人3人分の荷物と息子の着替えの入ったリュックに、道中に必須なスナック菓子や飲料水、そして夕飯2食分が入った2つの大きいクーラーボックス。

限られたスペースにそれぞれの荷物や旅に必要な荷物等を、自分自身で把握できる場所のきれいに詰め込む作業はなんだかとっても楽しい。

それだけで長い道中も僕の性格上、安心して楽しく運転できる。

さて本日宿を取っている街は、フランスは北西部に位置するアンジェという大きな街。

この街を宿泊地として、食道楽なS氏も交えての1月3日(金曜日)から5日(日曜日)まで2泊3日の小旅行がスタート。

自宅を出発できたのは8時を少し回ったところ。ただ自宅近くのバイパスに乗り込む前に、バイパス手前のパン屋にて、みんなの朝食代わりのヴィエノワズリーやコーヒーなどを購入していたので、出発は30分ほど遅れての旅の始まりとなった。

今回の旅の目的は、大きく分けて3つ。

1つはワイン産地でもあるヴァル・ド・ロワール地域の、シノン、ソミュール・シャンピ二ー、そしてソミュールを中心として、生産者・生産地の訪問。もともとこれらの生産地域のワインは、フランスワインを代表とするボルドー地方やブルゴーニュ地方に比べたら圧倒的にマイナーな生産地域。

ただどこのマイナー生産地域でもそうかもしれないが、情熱を持つ生産者の想いに加えて、生産地域の歴史的な背景やストーリーが魅力的な場所は数多くある。

僕にとってその一つが、赤ワインはカベルネ・フラン、白ワインはシュナン・ブランで造られるソミュール・シャンピ二ーを中心としたワイン生産地域なのだ。

日本に一時帰国し、食道楽のS氏にこれらの話をしていたこともあるが、今回彼のフランス滞在に合わせて訪問先の一つに選んだ経緯がある。

2つ目は日本人でも多くの人が知っているフランスの修道院で世界遺産でもあるモン・サン・ミッシェルを訪問すること。

モン・サン・ミッシェルはほんの数ヶ月前に、息子が本で読んで知り、興味をいだいていた場所。宿泊地のアンジェから北上して、車移動でも2時間ほどの移動距離に、家族でフランス北部の旅行は未体験ということもあり訪問先に選んだ。

また妻の強い希望と個人的には道中も普段とは違う景色が見れるワクワク感も重なり、2日目にモン・サン・ミッシェルへ行くことにした。

そして3つ目は宿泊地であるアンジェの街の散策。

ここでは特に下調べを全くせずに、気軽に世界遺産にもなっているアンジェ城や街の中心地の散策が目的。

ただ妻は違う。

実はこの街の中心地には、日本人女性が営んでいるブーランジュリーがあり、しかも宿泊地のアパートメントホテルから徒歩で10分もしない距離にある。

SNSはXにて、以前からこの女性の活動を追っていた妻は、この女性が作るパンを味わうことはもちろん、彼女が営むブーランジュリーの訪問を強く希望していた。

あえて今回の小旅行の目的を上げるとしたら、この3つが目的になる。

さて次回から細かく旅の内容や、個人的に収穫できたことの報告です。

でも僕個人として言えば、どんな旅行先でも美味しい料理から珍しい食材・郷土品の発見、そして心を揺さぶられるワインに出会えたら、距離や場所なんか関係なく、感動できる旅行になるんですよね。

Chef Ichi


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chef ichi
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